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短歌4(1/17)

初めての「気が狂いそう」ぎゅう詰めの膝折る夏の課外学習

恋すると紫露草勿忘草 ダリアよりも棺に入れたく

唇の端だけいつも切れている体のどこかは乾燥している

寝ずの夜ろうそく絶やさず飲む酒の朝しらじらとみな横たわり

嬉しいの後近寄るは影法師いい子じゃなかったわたしでいいの

せーのーで知らない人と車押す 足からチカラ伸びやかに湧く

飛ぶ影ひそやか夜鳴く鳥達妨げないで眠るる夫を

アイクリーム目尻に入れて瞼にもほうれい線にも何でも効いて

暴力殴る蹴る死ぬ君の機嫌が変わるよりまし怒らないでね

生きている魚はうまい死んでいる魚もうまい総じてうまい

カフェオレその内壁に書く等圧線君との間は嵐のようだ

君揺らす揺らすと人は良くなって目玉の制御失っていく

○今日のひとこと。3つボツにした。書き始める前は怒りとか死とか病気のことを書くのではないかと思っていたんだけど、そうでもない感じがする。そう言うものはあんまり無い。そして「君」は女の子のこと。希死念慮が酷かったけど短歌を始めて治りました。効能。というか頭の中が忙しくなって雪かきしているみたい。です。


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