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元外資コンサルがコーチングをする理由

こんにちは。ライフコーチのびーです。
今回はタイトルの通り、元外資系コンサルタントとして10年働いた私が、現在コーチングを生業にしているのか。その理由について少し深掘ってお話したいと思います。(※3,500文字程あります)

はじめに

結論:「コンサルティング」も「コーチング」も両方必要

いきなり結論なのですが、どちらもプロフェッショナルな職業として、社会にとって価値が高いと思っています。
(※この記事での「コンサルティング」は、経営コンサルティング)

ただし、どちらも万能ではないと思っています。

なので、コーチング一辺倒になったり、コーチング至上主義みたいになるのは本質を見誤っていると思います。なので、状況に応じて両方使い分けができるのが理想だと考えています。

なぜコーチングなのか?

私が10年間コンサルタントを経験したうえで、現在コーチングを選んでいる理由は、「人を幸せにすることができるから」です。そして、人が幸せを感じていくのを後押しできることが私自身の嬉しいからです。
それだけ聞くと胡散臭いかもですが、本当です。

人は到達するべきゴールを設定し、そのゴールに向かって進んでいる状態で幸せを感じます。ゴール達成ではなく、その過程で「幸せ」を感じることができます。
コーチングはクライアントのゴール設定・達成に関われるので、結果として人を「幸せ」にすることができる素敵な職業なのです。

コンサルティングとコーチングの違い

どちらも、クライアントからフィーをもらう付加価値サービス、特定の資格はない(誰でも今日から名乗れる)といった共通点があるのですが、違いは↓です。

コンサルティング:高い専門性を持って、クライアントの問題解決を支援
コーチング:対話を通じて、クライアントのゴール設定・達成を支援

私はこのように理解しています。
更にシンプルに言えば、扱うものが違います。

コンサルティング:コトを扱う
コーチング:ヒトを扱う

コーチングについて補足をすると、コーチングはクライアント自身を扱います。自分自身と対話と言ってもいいでしょう。「答えは全てクライアント自身の中にある」というのが基本思想です。自分のことを扱うのだから、答えは自分自身の中にあるのは至極当然なわけです。

ではそれぞれについて、私の経験を踏まえて見ていきましょう。

コンサルティングの価値

コンサルティングは「コトを扱う」と言いました。巷には本が沢山ありますし、イメージが湧いている方も多いのではないでしょうか。コンサルティングのスキルは随分と認知されてきているなと実感しています。
私がコンサルタントになったのは15年前。プロジェクトを通じて身につけていった思考法やスライド作成のスキルなどは、いまでは本で簡単に手に入るようになった印象です。すごく時代だと思います。

コンサルティングのスキルはコモディティ化しているのに、なぜコンサルティングがなくならないのでしょうか?私はなくなるどころかますますニーズが高まると考えています。

私は事業会社での経営企画の立場も経験したので、その時に実際に感じたコンサルティングファームの価値は↓の5つです。

①チームメンバー:一般的にスペックが高い人がチームを組んで取り組む
②リソース:プロジェクト(≒課題解決)に全てのリソースを投入する
③関与の仕方:第三者的関与。組織に属さない客観的な立場で関与できる
④知見:他社の成功事例を持っている
⑤マインドセット:アウトプット(付加価値)の対価として働く


会社内でやろうとすると、①〜⑤のポイントは↓のようになります。

①チームメンバー:チームを組んでもスペックが高いが揃うことはない。
②リソース:プロジェクト兼務、通常業務があるため、プロジェクトの優先度が下がりがち
③関与の仕方:組織のロジックにがっつり縛られるため、改革しづらい
④知見:自社での経験則しかないので過去に縛られる
⑤マインドセット:アウトプットに対する報酬ではないため、付加価値を出すマインドセットになりづらい

