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【キャッシュレス旅行記】2024松本・諏訪の旅 Part.0 ~旅程組み立て編~

こんにちは。びーすたーです。
初のキャッシュレス旅行記は長野県の松本と諏訪をメイン、サブで姨捨と奈良井宿に行きます。松本を選んだ理由は松本城と上高地に行きたいからです。姨捨は日本三大車窓、奈良井宿と諏訪は近いからついでに行ってみるかのノリです。
今回はそんな松本旅行の旅程組み立て編です。組み立てなのでキャッシュレス成分が多めです。


旅程

旅程としては以下のように組みました。

1日目:東京→長野→姨捨→松本→奈良井宿→松本
2日目:松本駅→上高地
3日目:松本→諏訪→新宿

1日目はそこそこハードなスケジュールです。北陸新幹線の始発で長野駅へ移動した後、篠ノ井線で姨捨駅まで行き、朝の風景を見に行きます。篠ノ井線の篠ノ井~松本間の普通電車の運行間隔は概ね1時間に1本なのですが、朝だと30分で来るパターンがあるのでこれを活用します。具体的には8:16に姨捨駅に着き、ホームからの風景を楽しみ、8:50発の電車で松本駅へ向かいます。

姨捨駅の時刻表

松本駅に着いたら一度改札を出てコインロッカーに荷物を保管し、奈良井宿に向かいます。奈良井宿で観光と昼食を堪能したら、松本に戻ってホテルでチェックイン&観光です。
2日目の日中は上高地です。今回のメインなので観光時間は多めに取っています。夜は松本に戻る予定です。
3日目はホテルを出た後、諏訪に向かい、諏訪湖や諏訪大社などの観光を行った後、東京へ帰ります。
これをもとに色々考えていきます。

交通

東京→長野

まずは長野駅まで行く交通手段を確保しましょう。東京から行く場合は北陸新幹線か高速バスの2択になると思います。今回は前者を使います。夜行バスは安いですが自分は夜行バスだとその日の体調に支障を来たしがちなのでやめておきます。昼行便は時間がかかりすぎるので却下。
北陸新幹線の予約方法はいくつかありますが、一番無難なのはえきねっとでしょう。ビューカードであればVIEWプラスでJREポイントも多く付きます。

長野→姨捨→松本→奈良井→松本

ここはえきねっと、指定席券売機、窓口の3択です。ビューカードを持っていればえきねっと一択です。なお、2025年から長野から途中の塩尻までSuicaが使えるようになるので、途中下車するのであれば途中下車駅までSuica、それ以降は切符でも良いでしょう。

松本市内

次は松本市街地での交通手段です。バスに関してはチケットQRを使ったキャッシュレス決済が行えるので全く問題ないです。自分はタウンスニーカーPLUS 24時間券を購入する予定です。こちらは事前決済でクレジットカードやQRコード決済が使用可能です。

松本市では、路線バスをより便利に、より多くの方に使っていただけるよう、令和4年4月からタウンスニーカーで、QRコードによるキャッシュレス決済アプリ「チケットQR」を使った、交通キャッシュレス決済の実験運用をしてきました。

令和5年11月11日からは、「ぐるっとまつもとバス」の全路線(アルピコ交通バス、タウンスニーカー、旧松本市西部地域コミュニティバス及び市営バス)に対象路線を拡大し、本格運用を開始しました。

松本市公式ホームページより

一応、KURURUというICカードもありますが、こちらはSuicaやPASMOとの相互利用はできません。2025年3月から相互利用できるようになるとのことです。今行けば、SuicaのないKURURUを購入できるチャンスですね(?)

長野地域バス共通ICカード KURURU(くるる)より

松本駅⇄上高地

ちょっとネックになるのは松本駅と上高地の往復です。まず、松本駅→上高地の行き方は主に2つあり、1つはアルピコ交通上高地線で新島々駅まで向かった後にバスで上高地へ向かう方法、もう1つはナショナルパークライナーという事前予約制のバスで向かう方法です。運賃は前者が片道3260円、後者が4000円とかなり価格差があり、しかもナショナルパークライナーは予約がなかなか取れないです。乗り継ぎを絶対したくない方や事前に色々と予約しておきたい方でなければ電車→バス乗り継ぎが無難でしょう。

