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光る泥団子

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綴ったテキストの中から、出来のよかったもの、評価の高かったものを選んでみました。
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#エッセイ

あの日も確か夏の終わりだった。

今から6年ほど前、私はホビーショップのアルバイトに勤しんでいた。バイト仲間もみんな愛想が…

ヤマーMC
5年前
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純粋な貴女が一番大人だった ゴールデンバットの思い出

私がまだアルバイトに精を出していた頃、バイト先でお世話になっていたパートさんの中に大好き…

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ヤマーMC
5年前
3

このスキルはどこで役に立つ?

「無理にでも自分が間違っていると考えてみる」とある本を読んでいた時に見かけた言葉だ。「こ…

ヤマーMC
5年前
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「自由」に疲れてきた話

それは何かわからない束縛や規制からの解放感をイメージさせた。どうにも息苦しい世の中におい…

ヤマーMC
5年前
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「かわいさ」と「承認」への切望

近頃インターネットで遭遇する男性の中には草食系などという表現を軽く飛び越え、思わず庇護欲…

ヤマーMC
5年前
13

死ぬのが怖くて泣いた日

小学校低学年の頃の私はとにかく暇を持て余していた。 近所の友達と遊ぶ以外に時間を潰す方法…

ヤマーMC
5年前
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歳を重ねる事が耐え難い

早寝早起きを心がけようと夜に床に就くも眠りが浅く、深夜に目が覚めてしまう。変わりに日中はとにかく眠いのでどうしても夜型の生活になりがちだ。 そんなある日の深夜、目が覚めてトイレに向かい洗面所の明かりをつけた時のことだった。まぶしさに目がくらみながら鏡に映った顔を眺める。 思わず顔をしかめてしまうほど老け顔の自分がそこには写っていた。寝起きで浮腫んでいるということもあるのだが、眩しさでしょぼくれた目、眉間やおでこの皺、ほうれい線などが際立っており、10年後、20年後の年老い

「正しさ」は 持っているだけじゃ 意味がないぞ!

基本的には「ルール」や「規則」といったものには従いつつ、いざという時にはソレを破ることに…

ヤマーMC
5年前
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猫の居なくなった世界で

お腹が空いたのでそろそろ昼食にしようと思い台所への引き戸を開ける。我が家で飼っている大き…

ヤマーMC
5年前
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小さな背中

「あら、どうしたの?珍しく布団も畳んで」今年で73歳を迎える祖母が、普段は散らかっている万…

ヤマーMC
5年前
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それは誕生日プレゼントかも知れない

全くもって今更なのだが年が明けてしまった。認めたくないのだが西暦は2019年、くたばり損ない…

ヤマーMC
5年前
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町工場で出会うおっさん達

町工場には個性豊かなおっさん達が沢山勤務している。私が以前、積水ハウスの下請け工場で派遣…

ヤマーMC
5年前
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逃げ出す理由を探して

毎年この時期がやってくると思い出すのは「山崎製パン」クリスマスシーズン恒例の「短期アルバ…

ヤマーMC
5年前
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ひきこもり的noteのススメ

人は基本的に忙しくしているほうが、あまり物事を深く考えないでいいことが多いだろう。それが結果的に自分を救うことに繋がることもある。 今回は誰にも刺さらないし、刺さらないほうがいいであろう、ひきこもり的noteのススメである。いつにもまして雑な話になってしまうと思うので、できる限り話が脱線しないように、短くまとめたいと思う。 ひきこもり状態にある私は、基本的に時間を持て余し気味だ。やる気がない時は布団にもぐりこんだままノートパソコンを眺めて一日を過ごしてしまう。 完全にダ