段階

人には二つの成長する方法がある。
一つは階段を一つずつ登っていく方法である。
これはそれぞれの場面に課題として出てきたものを一つ一つやっていくことである。
これをやっていけば、何か月後には間違いなく成長できる。
しかし、これはただこなすだけでは『やっていく』ことにならない。
それぞれに思索が必要なのだが、そんな事を考えながらなんて最初からできるわけもなく、ただ最初はやるだけなのである。
私のアドバイスとして、このような事をやってもらう際に最近、よく提示するのが『定点観測』である。
定点観測をするには、このブログというインフラがかなり使えるわけで、
私のアドバイスのせいで何人かは始めている。
そして何か月か後にこれを観るという事をお願いしている。
少し前までこのプロセスが完璧だと思っていた。
何故なら、その人その人の課題がすぐに観えたからだ。
だから、私のアドバイスを聞いてやっていくと、成長を実感できる方々ばかりだった。
しかし、このアプローチでは通用しない人が現れた。
そこでもう一つが浮んだ。
それはエレベーターを造る方法である。
これはあくまでもイメージの問題だし、アプローチとしては結局は上記と同じかもしれない。
エレベーターを造る方法とは、パーツをどんどん組み上げていき、
エレベーターが完成したら、このエレベーターに乗り、上がったところまで上る。
そしてまた別のエレベーターを造る。
この繰り返しをしていく。
この話をしたら、この方にはこれで話が通じたようである。
通じた序でにこの構造について話をした。
前者は一般論。後者は特殊解である。
そしてきっとこれから特殊解でしか解決できない事が増えていくような気がする。
エレベーターを造る。こんな感覚で日々を組み立てていく。
これからこんな感覚が必要なのかもしれない。