イクラがあるという事
私の冷蔵庫には今イクラがある。
先日、生筋子を手に入れてそれをイクラの醤油漬けにしたのだ。
今日はいかにしてイクラにしたかと言う話はどうでも良い。
イクラが冷蔵庫に有ると言う精神的な支えについての話がしたい。
皆さま想像して欲しい、帰って来たら好きなだけイクラが食べられる毎日を。
白飯に好きなだけイクラをかけても誰にも咎められない。あのルビーの様な紅い宝石をダイヤモンドの様な白飯にかけてかっ食らう。
仕事で上司に理不尽に叱責されても、
「あぁ、俺帰ったらイクラご飯食べられるなー。」
と思えば上司の叱責なんて、広い宇宙の1つの銀河の太陽系の地球と言う惑星の小さな出来事だなと思えるはずだ。
皆さま想像して欲しい、帰ってきたら好きなだけイクラを食べられる毎日を。
プチプチの旨味と甘味の詰まった赤い粒、イクラ一粒には宇宙が内包されている。そんなイクラが今日も冷蔵庫に有る。
結婚を考えていた長年付き合ったパートナーに急に他に好きな人が出来たと言われても、
「あぁ、俺帰ったらイクラご飯食べられるなー。」
と思えばパートナーの理解しがたい心変わりなんて、そういえば地球もパンゲアって1つの大陸だったよなぁと思えるはずだ。
素晴らしい。
イクラが宇宙だ!
イクラが冷蔵庫に有るという事は複数の宇宙が冷蔵庫にあるという事だ。
想像して下さい。
イクラが皆の冷蔵庫に有れば…。
ジョン・レノンも確かそう言っていた気がします。
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