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システムの落とし穴とチャンス

限定合理性:合理的であろうと意図するけれども、
認識能力の限界によって、限られた合理性しか経済主体が持ち得ないこと。

限定合理性の有名な例は、共有地の悲劇である。共有の資源があるとき、
どの利用者も利益を得るが、過剰に利用した場合であっても、
コストは全員と分かち合うことになる
(自分単独でコストを被ることはない)。
結果、誰もが「他人に使われる前に自分が使おう」という考えになり、
資源が過剰に利用され、あとには何も残らなくなる。
これへの解決策は、利用者への教育や勧告、共有地を私有化する、
利用者全員の資源へのアクセスを規制する、などが挙げられる。

出典:世界はシステムで動く ー いま起きていることの本質をつかむ考え方


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