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⑥発酵容器

ビールを発酵させる時に使用する容器です。サイズはつくりたビールの容量によります。ビアトレでは、基本的に20ℓのビールをつくるレシピを紹介していますので、20ℓの容器で大丈夫です。代表的なものは以下の二つで、それぞれ利点と不利点があります。

・プラスチックバケツ
利点:軽い。丈夫。洗浄しやすい。安い。どこでも購入可。 不利点:匂いがつきやすい。キズがつくと微生物の取り付きやすく、汚染の原因になる。

・ガラスカーボーイ
利点:匂いがつかない。キズがつかない。 不利点:重い。割れやすい。洗浄しづらい。日本での購入が難しい(高い)。 この他にも、ポリタンク、ビニール袋、プラスチックカーボーイなどもありますが、プラスチックバケツの利点である、洗浄のしやすさが損なわれてしまうので、あまり使う理由が見当たりません。個人的には、洗浄のしやすさと扱いやすさから、プラスチックバケツを使っています。その他にも色々ありますが、清潔で、エアロックができればどのような容器でも構いません。


代表的な発酵容器

【プラスチックバケツ発酵容器】
【ガラスカーボーイ】
【プラスチックカーボーイ】
【円錐型発酵容器】
【外国製のポリタンク型発酵容器いろいろ】

エアロック

ビールが発酵している間、多くの二酸化炭素が発生します。もし密封された容器で発酵を行った場合、その容器は充満した二酸化炭素によって破裂してしまいます。一方、二酸化炭素が充満しないように口の開いた容器を使うと、外気中の微生物やバクテリアがビールと直接触れることになるので、汚染されてしまいます。 エアロックは、発酵容器に取り付けることで、上記の問題を解決する道具です。つまり、エアロックは発酵中につくりだされる二酸化炭素を容器の外に逃しますが、外気を容器の内側に入れることがない仕組みになっています。種類は、S型、2ピース、3ピースなどの種類がありますが、どれも仕組みはほとんど同じで、エアロックに水(ウォッカや消毒液)を入れて封をすることで、外気から遮断します。また、発酵でできた二酸化炭素は、充満した圧力でその水を通って容器外へ放出される仕組みです。 水(ウォッカや消毒液)の量は、S型、3ピース共に空気溜まりの半分のところまで入れれば十分です。エアロック自体にラインで示されていることも多いようです。 エアロックは通常ゴム栓を使って、容器とエアロック自体を固定させます。エアロックを使わなくても、ホースと水の入ったバケツを用意すれば同じ機能を作り出せますが、高いものではないので用意してしまいましょう。

エアロック


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