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【感想ではなく記録のための雑文】4月に観た映画他17作品(2024/4/1~2024/4/30)

昨年からはじめた視聴した映画の記録です。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
基本的にはアマゾンプライムを観ていますが、先月十角館の殺人を観たいがためにHuluを1か月(1050円)だけ登録し、せっかくだからHuluをひたすら観る生活に。でもアマプラが観れなかったからそれはそれでどうなんだと後から思う。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。今回は長いぜ。


カササギ殺人事件

2022年のイギリスのドラマ。Hulu祭りだぜ。

作家アラン・コンウェイは人気推理小説「名探偵アティカス・ピュント」シリーズの新作「カササギ殺人事件」を書き上げたばかり。担当編集者スーザンは社長のチャールズから預かった「カササギ殺人事件」の初稿を読み進めていた。読み進めるうちに最終章がないことに気付く。

小説の最終章を追い求めるスーザンと小説の中で事件の真相に迫るアティカス、現実と小説の中の事件が交互に進行していきやがて交差していく…。ミステリー好き、アガサ・クリスティーファンなら散りばめられたオマージュや仕掛けが楽しめる、ミステリーのプロが、ミステリーファンのために手掛けた珠玉の英国ミステリー!

ミステリーチャンネルより

Huluで見る。1時間✖️6話。このミス海外部門、本屋大賞翻訳部門と日本でも注目度の高い小説のドラマ化。6時間かけてくれてよかった。
現実の事件と小説の中の事件。2つの舞台と話が複雑に絡み合い、同時に解決していく。このミステリーの面白さと複雑さは圧巻。7回生まれ変わっても書けないだろうなぁと思う。
とにかく良いプロットを作れることがミステリーを作る第一歩だなと実感する作品。


アガサと殺人の真相

2018年のイギリス映画。Huluで見たけどアマプラでも観れるはず。

1926年12月。世界的推理作家のアガサ・クリスティは、新作の執筆に行き詰まり、また私生活では夫から離婚を迫られ苦悩していた。そんな彼女の元へ元従軍看護師メイベルが訪れ、6年前に友人が列車内で何者かに殺された事件の謎を解明するよう依頼する。一度は断ったアガサだが、事件の内容に興味を惹かれ、依頼を引き受けようと決意。そしてメイベルが挙げた複数の容疑者を屋敷に招き、彼らの動機やアリバイを推理していく。

洋画専門チャンネル ザ・シネマより

アガサ・クリスティは本当に行方不明になったことがあるんですかね。こういう妄想は面白い。カササギ殺人事件に引き続き古いイギリスを舞台にしていて街の雰囲気が素敵。何気にイギリスの英語の発音は好きなので、こちらは字幕です。でもミステリーとしての物語の捻り方は、ここ最近見た中ではイマイチかも。


MONSTER

2004年放送の日本アニメ。原作は1994年から連載された浦沢直樹の同名の漫画です。Huluありがとう。

1986年、天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に勤め、ハイネマン院長の娘エヴァと婚約し、ゆくゆくは外科部長から院長という出世コースを掴みかけていた。医師として漠然としたジレンマを感じつつも、深く考えることなく手術を重ね、研究に打ち込んでいた。
そんなある日、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを執刀し、ヨハンの命を救う。しかしそれが院長の不興を買うなどの結果となり、院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変し出世コースから転落する。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時に、入院中だったヨハンと彼の双子の妹が失踪する。
1995年、外科部長となり職務に励んでいたテンマの前に、美しい青年に成長したヨハンが現れる。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。殺人鬼を蘇らせてしまったと自らの責任を感じたテンマは、怪物ヨハンを射殺するために、ヨハンの双子の妹アンナに再会することを企てる。殺人犯の濡れ衣を着せられ、キレ者のルンゲ警部に目をつけられたテンマは、ドイツ国内を逃亡しながらヨハンを追跡する。

wikipediaからです

昔、中学生くらいのときに漫画を読みましたが、あまりにも怖すぎて途中でドロップアウトしたやつです。アニメがあったので74話一気に見ました。いやー今でも怖い。人間の「悪」を目の当たりにする。
大量の登場人物と名前、死んでいく人となお生きる人の人間関係の複雑さ、ドイツやチェコというあまり私には馴染みのない土地柄、という様々な難しさがありますが、それでも私の人生で指折りの影響を受けた作品のひとつ。
以前ドロップアウトしたもののずっと無意識下にはあったようで、その10年後くらいに書いた創作話が、この作品の絵本の内容に大きく依存していることに気づき背筋が凍るような思いをしました。別の意味でも怖い。
ちなみに制作会社はマッドハウス。直近では葬送のフリーレンを作ったとこですね。


