いつか、いっぱしの酒飲みになりたい
私は自他共に認める酒好きである。以前は「女だてらに酒好きなんて公表するべきじゃない」と言われたこともあるが、今はもうそんなことを言う人はいない。会う人ごとに堂々と酒好き宣言をしている。
そんな私が憧れている酒好きおじさんがいる。吉田類さんだ。出版されたばかりの『酒場詩人の美学』を読んだ。いろんな地方を旅をし、そこでお酒を飲む。旅先で出会う人やお酒にまつわることが書かれている。素敵な人の周りにはやはり素敵な人が集まり、楽しく飲み、喋り...、でも吉田さんの場合はそれにのめり込