最近見てた配信

なんとなくこれ見てた、まあ見たのはYoutubeのこの動画じゃなくてTwitchで選手視点なんですけど…。
面白くて結局3チーム視点で5時間くらいの3回見ちゃった。

急に何の話?

正直言って私もこの企画のこと全く知らんかった。増永アカデミーって名前自体は最近オメスト関係の動画漁ってた関係でちょいちょい見るようになったSHAKAさんの動画にちょくちょく増アカ所属の人が出てるのを見てたくらいで、女性配信者のコミュニティ?くらいの印象しかなかった。よく見たら普通に男性もいた。
増永アカデミー主催のしゃるるさんは昔エタリタやってたのでちょくちょく動画は見てたしLoLのコーチング動画自体もその時期に見ておもろいな~って思ってたんだけど、増永アカデミーってコンテンツ自体は当時なかったしね。

でSHAKAさんの動画見るようになったら増アカ関係の動画も出るようになってなんかYoutubeのおすすめにこれ出たからワールドカップ盛り上がっとるし(?)どうせなら選手視点で見るか~ってなって見たらめっちゃ面白かったみたいな感じ。

これ何の大会?

まず増永アカデミーっていういろんな配信者にLoLを教える企画?箱?みたいなのがあるんだけど、そこの1年生(ブロンズ~シルバーあたり?)を集めて各チームにコーチつけて3チームに分けて、3日間がっつり練習試合交えてチーム仕上げて4日目に大会するみたいな流れの企画。

このアカデミーのメンバー自体がまず面白いんだよね。基本は他ゲーのプロゲーマーかゲームメインのストリーマーでそこそこやってる人って感じなんだけど女性も男性もいるしVtuberも実写配信してる人もごちゃまぜな感じで。あとLoL長い人も完全未プレイどころか対人ゲーム経験もなしで入ってまだ数か月みたいな人もいる。私は普段絡まない人種が絡むような配信が一番面白いと思ってますからね。とらぴの写真がVtuberの絵の中に混じってるのインパクトあったから今絵になっちゃって残念と思ってチャンネル覗いたら普通に実写とアバター両方映してて良かった(?)。

それでワイワイやってる感じではあるんだけど教える側がかなりガチに生徒側が委縮するくらい強い言葉でやってて生徒側もまあガンガンそれについていく感じの体育会系の雰囲気が結構面白かった。我の強い配信者と体育会のノリまあまあ合うんだよな。

配信者同士のLoLってどうしても実力差があると弱い側が出しゃばらない方がいいし、ミスしてもいいよいいよ~(笑)みたいな感じで上級者がカバーしちゃうし負けても次にサクサクいっちゃうしで、それはそれでやってる側は楽しいし上級者は気持ちいいしやりがいあるしで、配信者同士の交流が見たい視聴者はそれでいいんだけどゲーム見たい側としては初心者側のミスが放置され続けるの結構ストレスなんだよね。
その点増アカは結構がっつり反省会っていうかそもそも初心者に求められないレベルのとこまで言いすぎレベルで生徒にガンガン要求してって、それを生徒も頑張って吸収しようみたいな真剣な姿勢がかなり斬新で良かった。

私はそもそも配信者同士のLoLってのが今言った感じの理由で結構地雷ジャンルでずっと見てないというかまあちらっとみてもうええかってなること多くて、ずっと避けてた(現役でやってた頃も大会で活躍してる海外のプロストリーマー見るほうが楽しかったし、基本は座学のためにLoL配信見てたしそもそも日本人で配信やってる人が少なかった(まだ配信より動画の時代だった))のが久々に見たら楽しかったみたいな話なので、なんか私が楽しめる感じのLoL配信も昔からあるところにはあったのかもなあみたいなのを今更ながらに思っています。