DRAGONBALL EVOLUTION

2009年のアメリカ映画。こちらはアマゾンプライムです。ひさしぶり。

鳥山明原作の人気コミックをハリウッドで実写映画化。7つ集めればどんな願いでも叶うというドラゴンボールをめぐって、永遠の若さを手にして地球制覇を企てるピッコロ大魔王と、悟空たちが激しい争奪戦を繰り広げる。悟空役に「宇宙戦争」のジャスティン・チャットウィン、ブルマ役にエミー・ロッサムのほか、チョウ・ユンファ、田村英里子も出演。監督は「ファイナル・デスティネーション」「ザ・ワン」のジェームズ・ウォン。

映画.comより

多分いつぞやか間違って指が当たっていたのでしょう。ダウンロードしていたので観てみる。いやぁもう海外のファンが作りました的なやつ。この間の聖闘士星矢と同じくイタい。そういえば私はドラゴンボールはアニメも漫画もまともに知らない……。けどまあ、大体合ってる、という感じ。人の顔が違いすぎるのと、海外で「気」とか「かめはめ波」とかやるのに違和感がある。いやいやそもそも原作の名前の付け方もふざけてるしなぁ。原作にも罪はあるか。


ホテルマン 東堂克生の事件ファイル~八ヶ岳リゾート殺人事件~

2022年にTBSで放送されたテレビドラマシリーズらしい。Huluで見たけどアマプラもあるみたい。

2年前、「プラトン ロイヤルホテル八ヶ岳」に総支配人として着任した東堂克生(内藤剛志)。ある日、ホテルに隣接したコテージで殺人事件が発生。警察庁・特別広域捜査員の刑事・高梨薫(内山理名)と山梨県警捜査一課の刑事・清水大樹(井上拓哉)が捜査に駆けつける。
事件発生のその夜。薫は東堂を呼び止め、自分の母は5年前に病気でこの世を去った高梨絵里子(紫吹淳)であり、自分はあなたの娘だと告白する。動揺する東堂。33年前、東堂と絵里子は、お互いの夢を尊重するために婚約を解消したのだった。絵里子に宿った新しい命の存在を、東堂は知らなかった──。東堂と薫の間に微妙な空気が流れるなか、捜査は進む。

公式HPからあらすじを取ろうとしたら長すぎるのでざっくり短くしました

「火サスみたい」というのが素直な感想。ウィキペディアをみたら土曜サスペンス枠で作られていたらしい。惜しい。でも確かに火サスならあと2人は死んでいるだろう(偏見)。出てくるキャラの不自然な作られ方は映像作家の方の問題かもしれないけど、後出しジャンケンで色々出てくるのはミステリーとしてはアンフェアな気もする。まあぼんやりみるには良いかもしれません。


ねじの回転

2009年のイギリス映画。Huluにて。

両親を亡くした幼い兄妹の家庭教師として人里離れた屋敷にやってきたアン。彼女はそこで夜な夜な不気味な現象に遭遇する。どこからともなく聞こえるささやき声や女の泣き声。いるはずのない男の姿…。やがて彼女は想像を絶する恐怖を目の当たりにする。

Filmarksより

有名な話なのだと思いますが、正直うーん…という感じ。これが50年くらい前に見てたら怖くて魅力的だったかもしれないけど、大量にホラーもミステリーも消費されまくっている昨今では目新しくもなく、あるあるだと思ってしまう。シンプルに子どもたちは可愛かった。先日までモンスターをみていたからか、金髪の子って良いなぁ。


新参者

2010年のTBS制作ドラマ。全10話。原作は東野圭吾。Huluありがとう。

東野圭吾の本格ミステリーを阿部寛主演でドラマ化! 原作の「新参者」(講談社刊)は、東野圭吾が10年以上に渡ってその成長を描き続け、ファンの中では絶大な人気を誇る“加賀恭一郎シリーズ”の8作目。日本橋署に赴任してきた“新参者”の加賀刑事が人形町を舞台に殺人事件に挑む。彼の捜査線上に浮かんだ容疑者は、なんと人形町商店街の人々全員!? 容疑者を突き止めるべく、加賀は街の“新参者”として複雑に入り組んだ商店街の人間関係を解き明かしていく。そして、最後に浮かび上がった真犯人とは…!? ミステリーとしてのハラハラ感と、人の心の奥底に突き刺さるヒューマンドラマとしての温かさ。この相反する二つの要素を、阿部寛が絶妙のコントラストで引き出していく。

