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『ワンウェイケグ』


おはようございます。
この前「是屋」さんで出してもらった特製うどんが忘れられないビアマイスター林です。
#ベスト1位か2位


さて、本日は『ワンウェイケグ』のテーマで書いていきます。


前に日本の樽の変化を書かせて頂きましたが、世界のビール会社はさらに次々と樽を変えていて、日本の「樽生ビール」が少し時代遅れになりかねそうです。
#なんでも遅れがちだけど


今回の主役は「One way keg(ワンウェイケグ)」と呼ばれる樽容器で、これがビール業界の常識を変えていく可能性を秘めています。
#レッツビアッ


ワンウェイケグとは?


従来、ビールはステンレス製の容器に詰められて飲食店に運ばれ、使い終わるとメーカーに返して再び利用されます。
それに対してワンウェイケグはリサイクル可能なPET素材などで作られており、ワンウェイという名の通り、メーカー側に返す必要はありません。すでに欧米では主流になりつつあり、キーケグ、ユニケグ、ペテイナー、ドリウムなど専門メーカーも出てきています。


ワンウェイケグを使うメリット。


・ステンレス樽と違って使用後の回収・返送作業が発生しないため、物流コストを削減できます。再利用しないため、洗浄や管理コスト削減にもつながります。軽量かつコンパクトで積載効率がよく、出荷後回収しなくても済むことから国内出荷のみならず、海外輸出にも適しています。

・新鮮さを保持する能力も向上しており、ビールサーバー接続後、1カ月という長期にわたって品質上問題がないとしているものもあります。賞味期限切れや劣化による廃棄の問題もかなり軽減されます。


メリットを生かし、積極的にワンウェイケグを使用することで物流費や労務コストが削減され、その浮いた分を営業スタッフの増員やマーケティングや設備予算に回すことができます。容器における変化が物流を含む企業の活動を変えたわけです。
#海外では


しかし。


日本での導入はまだまだハードルが高いのが現状です。

ワンウェイケグ自体の価格は下がっており、現在は返送費とほぼ同じになっています。
ステンレス製は手間や時間は奪われるものの、先行投資をすることで回収することは可能です。
ブルワーからすればコスト面ではまだまだ導入は躊躇すると思われます。


ワンウェイケグは使用後に内部のガスを抜いて処分しなくてはならず、管理にも慣れが必要そうです。



メリットもデメリットもまだある「ワンウェイケグ」ですが、これから先さらにビールが美味しくなる進化はまだまだ続きそうですね。




ビアマイスター林は毎日ビールを通しての発見や考えを投稿し、日本一を目指す挑戦や活動の報告をさせて頂きます。
ビールを「注ぐ」の立場で皆様を笑顔にします。
会ったことがある人もない人も、会えるのを楽しみにしています。

それではまた明日乾杯しましょう。


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