この切り抜きチャンネル編集好き

パワハラ

そもそもLoL自体どんなに自分が頑張っても味方のミスで試合が終わることが多いというかしっかりチームゲームしてない場合8割は味方で勝敗決まるみたいなゲームなんだよね。それを初対面みたいな配信者同士のコラボだと仲良しワイワイな配信にするべきで味方のミスは拾わないのが普通で、拾う場合も上級者の言うことに初心者は基本逆らえないし、そもそもやっぱり配信者同士のパワーバランスみたいなのとか各配信者のファンがいるわけでいろいろお気持ちされたりの忖度があったりとかで殺伐とした雰囲気にはなりにくいと思うんだけど、そこを校長がヒールなコーチングスタイルでやって生徒側も言い返しやすいみたいな雰囲気作ってるのがかなり噛み合ってるなと思った。お通夜みたいな雰囲気になってもLoLの上達を目指すっていう目的が視聴者と共有されてる以上それがちゃんとそういうコンテンツとして許されてんだよな。

今回の大会自体も試合中に自分から率先して指示だしや声を出しての連携が少ない子たちを集めてチームを組ませて優勝を目指す姿勢を学ばせるみたいな趣旨らしく、そこはめちゃくちゃ良いなと思った。本当に各チームしっかり声出てて、各人が自分が試合を動かすぞみたいな意識が出てたと思う。

LoLは身内10人集めてやるのが一番面白い

これはまあLoLやってた人なら身内5人チームでやるのが1人でやるより面白いのはだいたい同意してもらえると思うんだけど、それよりさらに身内10人で5vs5やるのが一番面白いんだなってのは配信見ててかなり思った。(私がLoLやってたコミュニティは10人フルで集まることほとんどなかったからな…)
これは観戦する側もそうだと思う。
LoLってまあ元々世界一人気のゲームで(昔の話ダヨ)、その理由ってプロシーンがめちゃくちゃ盛り上がってたゲームだからだと思ってるんだけど、LoLの大会観戦が楽しかったのも観戦してる中で勝ち進むごとに両チームの選手の強さだとか個性がわかってきて、それをふまえた中で組まれる戦略が面白いからなんだよな。

スポーツ観戦の娯楽性ってやっぱり自分の予想が当たるor外れるのサイクルで、それによって報酬系が刺激されることだから当然展開予想の素材は多いほうがいいわけ。まあちょっと話がそれたんだけど、それをこの増永アカデミーの大会ではかなり上手くやれてたって言う話がしたいんだよね。後方居酒屋スポーツ観戦おじさん目線。

まあさっきも言ったように私はこの大会見始めたときにコーチ陣の人格はかろうじて知ってる人もいるみたいなレベルで生徒に関してはほとんど知らんみたいな状態でみはじめたわけ。それがすぐに選手全員覚えられたのは、試合前のミーティングだとかバンピック(キャラ選択)で「〇〇は厳しいけど押さえる」だとか「○○の××(キャラ)は強いからBANする」「練習試合で○○の××出されたけど勝てたからいけるはず」「おそらくこういう展開になるからそこでぶつかるのを目指す」みたいな情報共有がとにかく濃かったからなんだよね。同じ箱でがっつり練習試合してるから相手の手の内が割れてるのは当然のこととして、その言語化と共有がコーチ側も選手側もとにかく上手い。
これコーチ側が指示出したり何かするときに全部理由を言語化して生徒側がそれをしっかり吸収してるからで、それ自体はまあ良いとして、生徒側が自分の意見出すときも同じくしっかり言語化できてるのが本当にすごい。普通初心者~中級者がこんなにしっかりした意見出せないよ絶対に。この辺は流石に配信者だなという感覚があった。
まあすごいポイントもあるけどこのへんのメンバー情報だとかゲームプランの共有が試合前にされるのが初見視聴者的に一番欲しい情報で超見やすいんだよな。

LoLってゲーム、メインレーンとか得意チャンプでわりかし個性出るところあるから個性的なピックあったりするのもなんかキャラ掴むうえで良かったな…。

あと言葉の端から同じ箱だけあって結構ライバル意識みたいなのも見れたのもアツかったね。

まあそんなこんなでこの大会の試合形式も良くて、3チーム総当たり→総当たりの2位vs3位で試合→勝った方が1位と試合ってのもよかった。流石に4試合も見れば5戦目の決勝戦の頃には両チーム完璧に覚えてるもんな。
というかLoL配信者は当然長時間配信できるから体力えぐいみたいな前提で作ってる連戦ぷりだよな…。まあBO3だったら5戦やるしこれくらい普通か…?