TBSより

そうか。調べて初めて知りましたが加賀恭一郎シリーズの8作目なのか。一番最初にドラマ化されたので、これが1作目だろうと勘違いしていました。一つの殺人事件だけで10話という超コスパなシリーズ。それなのに毎回面白いという異常事態が起こる。東野圭吾はやはり最強ですね。ミステリーの面白さもあり、ストーリーの底には家族や友人に対する思いやりの人情味もある展開がさすが。人形焼とたい焼きが無性に食べたくなるシリーズでした。あと阿部寛、濃い。一度観てしまうと文字で読んでも加賀恭一郎が阿部寛で再生される。


赤い指

2011年にTBSが作った2時間モノです。ドラマがヒットしたのでしょう。Huluです。

これは、加賀恭一郎(阿部寛)が人形町に赴任する、約2年前のお話――。
闘病生活を送る加賀恭一郎の父・加賀隆正(山崎努)のもとへ、松宮脩平(溝端淳平)が見舞いに訪れていた。捜査一課に配属になったばかりの甥から、近況を聞き出す隆正――。そんな隆正の“束の間の楽しみ”といえば、担当看護師との将棋であった。 松宮が足繁く病院に通う一方で、実の息子である恭一郎は、一向に隆正を見舞おうとはしない。そんな従兄弟の姿に、松宮は不信感を覚えていた。
とある日の夜のこと。
仕事中のサラリーマン・前原昭夫(杉本哲太)は、今日も自宅に帰るのをためらっていた。家に帰れば認知症の母親と、いつからか口も聞かなくなってしまった家族がいる…。そんな事実が、昭夫の心に重くのしかかっていた。と、そこへ、普段なら電話をかけてくるはずもない妻・八重子(西田尚美)からの着信が――。電話に出ると、八重子はいつになく取り乱しており、「とにかく帰ってきて欲しい」という。嫌な予感を胸に抱きながら、自宅へ戻った昭夫が庭で目にしたものとは――見知らぬ少女の遺体だった!
状況を掴めぬまま八重子を問い詰めると、どうやら少女の死に息子・直巳(泉澤祐希)がかかわっているという。八重子に背中を押され、「家族を守るため」に昭夫がとった行動とは…!?
そして、この事件を担当することになった加賀と松宮は、コンビを組むことに。
『家族』とは何なのか。「平凡な家庭」に起こった悲劇を通じてみえてくるものとは――!

TBSより

新参者のちょっと前のエピソードとして2時間ものが作られたようです。ドラマシリーズの1年後なので反響が良かったのでしょう。そうでしょうそうでしょう。新参者からの期待に違わぬ家族と殺人の話。隠す犯人とそれを暴く刑事ですが、うまく隠していると見せて実はボロがあるという作りが上手い。客観的なカメラワークで、どちらにも感情移入ができる。こういうところは脚本監督の力か。


麒麟の翼

2012年の映画。赤い指も反響が良かったのでしょう。Huluで観ましたがこれはアマプラでもあるはず。

東京・日本橋。翼のある麒麟像の下で男性の刺殺体が発見された。刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、被害者・青柳武明(中井貴一)の死の直前の行動に疑問を抱く。なぜ彼は助けも求めず、8分間も歩き続けたのか?そもそも縁もゆかりもない日本橋で何をしていたのか?青柳の家族も父親の行動に全く心当たりがなかった。容疑者は、八島冬樹(三浦貴大)。八島は青柳のバッグを持って逃走中、車に轢かれて意識不明になっていた。冬樹の恋人・中原香織(新垣結衣)は彼の無実を訴えるが、警察は八島が金品欲しさから犯行に及んだものとして裏付け捜査を開始。一方、独自に捜査をすすめていた加賀は、推理の限界にぶつかっていた。果たして加賀は、真実を見つけだすことができるのか…?

