2021/10/08~09大阪東洋ショー

前回

生の川上奈々美さんを一目見るべく、人生初のストリップショーを観に浅草ロック座へ。まんまとストリップの魅力に憑りつかれた私が次に向かったのは大阪であった・・・。

思い立った時が吉日

金曜日。一週間で一番疲れがたまっているであろう曜日。月曜日から木曜日まで仕事を頑張った自分を労いたいと思うのも無理はないと思う。
・・・まぁ、人より怠惰な私は水曜日あたりで既に力尽きていたので、#ファイナルストリップツアー の開催地を調べていた。
残りの開催地は、大阪・天満、そして神奈川・川崎。

「さすがに大阪はなぁ・・・」

夏の浅草で見た衝撃を忘れられない私は、大阪に行ってまでもストリップを観たいという衝動にかられた。(奈々美ちゃん引退しちゃうってものあったしね)

気づくと今週金曜日の夜行バスのチケットを手配していた。この時の行動力と瞬発力はおそらく誰にも負けないものだったと我ながら思う。
ということで初のストリップ遠征が確定することとなった。

この週の仕事は水曜以降バリバリ働けた。やる気はのちのイベントの楽しみレベルに比例している。

今回の目的地・天満

「テンマン・・って・・・どこ・・・」

金曜夜から土曜朝までの約13時間?バスに揺られ、意外と眠れそう、とか、好きな深夜ラジオを聴いていたらあっという間に8時ごろ大阪駅に到着。低価格で東京から大阪まで我々を運んでくれる夜行バスには感謝しかない。

駅に降り立ち早速東洋ショー劇場へ向かう。のだが、突発で決めた行動だったため場所も何もほとんど調べていなかったのでとりあえず大阪駅から東洋ショー劇場までの路線を検索した。
目的地は、天満。
(この時に初めて知ったのだが、天満と書いてテンマと読むらしい。ずっとテンマンと呼んでた私を殴りたくなるほど恥ずかしかった。というか普通に最後の「ン」なぜ消したか誰か教えてほしい)

調べると天満まではたったの2駅で到着するようだった。とりあえず何はともあれ向かってその目で劇場を見にいってみよう!と思い、電車に乗り込んだ。

大阪~天満(ガタンゴトン…

天満着弾

天満は古き良き大阪(イメージ)という感じでさびれた居酒屋などが結構ある。ただ朝なのでどこもかしこもシャッター。それはそう。おとなしく東洋ショー劇場へ向かう。
駅からだいたい5~6分ほどだろうか。結構あっさり着いた。
開場は11時30分なのだが、既に目の前には20~30名ほどの待機列が出来上がっていた(10時頃)。並んでいる方々は100%男性だったが、私もいい席で見たかったので負けじと並ぶ。

大阪初めての会話

並んでいると、前に並んでいるおじさんに話しかけられた。
おじさん「どこから来たの?」
私「東京から夜行バスで来ました奈々美ちゃん見たくて初めて大阪に・・」
お「夜行バス!ご苦労さんやったなぁ」
私「おじさんはどこからいらしたんですか?」
お「こっちのものでね、よく観に来るんだよ」

その方は川上奈々美ちゃんのことを知ってるようではなく、ただストリップが好きなようだった。

偶然話しかけられたから会話をしたのだけれど、本当に普通の方で、ナンパとかでもなんでもなく。変な目で見ることもなく受け入れてくれたのが嬉しかった。これが初めての常連客とのコミュニケーションとなった。

開場

11時になると外のシャッターが開けられ、中の階段まで入れるようになり、そして11時30分になると劇場内に入れるようになる。階段通路には先のスケジュールの踊り子さん紹介などが飾られているが、撮影はNGである。目に焼き付けた。なかなか来られるところではないからね・・・。
受付まで到着すると自販機のようなものでチケットを購入する。東洋ショー劇場の入場料金4500円を支払うと、受付で二種類のチケットをもらった。
撮影券と500円チケットというものだ。よくわからなかったのでスタッフの方に尋ねると、演目後、踊り子さんの撮影タイムがあるらしい。それに使えるチケットということだった。

「川上奈々美ちゃんを撮影できる・・・?!」

ちょっとよくわからないまま、「あ、わかりましたありがとうございます~」とその場を離れた私は、とりあえず席を確保した。

ステージは浅草の時より近い印象で花道のそばの席は距離感バグりそうなくらい近かった。触れてはいけないけれど、衣装が当たりそうなくらい近かったように思う。

開演(オープンショー)

