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【シベリア鉄道の旅】第6日目

ついに6日目まできました。あと1回寝ればモスクワに到着です。買い込んだ食料も残り少なくなって来ました。6日間も風呂に入っていないせいかフケも気になるようになって来ました。 今は早くモスクワに着いて、野菜を食べたい、下着を洗いたい、シャワーを浴びたい、広いベッドで寝たい、美味いコーヒーを飲みたいと、ひたすらに考えています。 この鉄道が欧州へ渡る主要ルートであった昔の人々の苦労が忍ばれます。きっと皆同じ気持ちになっていたのでしょう。飛行機が手ごろになり安く早く食べるようにな

    • 【シベリア鉄道の旅】第5日目

      9:00 久しぶりの1時間の停車駅でした。朝飯を求めに外へ出ます。思っていたより寒くありません。むしろ「暖かい!」と感じてしまいました。ここはノボシビルスク、シベリア鉄道もちょうど真ん中あたりです。-4℃だったのですが、連日マイナス何十℃の世界にいたのですから-4℃なんて全然寒くないという身体になっていました。 昨日初めて4人部屋のコンパートメントが満員になりました。しかし3人とも先ほどの駅で降りてしまい、夕方までまた1人部屋になってしまいました。 思えば、出発する前

      • 【シベリア鉄道の旅】第4日目

        上段のベッドからiPadを落としてしまい、その物音で8時頃に起床しました。まだまだ真っ暗。8時でも日は昇っていないようです。 9時を過ぎて景色が見えてくるとまた変化がありました。遠くまで広がる雪の大地に、真っ白な木々。幹から枝まで全部白いのです。そして快晴の青空。 車窓に写る景色は白と青。本当に白と青だけなのです。今日も景色に感動しました。毎日少しずつ景色が違っています。退屈なシベリア鉄道の旅の唯一の楽しみと言っても良いでしょう。 明日はどんな景色になるのか、期待

        • 【シベリア鉄道の旅】第3日目

          昨晩は下の段のおじさんの咳といびきがべらぼうに酷く、この1週間の旅の快適さは同乗者によって当たり外れがあるのだなとつくづく実感しました。 13:00 なんだかわざわざ朝に起きる必要性も感じられなくこんな時間まで眠っていました。少ない食糧の中、朝食の省けるという点もあったのかもしれません。 14:00 15分ほどの停車でしたので、そのに出て空気を吸いに行きました。それから駅のキヲスクで昼飯を調達しました。 15:00 日本人の旅人の部屋で昼食を済まし、部屋へ戻ると下

        【シベリア鉄道の旅】第6日目

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          【シベリア鉄道の旅】第2日目

          10:00 夜中に下のベッドに2人入って来たようで、すやすやと眠っていました。初めて複数人の同乗者です。 コップを新しいものに替えてもらおうとしましたが、ロシア語でガミガミ言われて替えてもらえませんでした。お前は除菌シート持ってるだろ。それで拭け。てなことを言っていたんだと思います。 11:00 上のベッドで読書しつつ、廊下にスマホを充電していたがいつのまにかなくなっていました。 乗務員室に置いてありました。誰が抜き取り誰が乗務員室に持って行ったかは知りませんが、またロ

          【シベリア鉄道の旅】第2日目

          【シベリア鉄道の旅】第一日目

          1月31日に日付が変わろうとする頃 ウラジオストク駅の構内アナウンスが流れる。 ロシア語は全くわからないが、ぞろぞろと人が立ち始めホームへと降りていきます。いよいよシベリア鉄道に乗り込む時が来ました。 構内には日本人や韓国人、西洋人の旅行客もちらほらいたが多くは現地のロシア人のよう。 0時33分 いよいよ出発しました。 車内は過去にウズベキスタンで乗ったよう広さや設備だったが、清潔さではこちらの方が上のようでした。部屋は4人部屋の上のベッド。ベッドの広さは大人1人が

          【シベリア鉄道の旅】第一日目