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【stand.fm】 面白くないのは、誰のせい?

2028.3.28 放送分より一部抜粋


私の最近は、やはり忙しい。物理的にも精神的にも忙しい日々を過ごしています。さて、今日は、その忙しさ最たる現場であったるエピソードをお話ししたいと思います。昨日ほぼ一日劇団の稽古に入っていたのですが、稽古の休憩時間にね。近くにいた劇団員の女子が何か本を読んでて、カバーがかけてあったので何の本を読んでいるかこちらからはわからなかったんですが、突然「面白くないなぁ。」って独り言にしては大きな声で彼女が言ったんです。「面白くない本なの?」って聞いたら、「ずっと好きだった作家の新刊なんですけど、面白くないなぁと思っちゃって、この作家ももう終わりですかね?」と、言いながらその本を見せてくれたんです。その作家さんについては私も知ってるんですけど、私は読んだことのない作家さんだったので、作品に関しての感想は何とも言えないんですけれども、その彼女が言った「この作家ももう終わりですかね?」という言葉にちょっと違和感を感じてしまったんです。彼女はその作家に飽きちゃったんだなと思ったんですが、「その作家の実力が落ちたのかしら、それともあなたが心変わりしたのかどっちなのかしらね?」って言ったら、「はっ」とも「へっ」とも言い難い妙な顔して私を見てました。あの顔はどう見ても「私は心変わりなんてしてません。相手の実力が落ちたんです」と、言いたげな顔でした。この場合は作家になるけど、アイドルや俳優や他のいろんな芸術家たちもそうだけど、それを見る人、聞く人読む人などが、いくら好きでも飽きる時が来るんだと思うんです。ファンだ推しだと言っててもいつかそちらに目が向かなくなる日が来る。彼女のように目を凝らして読みあさっていた作家の作品が面白くないと思う日が来ることも不思議でない。それは普通の感情だと思うんですけれど。でも、彼女の一番の欠点は自分が面白くないと思った原因は、自分ではなく絶対相手にあると思ったというところじゃないかな。それが私が感じた違和感であったわけですが、演劇をやってるならちょっと考えようよ。果たして変わったのはどちらなのか?自分は決して変わらなかったと言えるのか」とツッコミを入れたくなりました… …続きはこちらから⬇️


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