上福万のサイノカミ
鳥取県西部の道祖神
米子市日野川以東
目印
ありません
対象
双体道祖神
参考
塞神考 No.379
石に刻まれた祈り2 No.47
積み石と水神について
パッと見石垣に見える程大量の川石。
塞神考で森氏も書いておられましたが、サイノタワ(賽の峠)的な習俗の名残りだと考えられます。
現在はこれといった行事の行われていないサイノカミさんに対して、隣の水神さんは現役。
献花と、焚いてあるお線香をよく見かけます。
サイノカミさんの方でも昔はよく火を焚いていた…
と通りすがりのご老人が呟きながら去ってお行きになりました。
依り代について
大きな立石の上に、これまた大きな笠石が載せてあります。
バランス的にドキドキしますが、まぁ大丈夫なんでしょう…
立石の正面に素朴なタッチで線刻されてるのは双体神立像。
向かって右の男神は笏を所持しており、左の女神はわかりません。
…が、実はこちら湯口の泉に同図案の双体道祖神があり、このことから非っ常~に見え難いながらも女神が扇を所持していると推測することが出来ます。
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