松本駅から上高地へ電車・バスを利用したときの運賃
松本駅から上高地へナショナルパークライナーを利用したときの運賃

さて、キャッシュレスという面ではナショナルパークライナーは事前決済でクレジットカードが使えます。一方、電車→バス乗り継ぎの場合、電車、バスともに交通系ICカードには非対応です。ただし、新島々駅のみクレジットカードが使えます。また、上高地線電車わくわく一日フリー乗車券を事前にWebサイトからクレジットカードで購入すれば、上高地線内で現金を使うシチュエーションはなくなります。バスに関しては、松本バスターミナル、新島々駅、上高地バスターミナルの窓口でクレジットカードが使えるのでそこで乗車前に買いましょう。窓口で買うのが面倒な方は松本駅の自動券売機で電車バス乗継乗車券を交通系ICカードで購入することができます。ただし、物理ICカードが必要なのがややネックです。物理ICカードに現金チャージするのも手ですが、それだったら最初から現金で買ったほうがいいとなるので、ポイントを貯めつつクレジットカードで決済したいならビューアルッテでビューカードを利用してSuicaにチャージするか、交通系ICカードへのオートチャージ対応のクレジットカードと交通系ICカードを紐づけてオートチャージする方法のどちらかになるでしょう。

一方、復路の上高地→松本駅ですが、こちらは少々注意が必要です。というのも、上高地から新島々駅までのバスは予約制だからです。上高地バスターミナルでも当日予約できますが、あらかじめ予約しておきましょう。また、事前決済でクレジットカードが使える上、松本駅までの乗車券を購入することが出来ます。
長々と書いてきましたが、松本と上高地の往復でキャッシュレス決済するなら以下の3パターンに分かれるでしょう。

  1. 一日フリー乗車券と復路のバス乗車券を事前にクレジットカードで購入+新島々駅で往路のバス乗車券をクレジットカードで購入

  2. 松本駅で往路の電車バス乗継乗車券を交通系ICカードで購入+復路の電車バス乗継乗車券を事前にクレジットカードで購入

  3. 往路はナショナルパークライナー、復路は電車バス乗継乗車券を事前にクレジットカードで購入

パターン1は決済手段がクレジットカードだけで済みますし、ナショナルパークライナーの事前予約に左右されません。ただし、乗車券を3枚購入する必要があります。パターン2は乗車券が2枚で済み、ナショナルパークライナーの事前予約に左右されません。ただし、モバイルでない交通系ICカードを用意する必要があります。パターン3は乗車券が2枚で済み、すべて事前決済できるので現地で買う手間が省けます。ただし、ナショナルパークライナーの事前予約が出来る前提な上、他のパターンよりも運賃が高いです。今回は面白そうなパターン2でいきます。物理カードはソラチカゴールドカードに付帯しているPASMOを利用します。

松本→諏訪→新宿

ここはSuica利用可能エリアなので普通列車を使うときはSuica、特急を使う場合はえきねっとでチケットレス特急券を利用するのが個人的に1番楽だと思います。新宿へ行くときは費用を抑えるために高速バスを使うのもありでしょう。
余談ですが、下諏訪もしくは上諏訪から新宿までの移動距離は200kmを超えないので、グリーン車料金が安く、比較的コスパはいいです。それより西の駅だと200kmを超えてしまいます(岡谷だとギリギリ200km超える)。まあ、あずさでグリーン車を乗るメリットはそんなにないと思いますが…。

宿泊

宿泊に関しては事前決済でクレジットカードを使える宿泊施設が大半なのでキャッシュレス決済の文脈では基本的に困らないでしょう。個人的に困ったのは2、3週間前に休日が被る形で宿泊施設を2泊予約しようとしたら意外と空いていなかったことです。1泊だとそれなりにありますが2泊だとなかなか引っかからず…加えて性格上、水回りや朝食もまあまあ重視しがちなので地道に検索して良さそうなホテルを見つけるまで時間がかかりました。単純に寝るだけなら検索にそこまで困らないと思いますが…。ホテル自体の紹介はPart3か4で行う予定です。

松本駅周辺の10/1~10/2のホテル状況
画像は平日なので泊まれるホテルはそこそこあるが土日だと意外と混んでいる

飲食

飲食店は今回あまり決めておらず、予約も特にしていないので、現地でのお楽しみです。個人的には馬刺しと山賊焼きが食べられるといいなあと思っています。地酒もたくさん飲みたいですね。なお、ご飯を食べる場所(≠店)は以下の予定です。

  • 1日目朝:新幹線の車内

  • 1日目昼:奈良井宿

  • 1日目夜:松本市街

  • 2日目朝:ホテル

  • 2日目昼:上高地

  • 2日目夜:松本市街

  • 3日目朝:ホテル

  • 3日目昼:下諏訪駅周辺

  • 3日目夜:特急あずさの車内

キャッシュレス旅行の観点では、1日目の昼と夜、2日目の昼と夜、3日目の昼をキャッシュレスで支払いできるかですね。行く場所も観光地がほとんどなのでそれなりに期待したいところです。

おわりに

今回は松本・諏訪へのキャッシュレス旅行の旅程を考えてみました。今回初めてキャッシュレスを意識した旅程を組んでみたのですが、交通まわりが旅程を考えるうえで楽しかったです。地方の独自の交通事情がインターネットから収集しやすい上、キャッシュレス決済の手段もいくつかあったのが面白かったです。実際の旅行記は後日掲載します。それではまた。

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