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ニホンミツバチはお寺の中に

君津市のお寺から、「建物内にミツバチがいる」と連絡がありました。
さっそく行ってみると、由緒ある古い建物の戸棚の中にニホンミツバチが巣を作っていました。この場所は一般の参拝者も普通に参拝に来る場所なので、このまま放置する事はできないとの事でした。

このような場合、ミツバチと、可能であれば巣も巣箱に移動して、どこか安全な場所で飼育するのがベストではありますが、ニホンミツバチの自然巣は柔らかく繊細で、作業は簡単ではないです。

どんなやり方でミツバチを保護しようかと考えていたところ、ふと金子みすずの詩のワンフレーズが頭に浮かびました。大好きな詩です。

蜂と神さま

蜂はお花のなかに、
お花はお庭のなかに、
お庭は土塀のなかに、
土塀は町のなかに、
町は日本のなかに、
日本は世界のなかに、
世界は神さまのなかに、
さうして、さうして、神さまは、
小ちゃな蜂のなかに。

ちなみに、この詩の中で私が一番好きなところは「小ちゃな蜂のなかに」という一節です。今日は金子みすずが感じていた無限の意識の拡がりを少しだけ追体験できた一日でした^_^



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