【映画】土を喰らう十二ヵ月
見終わった後の感想を最初に書くのは変かもしれないが、とても美しくとても静かな贅沢な映画だと思った。
立春の風景から物語が始まる。
立春といえど、信州はまだ雪に囲まれている。
お茶を立て、漬物を漬け、芋を焼き、筍を煮、梅を漬け、栗を煮…
季節に応じた食材を料理していく。
便利な道具は使わず何もかも手作業。
どれもこれも美味しそう。
美味しそうというだけではなく美しい。
豪華な料理ではなく、どちらかといえば質素な料理であるが、ものすごい贅沢さを感じる。
物語の中の主人公は当た