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恋しいのは雨の日の静かな午後

明るい日射しが、朝5時過ぎに東の小窓から刺さってくる。
鋭い感じがする。

夏の太陽の明るさが心にフィットしにくい日があって
苦しくなるときが、ある。
頑張らなきゃいけないのかな、元気に振舞わなきゃいけないのかな
そんな憂鬱。

でも、この頃は朝の太陽の光に少し友好的でもある。
やはり朝日は眩しくて、パワーがある。
体に受けると、パワーが染み込んでくるような気もする。

だけど、雨の日が恋しい。
しとしと降っている音が、部屋に静かに響く。
ピアノの繊細なジャズを聴きながら、お菓子を作る。
ネイルケアをする。
窓辺に寄りかかって、読みかけの本を読む。
美味しい紅茶を淹れて、お菓子をつまんで。

雨の音の美しさが恋しい。
雨の日のグレーの景色が恋しい。
ハマスホイの絵のような静かな営みの世界。

それが恋しい。
漠然とした憂鬱さは、12ハウス土星の私のデフォルトモードか。
雨の日の静かな午後、うっとりとして、空に共鳴する。


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