TBSより

実はこれは当時映画館でも観ました。母が新参者シリーズを読んでいて、誘われて観に行ったのでした。シリーズは知らなくとも話は面白かったので覚えてますが、今見ると今までの役者さんが出ていて話のつながりがあり、それがそれで面白い。間髪入れずに観た甲斐がありました。
この辺りはほんの10、15年前の製作だけど、すでに男らしさ女らしさみたいなのを示唆する発言とかに引っかかりを感じるようになりました(私にとってはイヤなほどではない)。この10年での意識は大きく変わったんだなぁと実感する。ガラケーにも時代を感じるけど、こういう文化も変化してますね。


眠りの森

2014年の新春ドラマ。毎年のように出てくる新参者シリーズ。Huluです。

警視庁捜査一課の刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、ひょんなことからバレエ「白鳥の湖」を観にいく羽目になるが、興味の無い上に徹夜明けということも重なり、公演中に居眠りをしてしまう。しかし、途中で目を覚ました加賀は、浅岡未緒(石原さとみ)が演じる黒鳥に目を奪われ、その才能にすっかり魅了される…。 そんなある日、その公演を主催する名門・高柳バレエ団の事務所で、ある男が殺された。居合わせたバレリーナ・斎藤葉瑠子(木南晴夏)が被疑者とされ事情聴取を受けるが、不審者から身を守る上での正当防衛だと主張。被害者の男・風間利之(内田朝陽)と葉瑠子は面識がなく、プリマである高柳亜希子(音月桂)を中心に、バレエ団側も葉瑠子の証言を疑わなかった。
石神井北署の太田刑事(柄本明)は、当初この案件にやたらと首をつっこんでくる加賀に対して冷たい態度をとっていたが、次第にその捜査姿勢や観察眼に一目置くように。徐々に捜査に熱を帯びていく加賀に対し、嫌味を言いながらも冷静になるよう諭しつつ、2人はパートナーとして捜査を進める。 捜査が進む中で幾つかの不審な点が浮かび上がり、事件が混迷を極める中、今度は「眠りの森の美女」のゲネプロ中に、バレエ団の敏腕演出家・梶田康成(平岳大)が毒殺された。果たして、最初の事件と関係があるのか…!?

TBSより

新参者シリーズ4つ目。ですが、時代は古くなるみたいです。加賀パパが麒麟の翼では亡くなっていましたが、こちらでは生きてる。前回は所轄だったのにこちらでは本庁の刑事。何だろう。この間に何かがあるんでしょうね。気になるなら本を読めということか。
例によってうまく捻ってあってなかなか気づかない上手いストーリーライン。さすがです。
バレエが舞台ですが、役者ってバレエ役が来ても対応できるもんなんですか。超人的な体の柔らかさと体型なんですが。そっちもすごい。あ、阿部寛のことじゃないよ。石原さとみですよ。


ゴジラ−1.0

2023年の日本映画。結構ロングランだったので映画館で観ました。

タイトルの「-1.0」の読みは「マイナスワン」。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。
主演を神木隆之介、ヒロイン役を浜辺美波が務め、NHK連続テレビ小説「らんまん」でも夫婦役を演じて話題を集めた2人が共演。戦争から生還するも両親を失った主人公の敷島浩一を神木、焼け野原の戦後日本をひとり強く生きるなかで敷島と出会う大石典子を浜辺が演じる。そのほかのキャストに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介ら。2023年12月にはアメリカでも公開され、全米歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど大ヒットを記録。第96回アカデミー賞では日本映画として初めて視覚効果賞を受賞するという快挙を達成した。第47回日本アカデミー賞でも最優秀作品賞ほか同年度最多8部門の最優秀賞を受賞した。

映画,comより

すっごい人数の俳優さんが出てて、金かかってるなぁという印象。エンディングのクレジットの多さよ。せっかくだからと映画館で観て正解でした。映像の迫力がすごい。
ゴジラが人を襲っているようにというか食べてるように見えて、なんか最初から違和感がありましたが、話としては面白いかった。あのゴジラの曲を使われると、ああ本家の方ですか、と思ってしまった。前回観たのはほぼエヴァでしたので。


THE SWARM

Huluオリジナルの2023年ドラマ。

クジラやシャチが人間を襲い、ロブスターによる謎の感染症が蔓延するなど、世界中の海で突如不可解な現象が巻き起こる中、異変にいち早く気づいた各国の研究者たちが、全身全霊で全容解明に挑む姿をスリリングに描く。異変の原因は一体何なのか?そして宇宙よりも謎が多いと言われる未知の領域”深海”で一体何が起きているのか?彼らがたどり着く、驚くべき結論とは?

