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間一髪

今年は例年に比べて新女王の交尾が進みません。
不順な天候も原因のひとつですが、何かもっと本質的な問題があるような気がしています。自然界の因果関係というのは、人間が考えている以上に複雑です。

今日、知り合いの養蜂家から、「いますぐ産まれそうな王台があるから取りに来い」と連絡がありました。昨日の内検で、無王である事が判明した群があったのを思い出し、「渡りに船」とばかりに作業を中断して車に乗り込み、その貴重な王台を取りに向かいました。

車で40分ほど走ったところにある知り合いの蜂場に到着すると、世間話もせず、王台をもらって、すぐに引き返したのですが、その時すでに王台の蓋からは女王が半分顔を出していました。

自分の蜂場に到着すると、普段は絶対に走らない蜂場でスタートダッシュして、目的の巣箱の蓋を開け、手のひらの中で保護していた王台をそっと巣枠の上に置きました。次の瞬間、王台の周りを働き蜂が取り囲んだかと思うと王台の蓋が開き、女王が出てきて、そのまま群衆の中に入っていきました。

この時期は毎日がドラマです^_^


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