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スターバックスの純粋と不純

今私はスターバックスでこれを書いている。
予定が有ってそれまで時間が有るからだ。

スターバックスはじめカフェ等に行くと仕事をしたり、勉強したりと、コーヒーを飲む事が目的では無く副次的に利用してる人も多い。

ちょっとした合間に仕事するにはWiFiなんかもあるし、勉強も家での環境と違う環境で学習すると脳に刺激があって良いと思う。
テストなんかで、
「あ!この問題スタバで勉強したところだぞ!」
と進研●ミの勧誘マンガみたいな事も有るかも知れ無い。

ただ、インターネットの影響なのか、
「私はスターバックスで仕事/勉強してます。」
アピールしてる人なのかも知れないと思ってしまうのも然りだ。

ラインマーカー引いてるあの学生も参考書を色とりどりにオシャレにしてるだけで、スタバに浸っているだけかも知れない。
ノートPCをカタカタしながら時折、難しい顔をするあの会社員も実はマインスイーパーやっているだけでスタバに浸ってるだけかも知れない。

そうなってくると、気にしいの私もどう見られてるか気になってくるものだ。
深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ。

だが、私には時間潰しの証明書とも言えるものを持っている。

ドリップコーヒーのホットのグランデサイズである。

"焼き芋 フラペチーノ"や"パンプキン スパイス ラテ"をオーダーしてしまうと、どうしてもそういう目で見られてしまうかも知れないが、ドリップのホットを大きいサイズでオーダーしている人間は時間潰しているか、純粋にコーヒーを楽しみに来ていると思われるに違い無いのだ。

私は、
「ドリップのホットのグランデだよ、不純な思いは無いよ。」
とアピールしながらコーヒーを飲む。

どうだ皆!
これがスターバックスをただ時間を潰すためだけに利用してる真の姿だ!

ギラギラの眼で周りを見渡すが誰も私の事を覗いてはいなかった。

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