oriconからあらすじをいただいてきました

なんと。これ、シーズン1でした。まさかのところで終わります。まあアメリカのこの手の番組ではあるあるの、最後に次どうなるの!ってところで止めるあれです。続きを作っても作らなくても良い絶妙なラインで止めるやつ。
ゲームオブスローンズを作った方々の作品らしく注目度も高く世界各国で章も取っているらしい。映像も綺麗だし話もしっかりしてる。そうだろうな、という感じ。
未知の生命体と出会った時に人間がどうするのか、という話です。よく宇宙人が交信してきたらどうするみたいな話がありますがアレをドラマ化した感じ。字幕と吹替があり、吹替で見たけど、木村拓哉が英語で演技したところに本人が日本語の吹き替えを入れる。なんか違和感。嫌なら英語で聞けよという話ですが。


水晶の波動

2016年に放送された全5話のドラマ。以前はアマプラでも観れたのでタイミングが合えばまた観れるかも。今回はHuluです。

警視庁捜査一課十一係の刑事、如月塔子(木村文乃)は、日本中を震撼させた連続殺人犯“トレミー”の事件を解決に導いたが、1年たってもその時に受けた“トラウマ”に苦しんでいた―。

Filmarksより

蝶の力学→石の繭を何年か前に見ていて、他のシリーズもあることを知り見ました。猟奇殺人ものではピカイチなシリーズだと思う。警察も優秀だし、筋読みも深い。それ以上の犯人の動きも良くて次の展開が読めない。
今回は殺人現場を赤いペンキで染めるという派手な演出。ひとつひとつの行動に全部理由がついてるのがすごい。木村文乃が可愛いのだけどそれをウリにしないのが良いですよね。


蝶の力学

2019年のドラマ。全6話。こちらも以前はアマプラで観たのでタイミングが合えばまた観れるかも。今回はHuluです。

警視庁捜査一課十一係で刑事・如月塔子(木村文乃)が最も信頼する先輩刑事、鷹野秀昭の公安部への異動が決まり、その異動まであと1週間をきっていた。そんな中、資産家宅で惨殺事件が発生。遺体の首は切り裂かれ、“青い花”が活けられていた。資産家の妻・真弓は行方をくらましており、「クラスター16」と名乗る犯人から新聞社宛に、真弓の居場所を示唆するメールが届く。 次々と起こる殺人事件と犯人に翻弄され続ける警視庁と殺人分析班。鷹野の異動があと数日に迫るなかで、塔子に寄せられる期待と責任も大きくなってゆく。しかし、期待とは反対に事件の捜査は難航し、袋小路にも思える展開に、塔子は焦りと不安が募る。 果たして、塔子や殺人分析班はこの猟奇殺人事件を解決することが出来るのか―!?そして最後の最後に誰にも予想できない、驚愕のラストが待ち受ける―!

Filmarksより

以前見たけどもっかいみる。内容を覚えていたから、ああこいつがアレじゃんとか思いながら見ますが、前回からのつながりもあり、見直して良かった。
元の本はかなり出てるみたい。えーどうしよ読もうかなぁ。全部映像化してくれればいいのに…。


陰陽師0

2024年の日本映画。公開して割とすぐに映画館へ行きました。

平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の活躍を描いたベストセラー小説「陰陽師」シリーズを原作に、晴明が陰陽師になる前の物語を、原作者・夢枕獏の全面協力のもと完全オリジナルストーリーで映画化。
呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代。青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。
若き日の安倍晴明を山崎賢人、源博雅を染谷将太、徽子女王を奈緒が演じる。「アンフェア」シリーズの佐藤嗣麻子が監督・脚本を手がけ、作家・加門七海が呪術監修を担当。

