バナナ

禁断の果実…
旧約聖書にかかれた知恵の木の実はバナナだったのではないかという説があります…

禁断の果実はリンゴ説、イチジク説、バナナ説とあるのですが…
リンゴはヘブライ語の誤訳であることが分かっています…リンゴの原産国も寒冷な中央アジアであるといわれており…エデンの園があったとされるペルシャ湾岸では育たないのです…

マケドニア人のアレクサンドロス三世はインド遠征でバナナを見たときにイチジクと記したとのこと…
また、アラビア語で書かれたコーランに出てくる楽園の禁断の果実はバナナだと考えられておりヘブライ語の聖書ではエバのイチジクと書かれているとされております…

このことから禁断の果実はバナナであったということで間違いないと私は睨んでいます…

読者の皆様はあんな細長いものをイチジクと呼ぶわけがないと思うかもしれませんが…
昔のバナナは皆さまが口に運んでいるような現代のスーパーに並ぶ細長いものではなく、でっぷりと貫禄のある丸いものでした…
野生のバナナを見てみると大きな種がたくさんありイチジクと呼んだとしても不思議ではありません…
現代の美味しいバナナは何世紀も交配を続けて美しいフォルムとスタイリッシュな種になっていったのです…

昔はバナナは美味しくなかったのでしょう…今も主食として原種に近いバナナを食べる地方では焼いたり、あげたりして食べるのですが木とも草ともつかず(バナナは草ですが…)普通に食べても美味しくないが手を加えるとおいしくなる果物…
禁断の果実の別名…知恵の木の実を想起させるにふさわしかったのでしょう…

最近は熱くなってきました…毎日、冷凍バナナにむしゃぶりつく日々でございます…
バナナを咥えながら古代に思いをはせれば…アダムとイブの心持になり…「いやん」と股間をおさえたところで妻が書棚に入ってまいりました…
赤面した私はそっと妻の口をふさごうと冷凍バナナを差し込みました…