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映画で知り、本で生き、舞台で弾ける。

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映画、本、観劇の記録です。 この3本の柱でわたしは成り立っています。
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#舞台

舞台 ・笑の大学

1996年の初演の時に東京で私はこのお芝居を観た。 当時の出演者は、西村雅彦さんと近藤芳正さんだった。 その後映画化された時も観た。 映画版の出演者は、役所広司さんと稲垣吾郎さんだった。 そして初演から四半世紀経って今回は瀬戸康史さんと内野聖陽さんである。 私の中では「なるほどな...」という納得の配役だと思った。 「四半世紀ぶりに再演します」というお知らせを頂いた時は、一瞬時が止まったような気分になった。27年前の舞台を思い出し、そして自分の27年前を思い出した。 今回の資

大人計画 ドライブイン カリフォルニア

昨夜、舞台「ドライブイン カリフォルニア」を観てきた。 開演は午後6時で、会場は家と目と鼻の先くらいのところにあるから10分前に出ても間に合うのに、大好きな大人計画の舞台ということもありもう午後4時くらいからそわそわしていた。結局5時半に家を出て会場の近くのカフェでいろいろ妄想しながら開演を待っていた。 * 始終、涙が止まらなかった。 確かに悲しい話なのではあるが、一言で言えばかっこいい舞台だ。 私は初演(1996年)こそ観ていないが、2004年の再演を観ている。 今回は

命、ギガ長ス W

(大人計画)東京成人演劇部 vol.2『命,ギガ長ス W』を観てきた。 この作品は、数年前に松尾スズキさんと安藤玉恵さんとで上演されてて、その時も観に行ったのだが、あまりにもおもしろくて今回メンバーを変えて(安藤玉恵さんは同じ)上演するというのでお邪魔してきた。 Wキャストになっていて、宮藤官九郎&安藤玉恵がギガ組として登場し、 三宅弘城&ともさかりえが長ス組として登場する。 今日は長ス組を観劇してきたが、数日後ギガ組も観劇するつもりでいる。 演出はもちろん松尾スズキさんなの

クリスマスキャロルは鳴り止まない

舞台『パ・ラパパンパン』観劇記 曲がりなりにも、ちょっとでも舞台に立ったことのある私が悔しいと思うことは、『自分が出ていない素晴らしいお芝居を観た時』だと思う。 「なんでこんな素晴らしい舞台に自分が立っていないのか、あぁ、あのセリフは私が言いたかった」と、素晴らしい出来栄えに惜しみない拍手を送りながらもどこかで「あぁ悔しい」と思っているのだ。 Bunkamuraと大人計画が企画・制作した舞台『パ・ラパパンパン』を観てきた。私のために作れれたの?と思うほど全出演者が私の好き