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古川日出男「聖家族」を読んだ

台風14号が沖縄を通過して鹿児島に上陸し、日本列島を縦断するという予報。

昨夜のうちに関東地方も雨が降ったようだが、早朝は雨が上がっており、いつもの朝であった。とりあえずウォーキングできた。歩いている人、犬を散歩させている人も多数見かけた。

その後帰宅すると同時に激しい雨が振り、一日中雨が降り続く日となった。
関東にはまだ台風が来ていないが、影響はすでにある。

自宅からは出られないので読書をする。
古川日出男の「聖家族」をやっと読み終えた。一ヶ月くらいかかったと思う(分厚い小説を読むたびに、読書記録をつけておけばよかったのに、と後悔する。いつ読み始めていつ読み終わったのか、というのは意外と重要なのではないか、と最近思う)
最初は3人の兄弟妹の話かと思いきや、話はとんでもない方向へ飛び、戦国時代から江戸時代、近代、現代の日本(主に東北6県)について、これでもかというくらい詳細と現実と幻想が入り混じって別の世界に連れて行かれるよな感覚であった。
2008年刊行の小説だが、東日本大震災を経た2022年に読むとまた感慨深い。東北はいつも日本から取り残されているのではないか(意図的に)という疑問さえ湧いてくる。
一回読んだだけでは足りない、時間を置いてもう一度読んでみよう

分厚い文庫本が2冊