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東京に雪が降った日にバンド・オン・ザ・ランを聴く(2024/02/05の日記)

6時起床。今日も寒い東京地方。
今日は朝から雨が雪に変わり、午後から本格的な雪になった。
小学校から「下校時間が早まる」という連絡があった。
多分雪は積もるだろう。明日は外出が難しいかもしれない。

バンド・オン・ザ・ランがまたしても再販

Band On The Run
Band On The Run

ウイングスの、そしてポールのビートルズ以降のカタログの中では最高傑作の部類に入る素晴らしいアルバムです。
もう何度もリイシューされていますが、50周年記念版が2024年にリリースされました。
二枚組CDで、一枚目は「いとしのヘレン」を収録したアメリカ版仕様に準じたもの。
そして今回の目玉の二枚目は、「UnderDubbed」という触れ込みです。
オーバーダブではなく、アンダーダブ。
オーケストラや装飾音、華麗なコーラスを被せるのではなく、それらの音をなるべく取り払って、メンバーの演奏とコーラスのみを収録した極めてシンプルな音が楽しめます。

冒頭の「Band on the Run」から、拍子抜けするほどシンプルな音にびっくりします。
よし、これから盛り上がるところだ!
というところでそれほど盛り上がりません。
音がスカスカです。
ポールも歌い出しのタイミングを間違って慌てたりします。
すごいです。臨場感がすごくてびっくりします。めちゃくちゃ楽しいです。

「Jet」のドラムはポールでしょう。
ドタドタデカい音のドラム、あの「キース・ムーンが驚いた」の逸話を裏付けるようなものすごい音です。

ところどころ、演奏しながらのコーラスもきちんと入っていて、普通にバンドの音として出来上がっているところにも驚かされます。結果、これは何年も聴き込んだ今作のファンには聞き所満載の超重要アルバムになりました。これから聴きまくりましょう。

そして、今作でやった「ウワモノを引きはがす」のが他の作品にも許されるのだとしたら、、、ポールの諸作以外にも、ビートルズの新たな音源にも期待できるのかも??

という妄想を膨らませながら、またリピートするのでした。