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みつばちと関わると幸せになるのに!

昨日、凹む出来事がことがあった。
うちのボウヤが通う保育園に、「卒園する前に、子供たちにみつばちの話をさせてほしい」と園長先生にお願いしに行ったんです。そしたら、すげなく「公立の保育園ではそのような申し出をお一人から受けると不公平になるので、受けないことになっています」とお断りされた。

それを聞いていたうちのボウヤは、
「それならボクがみんなにみつばちがたいせつって伝えておくよ!」と男前に言ってくれた。嬉しいけど、そういうことじゃない。

私、世の中を変えていきたいんだよ!
そのためには、子供の時からみつばちのことを知っておくのが大切だって思ってるんだよ!
虫が嫌いなお母さんに育てられて、「虫なんてさわちゃだめ!はちなんて危ないじゃない!」って言われて逃げる子供になる前に「みつばちにあったら、ありがとうって言おうね」っていうことを伝えたいんだー!
大きくなって、この木邪魔だな、落ち葉が落ちるし、切っちまうか、お金もかかるし、っていう大人になってほしくないんだ!
っていう色々が、グオぉーと湧いてきた。

それを園長先生が全くわかってくれなかったっていうね、残念な話なんです。
私が園長だったら、みつばちの重要性は伝えられて子供の食育に最高だし、お話も興味が持たせられるからお散歩も楽しくなるし、はちみつの色や食感を味わう情操教育にもなると思う。それが、本物の養蜂家から聞けたら、子供にとっても素敵な経験になると思うんです!
でも、伝えられなかったのが悔しい。

だけど、それはそれで、公立の高校に勤めていた私は理解もできるんです。
ただでさえ、日常を回していく人員も時間もない中で、イレギュラーな対応は耳を塞いでも避けたい。ましてや、基本的なスケジュールが年度の最初に決まっているのに、飛び込みの新しいことなんて、基本的に面倒臭い。だから、私がどんなにみつばちが大切だと思っていたとしても、それは、それで、しょうがないことだなって思ってもいるのです。園長先生の対応が残念だな、って思って入るけど、責めるつもりは毛頭ない。

みつばちと関わると幸せが増えるって思っています。私がそうだったから。1人でも多くの人がミツバチを通して、自然と繋がるといいなって思ってみつばちのことをお伝えしています。

今日も、カフェでお話会やってきた。
みつばちを飼いたい人、みつばちの業界のあり方や将来性に興味があるひと、私から元気をもらいにきたという人。
どの人にも笑顔で帰ってもらいたくて、必殺技を使う。
それは、はちみつの試食だ。

今日は、透明、白、黄、黒、という4色の特徴的なはちみつを持参して、はちみつの説明をしながら経験してもらった。はちみつって目で見て楽しめるし、香りで楽しめるし、食感もそれぞれ全然違うし、何よりも美味しい。だから試食してもらうと楽しんでもらえるし、笑顔が溢れる。

はちみつは、みつばちのことを知ってもらうきっかけにとても入りやすい入り口だと思っているけど、はちみつだけじゃないみつばちの素晴らしさもついでなので、お伝えしておきたい。

ミツバチは、もふもふしていて可愛い!これは人によって意見が分かれますね(笑)でも、みつばちが気になり始めるとまず、見たくなるし、見つけたらずっと見ていたくなるはず。仕草もいちいち可愛いから。

お腹いっぱいに蜜を吸って帰ってきた子たちが、入り口でぼてっと転ぶのは日常茶飯事。入り口でどいてどいて、と押しのけて入って行ったり、とととっと出てきてスッとかっこよく飛び立つ姿とは同じみつばちとは思えない。

みつばちと関わりだすと、気になるのは蜜源。この花にみつばちは来るのかな?この花の蜜は好きかな?はちみつがあるか探してみよう!家の周りの植物やちょっと散歩している時の街路樹がとても気になり始める。

次に気になるのは、風。強く吹いてると、みつばちが飛ぶのに苦労していそうだな、と心配になる。様子を見にいくと、それでも果敢に飛び立つ勇ましい子達がたくさんいて、感心する。ふわっとした風をうまく掴んで、高く飛んでいくのを眺めているのも好きだ。

そして、羽音にとても敏感になる。オオスズメバチとみつばちの羽音の違いは歴然としている。どこかでちょっとでも羽音が聞こえると、思わず足を止めてどこから聞こえてくるのかとっても気になるようになる。それで、どうってこともないんだけど、確認したくなっている自分に笑える。

そうやって、みつばちと繋がることで、私は五感をより使うようになっている。そして、そのことが私の幸福感を増しているようだ。小さなことに幸せを見つけられるようになったからかもしれない。みつばちと出会ったことで、少しづつ変化してきている自分を感じる。

このことを小さな人たちとも共有したかったな、って思っている。
みつばちに会ったら誰もが、「みつばちさんありがとう!」という社会にしていく活動はまだ始まったばかり。

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