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【TOA✏️自分が立つ場所】

先日5月24日(日)は、Stoopの店長・日高さんの誕生日で、お祝いムードの中1時間半ほどカウンターでビールを注がせていただきました🍺

3年前までカウンターの内側で働いていたのに、離れてしまうと「どんな感じで注いていたっけ?」ってなりますね。

・何かを得ようとするならば、何かを失わなければならない
この言葉、何についても通じるものだなぁって思います。
私がビアバーで働いた理由は、ビールをテーマにイラストを描くのであれば、「飲み手側」の視点だけではなく、「提供側」の視点も持つべきだと思ったからです。
ビールについての知識を深めたり、お客さんによりビールを楽しんでもらうにはどうしたらいいのか考えることができるようになったのはとてもいいことでした。
ここで失ったことは「初心者の視点」だったわけですが、これが時々とても大事なんですよね。もう取り戻すことはできないので、やれることといったら、観察することと疑問を持つことでしょうか。なんだか難しいですね。

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・自分にとってのポジションを考える
ビアバーで働きながら、イラストの仕事もやりたい。
でも、イラストレーターとして使える時間は、ビアバーで働いてしまうと圧倒的に少なくなります。かといって、ビアバーで得られる経験はアルバイト止まり。過去の自分を振り返ると、どちらも中途半端な状態でした。

一昨年、著書の出版をきっかけに思い切ってビアバーを辞めたことが転機となり、なんとかイラストで一人で食べていけるだけのお仕事をいただけるようになっていきました。
(正直、ビアバーで働きつつ自称イラストレーターと名乗るのは辛かったです…)
その一方で、自分はどんな風にビールと関わり続けていられるだろう、という悩みも生まれました。

私は、ビールをテーマにイラストを描くプロでありたいけれど、だからといってビールを提供するプロにならなければいけないわけではありません。
むしろ、中途半端でいるよりもお互いに尖っていたほうが、一緒に組んだ時によりおもしろいものが生まれるはずです。
そう思えてからは気持ちが楽になりました。

ビールとそれを楽しむ人達の橋渡しになるような作品を生み出すことが私のライフワークです。
何かやりたい!という人たちの力になれるよう、私はビールを愛するイラストレーターとして精進していきます。

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