優しさ

日差しが強くなり、風が暖かくなり、湿度はさして高くない。

こんな人間が生きやすい気候の日には、自分と向き合いたくなります。

｢よし、向き合おう！｣とかではなく

なんとなく性格診断してみたりとか、そういう軽いノリで

自分ってどんな人間なんやろ

って再確認するんです。

今日は、昨日見た動画でやってた暴露数とか言うやつと誕生日×血液型の性格みたいなのをスマホで調べて怠惰な一日を過ごしておりました。

暴露数っていうのは、生年月日と生まれた時間から算出される数字で、その数で性質がわかるそうです。

要は誕生日でわかるものなので、似たような答えでした。

どうやら私は、器用で平和主義なので人から信頼を得るのが上手いそう。特に同性に好かれやすい。当たってますね。

しかし何を考えているのかわからない。

健康面ではストレスなど精神的なバランスが崩れると体にすぐ出るので一人の時間が必要。しかしさみしがり屋。とのこと。

なんやこの面倒臭い生き物。でも当たってますわ。

自分で言うのもですが、昔から

｢一緒におって楽｣

｢いつも話聞いてくれてありがとう、助かる｣

と言われることがよくありました。もちろん全て同性から。

でもこれは、私が優しいからとか思いやりがあるとかそんなんでは無いと思ってます。

周りの友達がそれ以上に優しい人間で、その人たちに囲まれてるから自分もそういられてるだけです。

私は常に家族や親しい友達に、

｢自分は友達運がとても良い。友達運が高いから生きてこれた。｣

と明言しています。母も｢あんたはホンマにそうやと思うで。周りに恵まれてる。｣と太鼓判。

どれだけ距離が離れていても、今もずっと仲良くしてくれる友達は皆総じて人間力が高いです。

身内贔屓ではなく、きっと彼女たちを知ってる人はみんな｢あの子は本当に素敵だ｣と思ってるはずです。

そんな人達とたくさん遊んだり相談したりたまにすれ違ったりして、たくさん素敵な部分を吸収したから

今の自分があります。

友達を褒め称えるためだけの上辺の言葉じゃなく、常日頃、特に大人になってからは強く感じている事です。

もちろん良い出会いだけではありませんでした。

酷いことをするやつもいたし、私が酷いことをしてしまったこともあったし、単に性格が合わない人もいました。

ただやっぱり、最終的に長いお付き合いになるのは｢良い人達｣だけです。

逆に言えば、決して社交的ではない私が限られた機会の中からとんでもない高確率で｢良い人達｣に出逢えているんです。

｢良い人｣は必ず優しさを持っています。

優しさとは、単に甘やかしたり相手にとって都合のいいことを言うのではなく

悲しんでいたらその心に寄り添って

間違えたことをすればきちんと注意してくれる

言ってしまえば｢浅い関係の人にやるにはダルいかなー｣と思うようなこともちゃんと出来る、相手に対して損得勘定なく手を差し伸べられることだと思います。

私は未だに色んな人に注意を受けます。家族からも怒られます。

大人になって怒られるなんて有難いことです。

怒られるうちが花、という言葉をよく聞きますが本当にその通りです。

私は誰からも怒られなくなった大人を何人か見てきました。

その人は必ず寂しいものです。

そしてその寂しさを怒りや大人気ない態度で紛らわします。

それすらも怒ってもらえないまま……

そういう人を見てしまった時、私はいつも思います。

(もしかしたら私もあっち側の人間になっていたかもしれない。)

私は実は結構怒りの沸点が低く感情の上がり下がりも激しい人間です。しかも都合が悪くなると言い訳もします。そういう人間になる素質は充分あります。

でも私が今幸せなのは、

それを諌めてくれる人や、そうなった時に｢どうしたの？｣と辛抱強く話を聞いてくれる人が周りにたくさんいたからです。

私に対して、居心地の良さを感じてくれたり話を聞いた時に感謝の言葉をくれることがあります。

それは他でもなくあなた達が私と友人で居続けてくれるから生まれた｢優しさ｣です。

私は優しさの還元をしたくて、そのようにありたいと真似ている最中です。

いや、お前全然優しくないから

と思われても、それはご最もという他ないです。

なぜなら、みんなの優しさとは違い私のは単なる｢優しさの押し付け｣にすぎません。

なにせ7月7日生まれAB型、暴露数1は

自己主張が激しくわがまま

だそうですから。