フィーは確かに高いですが、本当に解決したい課題がある場合はそれだけの価値は十分にあります。

コーチングの価値

一方、コーチングでは問題解決はできません。コーチングでは「ヒトを扱う」と言いました。世間での認知度は徐々に上がってきている印象ですが、コンサルティングと比較すると、まだ認知度が低い印象。
本では、コーチングのスキルとして、コミュニケーションスキルや、質問の仕方などが解説されています。

コーチングを単なる「質問のスキル」と捉えてしまうのは大きな誤解です。
そして、その誤った認識のままコーチングをすることは、その人を不幸にすることすらあるので非常に危険な行為です。

「コーチングは質問をするが、質問をすればコーチングではない」
なぜか?コーチングでクライアントが話している相手はコーチではなく、実は自分自身なのです。コーチングは自分との対話なのです。コーチという存在は極限まで小さい方が良いのです。コーチは何者でもないのです。

と言われても理解が深まらないので、コーチの役割は何かと言うと、ズバリ「クライアントとゴールイメージを共有している存在」です。

前半でも書きましたが、コーチングはクライアントのゴール設定・達成に関わり、結果として人を「幸せ」にすることができることが価値です。

コーチングではゴール設定が最大のポイントになります。

一口にゴールと言っても、現状からは大きく離れているものであるため、自分一人ではイメージを膨らませたり、ゴールイメージを保ち続けたりすることは用意では有りません。
なぜなら現状というコンフォートゾーンに引き戻されるからです。

<コンフォートゾーンとは?>
学校や会社での評価をイメージしてください。
例えば、「私は5段階で2くらいの評価がふさわしい」という信念を持っている人がいるとします。ある時、たまたま5の評価を取れたとしても、居心地が悪くなり、無意識に元の2の評価に戻ろうとする力が働きます。
そこがコンフォートゾーン(居心地のいい場所)です。

なので、そこにいる限り、「頑張って5を目指せ!」と言われたところで何も変わらないのは目に見えてます。
評価が低い人が低いままであり続ける理由がそれです。
そこでやるべきなのは、信念を変えてあげること。
「私は5段階で5の評価がふさわしい」
そうすると自発的に5に向かって行動が生まれます。
信念を変えるのは容易いことでは有りません。現状に居ながら、ゴールイメージの臨場感を高めて保ち続ける必要があるのです。

だからこそ、ゴールイメージを共有できるコーチという存在が非常に重要になるわけです。

では、どんなコーチを選べばいいの?

コーチは今日から誰でも名乗ることができます。
その点はコンサルタントも同様なのです。コンサルティングファームに属していれば、信頼性が担保されます。その人が仮にダメでも会社として付加価値を担保してくれます。
コーチは圧倒的に個人での活動が多く、だからこそコーチを名乗っている方が山程いるので、吟味する必要があります。

<コーチの探し方>
・コーチングを受けたことがある人から紹介してもらう →これが一番良いです!
・SNSで「コーチ」「コーチング」で検索して探す

その時のポイントは↓になると思います。

<コーチ探しのポイント>
①コーチがコーチングの本質を理解しているか?
 →コーチングスクールを卒業しているか?何かしらの認定資格があるか?
②自分と合いそうか?
 →コーチの発信内容を見て。自分と合いそうという直感があるか?

これといった明確な基準はないです。
そのうえで、体験セッションを複数受けて、最終的に判断するのがおすすめです。

コーチングセッションは、1クール3ヶ月〜6ヶ月で行うことが多いので、本当に自分に合うコーチを選ぶ必要があります。

ぜひコーチングを体験し、価値を感じてみてください。
あなたの人生の「変化」につながることは間違いありません。


最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

読んでいただいたお礼に、コーチングを無償で提供します。
これまで気づかなかった自分の考えに気づけるチャンスです。

1回限りで30分程度の通常よりも短いセッションにはなりますが、コーチングの価値を知っていただくための活動だとご理解ください。
(※私から有償のセッションへの営業・勧誘をすることは一切ないのでご安心ください)

下記のお問合せフォーム、またはTwitter DM(@beeeecoach)にて、「コーチング希望」とご連絡ください。


以上です。ありがとうございました!また別の記事で!

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