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独学でCCNAに合格した話

こんにちは。
ケイタと申します。
来年の2022年春からSEとして働く予定の者です。

先日CCNAという資格を受験し、無事合格しました。
(ちなみに、得点は941点でした。)
ということで、受験までに取り組んだ勉強方法や当日の注意点などをまとめてみました。
記事を書くのは初めてなので拙い文章かと思いますが、どなたかの役に立てば幸いです。

また、私のCCNA受験前のネットワーク分野の学習歴は以下の通りです。
  ■大学の学科は非情報系
  ■基本情報技術者試験は合格済み
参考までに。

1. CCNAの概要

CCNA(Ciaco Certified Network Associate)とは、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器分野において高いシェアを誇る、シスコシステムズ合同会社による認定資格の1つです。
ネットワークとシスコシステムズ社製品に関する基礎知識が求められる資格であり、ネットワークエンジニアの登竜門的な資格としても知られています。

また、資格の種類としてはベンダー資格です。
そのためか、基本情報などの国家資格に比べると受験料が高く、私が受験した時の受験料は33,600円(税抜)でした。

試験はCBT(Computer Based Testing)形式という形式で行われるため、テストセンターが空いていれば任意の日に受験することが可能です。
試験予約は前日まで可能ですが、土日祝日は早めに満員になってしまうようなので、できるだけ早めに予約しておくと良いと思います。
ちなみに、私が予約したのは5日前でしたが、受験予定日が平日だったためか、好きな時間を選べました。

2. 勉強方法・勉強時間

私の勉強方法は、主に書籍を用いた独学でした。

勉強時間は大体200時間くらいだっと思います。
途切れ途切れで勉強していたため、受験にするまで時間がかかりました。

勉強の流れとしては以下の通りです。
  (1)入門書を一通り読んで、ネットワークの知識を軽く入れる。
    (書籍【1】)
  (2)使うCCNAの対策本を決め、がっつり試験対策をする。
    (書籍【2】)
個人的に、軽く基礎知識を入れてから深めると理解が早いように感じているので、資格試験の合格を目指す時はいつもこのパターンで勉強しています。

勉強に用いた書籍は以下の2冊です。
  【1】3分間ネットワーク基礎講座 改訂新版
  【2】CCNA完全合格テキスト&問題集 [対応試験]200-301
書籍の概要と読んだ感想について、以下にまとめます。

【1】3分間ネットワーク基礎講座 改訂新版

ネットワーク学習の入門書として私が初めて読んだ書籍です。
この本の文章は「とある研究室の博士と助手の会話」という形で書かれており、全体的に読みやすく感じました。
ただ、初版が2010年と少し古く、内容としてはOSI参照モデルについて一通り説明するくらいです。
そのため、CCNA学習の入門書としては他の本(ゾウさん本など)の方が適しているかもしれません。
ネットワーク学習の入門書としてはありだと思っています。

【2】CCNA完全合格テキスト&問題集 [対応試験]200-301

私はこの本のおかげで合格できたと言っても過言ではありません。
内容は2020年2月からの新試験に対応、図や表を多く用いた丁寧な解説、模擬試験2回分収録と盛り沢山です。
この本を一通り読み、章末問題の解答の意味を理解し、模擬試験が7,8割とれれば、自信を持って試験を受けて良いと思います。
(ちなみに、私は本試験での正答率は90%を超えましたが、模擬試験の正答率は2回とも75%ほどでした。)
ただ、ページ数が800ページ超えと分厚いです。
中々終わりが見えてこないため、モチベーションの維持が大変でした。

また、他の勉強方法として、Ping-tというWebサイトの練習問題を解いたり、ルーターを購入して実際にコマンドを試したりしている方もいるようです。
書籍を用いた勉強が苦手な方は、それらの方法を試してみると良いかもしれません。

3. 試験当日の注意点

試験当日の注意点について、箇条書きで以下にまとめます。

■私物の持ち込みは原則禁止。
 →試験中は飲み物を飲むことができないため、あらかじめ飲んでおくと良いと思われる。
■メモや計算用として、A4のホワイトボードとペンのみが支給される。
 →消しゴムのようなものは支給されないため、一度書いたら消せない。
  書き足りなければ、職員の方に新しいボードをもらうことが可能。
■試験問題を一度解答して次の問題に進んだら、戻って解き直すことができない。
 →第1問〜第102問までを順番に解いていくしかないので、ケアレスミスに要注意。
■問題文や選択肢において、理解しにくい日本語訳があった。
 →個人的に、理解できないほどの問題文、選択肢はなかった。
  丁寧に読めば、大体理解できるはず。
■問題文や選択肢において、書籍では英語で書かれている単語が日本語訳されて書かれていることがあり、少し読みにくかった。
 →「ダイナミック」を毎回「動的」って書くみたいなことがあった。
■300点〜1000点の範囲での採点結果は、試験終了直後に会場で使っていたPCの画面に表示された。
 →試験終了直後以外に採点結果を確認する方法は見つからなかった。
  各項目毎の得点率や合否については、スコアレポートやWebサイトで確認できた。

なお、上記の注意点は私が思い浮かんだもののみを記述しています。
上記の他に注意点が思い浮かんだ方がいたら、どこかしらで発信していただけると今後CCNAを受験する方の力になるかもしれません。

4. 感想

CCNAを受験してみて、使っていながら理解していなかったネットワークの仕組みの一端を知ることができ、良い勉強になりました。
また、分厚い参考書を読んで独学し、本番では割と高い得点率で合格できたのは嬉しかったです。
今回受験で資格勉強に対してまた一つ自信がつくとともに、知識が増えて達成感を味わえる資格勉強は楽しいなと感じたので、今後も興味がある資格があれば挑戦していこうと思います。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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