現実という話のつづき
「百年と一日/柴崎友香」を読み終えた。
この本を読んで思ったことがある。おもしろい本とはどういうものなのか?恋愛、サスペンス、時代、ミステリー、人生ドラマ...いろいろな分野があり、それぞれにドキドキしたりハラハラしたり切なくなったり悲しかったり抱腹絶倒だったりと数々の事件や出来事が起こる。それらが豊富であればあるほどおもしろいと思っていた時期もあった。でも最近は「そうでもないかもしれないな」と思うようになった。以前、江國香織さんの「去年(こぞ)の雪」を読んだ時もそう思った