LoLは同じくらいの強さの相手と戦うのが面白い

まあこれもやってた人というかLoLやってなくても異論はないでしょ。ジャイアントキリング的な面白さはあるにしろチームバランスは取れてるに越したことはない。

…んだけどLoLでこれってなかなか難しいんだよねえ。ランクマがそのポジションのはずではあるんだけどもマッチ幅が結構広いので。まあランクの話はおいといて大会レベルというかチームレベルでの話としても、チームが拮抗してても各ポジションで強さにギャップがあるとなかなかそこ覆すのは難しいところはあるよね。この辺がLoLってゲームで初心者と上級者が組んでプレイするのが難しいポイントでもある。(初心者が上級者とレーンで当たると本当にキツい)

で同じくらいの強さの相手とマッチアップさせるのって当然普通の大会じゃ無理な話で、普通に強いチーム弱いチームは生まれちゃうんだよね。というか大会ってそもそも強いチームを決める目的でやるもんだしな。
その点この大会は全部主催者側が各プレイヤーの強さ理解した上でチーム分けとレーン指定してるからまあ良い感じだったよね。その中でなんか差がついてもう無理かなと思ったらすごい大逆転みたいなの結構見れて、LoLってゲーム面白いなって改めて思ったよ。

経験あるちょっと上手い子たちがメインじゃないレーンやらされてるのもかなり良かったな、やっぱり上手い子たちって自分がこのチームを勝たせる必要があるっていう気負いがめちゃくちゃ強くて、それは非メインのポジションでも変わらないんだよね。でも大会のプレッシャーとかもあってそんなに上手くやれなかったり経験者なのに新人がどんどん上達してたりするわけで、うーん良かった。

そもそもやる気ある初心者の大会って面白いよな、増アカの生徒ってめちゃくちゃ知識叩きこまれてるしモチベも高いから基本上手いし上品な戦い方なんだけど、普通だったらなかなかやらないようなポカが起きたり、逆に思いもしないようなスーパープレイが飛び出したりで本当に見ごたえがあった。ていうかもう普通にみんな上手いから初心者って言うのもなんか違う気はするな…。マクロに対する意識が本当に高いし判断に感心することも多かった。

LoLってゲームは必要な知識量が多すぎるから敷居が高いって言う話はよく聞くし事実そうだと思うんだけど、やっぱりアクションゲームではあるし気にするべき要素が多いから知識として身につくのとその知識を実践できるみたいなのにさらにギャップがあって、下手すると知識つけすぎた結果何も知らなかった頃より弱くなっちゃうみたいなのも当然あるんだよな。そういった部分も踏まえていろいろ試行錯誤してチームとして仕上がってったのは本当に良かったし、なにより知識をつけてく過程も面白いゲームで、そこを視聴者として共有できるのが面白いもんなんだと改めて思ったな。

私はジャングルメインだったから全チームジャングル視点で見てたんだけど、Bチームはかなりフルクリア意識が高くてCチームはレーンカバー意識が高いみたいな差も面白かったな、たぶんレーン一番見てたのはAチームだったりでチームごとの個性の差が良かった。この辺はかなりコーチの性格差も出てた感じはある。
Aチームが試合の合間にめちゃくちゃ反省会してんのに対してBチームが試合の合間に反省早々に切り上げてノーマル行ってたの実戦調整派すぎて笑った、そもそも開会式ギリギリまでノーマル行って時間なくてサレってたりしたしな…。

そんな感じで

まあそんなこんなでとにかくアツい大会で楽しかったな。勝った嬉しさとか負けた悔しさで泣いてるの運動部ノリだった。
愛着湧いて増アカ関連の動画とか切り抜き全部見ちゃった。次の冬の大会(?)も楽しみにしています。

まとめ→萌え声配信者がおじさんにパワハラされるコンテンツ面白い(最悪)

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