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映画で知り、本で生き、舞台で弾ける。

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映画、本、観劇の記録です。 この3本の柱でわたしは成り立っています。
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#映画鑑賞記録

HOUSE OF GUCCI

映画[ HOUSE OF GUCCI ]を観た。 テレビでこの映画のコマーシャルが流れてくるたびに「あっ、観たい」と思っていたが、テレビコマーシャルもなくなって、映画フリークたちのブログ記事もピークを終えたところを見計らって観た。 コマーシャルや他の方の感想の先入観がある期間はどうしても観れない性分だなので、いつも一歩遅くなってしまう。 最初は謙虚な夫婦生活をおくっていたパトリツィアとマウリツィオだったが、徐々に自分の権威を主張するようになる様子が不気味だった。 伝統的な家

みんな、ホントウの自分で、おやんなさい

『みんな、ホントウの自分で、おやんなさい』とは、映画「トイレット」のサブタイトルだ。映画を観終わると、この言葉の意味がよくわかる。 もたいまさこさんが出てる映画は、何となく観たくなる。そしてその映画が荻上直子監督だと、やっぱり猛烈に観たくなる。更に言うならフードスタイリストは飯島奈美さんだ。このカップリングが好きな女性は多い。それと同じように拒否反応を示す人も多いのかもしれないが、私は大好きだ。なんか心にもやもやがあったり、他人のことが必要以上に気になり出したりした時に荻上

[映画FANDANGOに寄せて] あの日に戻りたいと、駄々っ子のように泣きたい時もある

AmazonPrimeを検索していて懐かしい映画を見つけた。子供の頃の写真をアルバムの隅から見つけたようなふわっとする懐かしさだ。一瞬にして80年代に戻ってしまう。何か忘れ物をを見つけたような微妙な高揚感が私を包んでいる。 1985年のアメリカ映画「ファンダンゴ」もう4〜5回目くらい観ているだろうか…。一番最初に観たのは21歳くらいの時だったと思う。仕事帰りにレンタルビデオ屋に寄るのが日課となっていた。あの日も疲れ果ていた。それでも真っ直ぐに家に帰る気がしなくて、面白そうな