映画.comより

まあそもそも私が悪いのかもしれませんが、どうしても陰陽師というと野村萬斎のイメージが強過ぎて粗探しみたいな目で見てしまう。映像は美しくアクションもダイナミック、役者も良いし、ストーリーも面白いのですが、なんか、手放しで褒めれない何かがあるのです。
野村萬斎は見た目もキツネっぽいし、体幹がぶれず動きに品がある。日頃から和服を着慣れているからか何の違和感もないのです。マジで平安の世にいそう。山崎版も悪くないのです。悪くないけど何が現代の人の感じがある。染谷さんは顔がお貴族様っぽくて似合ってました。でも動きがお貴族様じゃない。止まっていたり歩いていたりする分には良いですが、アクションになると身のこなしに現代人っぽさが出てくる。いやいや、うん。求め過ぎか。
あと気になったのがお酒のシーン。どぶろくを飲むのは良いけど無色透明のガラスの器を使ってるんですよ。なぜ盃にしなかった……。ラストシーンでは鶴首の酒瓶でしたがあれも平安っぽくないような。高杯で持ってきたナツメと栗は下品なほど盛ってるし。
と細かいことが気になりましたが、面白い映画だとは思っています。


お伽草子

2004年のアニメ。全26話。

平安編
時は平安時代の中期―。飢饉と疫病により、都はすっかり荒廃していた。しかし、そんな状況に際してもなお、武士と陰陽師は覇権争いのための醜い争いを続けていた。苦しむ民を見かねた朝廷は、弓の名手である源頼光(みなもとのらいこう)に、都に平安をもたらす不思議な霊力を持つという、伝説の勾玉を探すように命じる。しかし、頼光は疫病に倒れてしまい、源家の末娘、光の君(ひかるのきみ)が正体を隠して、兄に代わり勾玉を探す旅に出ることになる。忠実な部下、渡辺綱(わたなべのつな)をはじめ、旅の途上でいろいろな人に出会い、仲間を増やしていく光。美青年の申楽師、万歳楽(まんさいらく)や、朝廷の裏に暗躍するミステリアスな陰陽師、安倍晴明(あべのせいめい)に出会いつつ、光は、様々なできごとに巻き込まれ、翻弄されていく。やがて光は、万歳楽との淡い恋を胸に隠し、男装の令嬢として、都を巡る大きな戦いに身を投じていくのであった…。

東京編
2004年、東京―。ヒカルは都内の高校に通う17歳の女子高生。両親は既に他界したが、残された大久保のアパート「源荘」で大家として暮らしている。
源荘では、フリーライターの綱(つな)や、キャバクラのスカウトマン貞光(さだみつ)。貞光が連れている食いしん坊の子供、金太郎(きんたろう)や怪しい占い師の卜部(うらべ)たちが下宿人として暮らしている。一方で、ヒカルの兄、頼光(らいこう)は、1年ほど前にナゾの失踪を遂げていた。そんなある日、ヒカルは東京の街中で偶然にも兄を目撃する。しかしながらその姿は、そばにいた綱にはなぜか見えていないようなのであった。その事件を境に、ヒカルの身の回りで神隠しにでもあったかのように、色々な人が次々に行方不明になっていく。今、東京の街で、何が起きようとしているのだろうか。

プロダクションIGのページから

陰陽師0からの繋がりで見ました。絵が攻殻機動隊だなぁと思っていたらやはり同じ会社の様子。前半戦と後半戦に分かれてワクワクしてましたが、つながりがもう一声……あって欲しかったかも。
1話25分くらいなので約10時間くらいか。映画の5倍あるから当然かもしれませんが、こちらの方がより陰陽っぽい感じがした。何というかこういうアニメって主人公が異様に強いイメージがあるけど、前半後半ともに普通の人で、そういうのには共感が持てる。


邪神の天秤

2022年のドラマ。全10話。Hulu最後の悪あがきで超特急で観た。

大ヒットクライムサスペンス<殺人分析班>シリーズのユニバース作品が登場!青木崇高演じる鷹野が、公安警察を舞台に新たな猟奇殺人事件と陰謀に挑む!

Filmarksより

「石の繭」「水晶の波動」「蝶の力学」と大ハマりしておりますシリーズ。もう一つ発見してダッシュで観ました。今回はあの頼れるパイセン鷹野さんが捜査一課ではなく公安へ行ったあとの事件。正直公安をメインとした話はそう多くないはず。謎な部分と非人情な部分とたまに見え隠れする人情。このバランスが絶妙。お話ももちろん面白く、主人公がめっちゃ頭の切れるお方。こんな話が書けるのはほんとすごい。本にしたら1冊分ですが、それを丁寧に10話のドラマにしているのも好印象。本のドラマ化は無理やり2時間に詰めて色々端折る傾向にあるので、こうやってじっくりと描いてもらえると嬉しいですね。原作との違いをじっくり読んで確かめたいけど…このシリーズ結構あるんだよなぁ。いやでも買おうかなぁ。


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