浅草の時とは異なり、踊り子さんが一人ショーを披露するものであった。(浅草ではメインの踊り子さんのほかにサブで出演している踊り子さんがいてたと思う、久しく行けていない為誤りがあったらごめんなさい・・・)
各踊り子さんの演目終了後、および全5演目中の3演目終了時、5演目終了時(だったかな確か)には花道やベッドを行ったり来たりするオープンショーというものがあった。
オープンショーの際、複数のお客様方が何かを手にもって席を立ったかと思うと踊り子さんに近づきその何かを手渡していた。もらった踊り子さんはニコニコでもらったお客様に対してポーズをとるのだ。後でわかったのだが、東洋ショーでは踊り子さんに直接チップを手渡しできるようで、多くのお客様がお目当ての踊り子さんにお札やポチ袋(多分お金が入ってる)を手渡しする。浅草では見たことのない光景だったので、とても驚いた。というか踊り子さんとほぼゼロ距離で何かを受け渡しできるって夢ありすぎん?やばぁ、、、ととても興奮した私だった。
もちろん例によって私も川上奈々美ちゃんにチップを渡したのだが、笑顔がまぶしすぎて思わず合掌し「ありがとうございます・・・」とつぶやきつつ拝んでしまった。マジでやばかった(急な語彙力低下)。

撮影タイム

一番書きたかったのが撮影タイムについてだった忘れてた。
ストリップ劇場によって、踊り子さんを撮影できる時間が設けられているのだが、東洋ショー劇場もその撮影タイムがある劇場の一つである。
一枚500円で劇場専用のデジタルカメラで撮影することができ、しばらくすると自身が撮った写真を引き換えることができる。いわゆる生写真だ。しかも踊り子さんにお願いするとその写真にメッセージやサインをつけてくれることもある。とんでもないサービスだと思った。直筆サインを書いてもらえるのだ(なお引き換えが翌日以降になる場合があるので、遠征組は気を付けていただきたい)。ヲタク気質の私としてはとても胸が高まる事案だった。
撮影タイムに入ると各踊り子さんが所定の位置につき、スタッフの方が順番に案内する。このスタッフさんがとてもコワモテなので最初はちょっとビビる。撮影時も既定の線から出ると結構語気強めで注意されるので、もし撮りに行かれる際は気を付けていただきたい。
どの踊り子さんも長蛇の列になっており、いつ終わるんだ?といった感じだったが、だいたい撮影タイムは長引き、次の公演の開始時間が遅くなるらしい。今回は川上奈々美ちゃんもいたため、各公演の終了がだいぶんと遅くなったと、後に常連のお客様に聞いた。
念願の川上奈々美ちゃんとの接触、ほぼ記憶にはないのだがサインをお願いしたので、名前は伝えることができた。また話す際も目を見て丁寧に会話をしてくれて、あぁ神対応、、、となり無事昇天した。
そりゃあなかなか撮影タイム終わらんわと思うくらい一人一人に丁寧な踊り子さんたちに感動を覚えた。

終演後

東洋ショーでは1日全4公演あるのだが、1公演終了後毎回、劇場の換気・座席の消毒の実施と座席の入れ替えがある。公演終了後都度総入れ替えとなるため、朝一でいい席を確保しても2公演目(2回目)ではまた異なる席で見ることになる可能性が高い。そのため、お客様の中には1回目のオープンショーの途中で劇場の外に出て2回目の劇場入場列に並んで待つお客様もいた。なんとも戦略的に感じた。

とある常連さんとの一コマ

女性客はほとんどおらず、9.5割が男性のお客様なのだが、結構みんなフレンドリーで、初めて来たことを伝えると様々なことを教えてくれるお客様が多かった。
また、私が今日帰るんですよ、とある常連さんと雑談していたところ「これ良かったら使ってください」と、あるチケットを渡してくれた。それは優先入場券といい、各公演前に入れ替えの入場時、優先的に入場できる券だった。

常連さん「これ使って、いい席で奈々美ちゃん見て帰ってください。」

こんな新参者にその優しさどうかしている・・・(誉め言葉)。最初は断ったのだが、遠慮せず!と言っていただき、お言葉に甘えて使わせていただいた。大阪の方は本当に人情にあふれている、そう感じた。その公演は盆(ベッド)の真ん前で見ることができ、優しさに触れたことも相まって、その公演は倍感動した。

帰路

滞在時、ずっと東洋ショー劇場の中にいたこともあり、大阪名物というものを何一つ感じることもなく大阪をあとにすることになりそうだったのだが、(たこ焼きだけは食べとくか・・・)と夜行バスを待つ短い時間でたこ焼きをテイクアウトした。もちろんバス内には持ち込めないので、急いで食べ終えないとならなかったのだが、さすが大阪、熱々のたこ焼きを提供してくれたので、最後大阪で(やばいバスくる前に食べ終わらん・・)とめちゃくちゃ焦ったという、軽い思い出。

翌日の仕事はテレワークだったが、遠征疲れと夢見心地な感じでなかなか身に入らなかった。が、いい思い出作れたしまた行けるように頑張って働こう、と気合は入った。

次回

関東にも様々なストリップ劇場があります。
そんな中、衝撃を受けたのが埼玉の蕨にある劇場でした・・・。

なかなか思い出すのと書くのに苦戦して遅くなってますが
ゆっくりじっくりとつづっていきます。
ではまた。

sora.


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