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短歌

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書き始めたばかりの短歌まとめてます。
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2022年1月の記事一覧

短歌7(1/25~1/30)

やばい旅館結界張ろう寝る前にサッポロビール★のため飲む 切れぬ刃を切れる刃替えた赤切れた…

酒部朔
2年前
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短歌6(1/21~1/24)

インク減る薄ら寒い喜びよ法に触れずに満たす喜び 飴玉のように転がすころしたい葉脈だけが残…

酒部朔
2年前
6

短歌5(1/20)

お父さん迎えにゆくよジョバンニの姿を借りて根の国遥か 足音がドアの前まで来て止まる君なら…

酒部朔
2年前

短歌4(1/17)

初めての「気が狂いそう」ぎゅう詰めの膝折る夏の課外学習 恋すると紫露草勿忘草 ダリアより…

酒部朔
2年前
4

短歌3(1/16)

髪深く切り過ぎてても花冠載せてる君に見えないだけで 手放した人に生きてと言えなくてただそ…

酒部朔
2年前
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短歌2(1/15)

風の強い午後の女の啜り泣き聞こえるように泣いてたのでしょ 雪解けで彼岸拵えキラキラと輝く…

酒部朔
2年前
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短歌1(1/10~1/14)

「今日からママのことをお母さんて呼ぶ」光のかたまり通りすぎざま ゆうまぐれ虫取り網で飛ぶ死を追う一撃でタとヒにする うるわしき取った取らない騒ぐ子等おばさんハサミを入れようか 心臓に杭を打つなら手を貸しますささ速やかに次はわたしに 腐葉土そのあたたかさ君を待つ侵食される薄いサンダル ベタ雪がこびりついて青い街振り返りみてロトの妻になる 頼まれたら全て全てをしてあげる君のドリルが虹散らすまで 最近は骨になれない地下水脈流るる小枝なつかしい夜 七回でもう飽きたので