【破産者Beeの逆襲】役満養分の自分史を振り返る〜❺格安SIMのマルチに手を出して大損した話

破産者Beeの経歴・失敗談を振り返るシリーズ第5弾
人生の依存先が「宗教」から「インフルエンサー」に変わり、
借金で首が回らないBeeを食い物にしていくハイエナたち。
今回は「皆さんマルチに騙されないでね」という程度の小話です。

前回の記事はコチラ↓

格安SIMで不労所得

当時参加していたFXのオンラインサロンのオーナーが

「FX以外のオススメ副業を紹介するよ」
「今、ク◯ラモバイルという格安SIMがアツい」
「単に格安SIMとして使うのも手だが、月8,000円払ってビジネス会員(代理店)になると、不労所得が手に入る可能性がある」
「君がビジネス会員になってこの格安SIMを広めれば、紹介料が手に入り、一定の契約数を取れば、会費を上回るお金が毎月入ってくるようになる。」
「マルチはネズミ講と違って合法だよ」
「格安SIMは化粧品などと違ってインフラだし、友達に『今より安くなる』と勧めるだけだから、簡単に不労所得が手に入る」
「このビッグウェーブに乗らないのかい？」

と話題を持ちかけました。
。。。もうお分かりですね？
月5,000円もする割高な格安SIMを3回線も契約し、
その全ての回線で+8,000円払ってビジネス会員(代理店登録)になりました。
※記憶がはっきりしませんが、たしかサロン内でノルマみたいになってた気がします。
そして、全く稼げませんでした。

「自分は格安SIM回線の代理店になったんだ！」
※余計にお金払って手続きしただけ
「これはビジネスなんだ！」
となぜか天狗になりながら、友人や会社の同僚数人に話をするも
「マルチだから怖い」
「全然不労所得じゃない」
などと正論を言われ、あえなく撃沈。
※ただの「マルチにハマったヤバいやつ」でしたね。

おそらく僕と同様の理由で、
サロン内で自分の紹介という形で開設してくれた方はいましたが、
収支は圧倒的に「紹介料報酬＜維持費」でした。

結局、自力では全く営業できないまま半年が経ち、
「開設後1年無料キャンペーン」(当時)を始めた楽◯モバイルに切り替え、
夢見た不労所得は得られぬまま、あっけなく終了しました。

※当時の収支記録が偶然iPhoneのメモに残ってたので転載します。

◎支出
11月開設費
24,046×2=48,092円
12月維持費+開設費
13,596×2+24,046=51,238円
2019年計99,330円
1月〜5月
3回線維持費
13,596×3=40,788円
40,788×5=203,940円
退会費
13,200×3=39,600円
2020年計243,540円
合計支出342,870円
◎収入
12月
2,500円
1月
14,222円
5月
3,388円
合計収入20,110円
トータル収支-322,760円

携帯代が毎月4万円…不労所得とは…？

当時を振り返って

「商品が格安SIMだから簡単に契約取れるよ」って、、、
仮に僕が大手キャリアの携帯ショップ店員なら、
ワンチャンいけたかもしれませんが(いや厳しいか)、

営業すらろくに経験したこともないのに、
「他人に携帯回線変えさせる」ことの大変さを理解してなかったですね。
「格安SIMで不労所得」という甘い汁を吸いたい気持ちだけが先行して、
何の努力していませんでした。
本当に甘い汁を吸えるのは、ごく一部の最上級の幹部だけなのに。

FXにしろプログラミングスクールにしろ、
「自分が食い物にされている」という自覚がなかったですね。

〜〜〜〜〜〜
着々と借金だけが増えていき、首が回らなくなっていったこの頃、
さらに追い打ちをかけるように、ある"魔の手"が忍び寄っていたのでした。。。

。。。次回(第６弾)に続きます。
続きはコチラ↓

◎Beeのしくじりポイントまとめ
・人にモノやサービスを買わせる大変さを理解しないまま、マルチに手を出した。
・格安SIMなら勝手に売れる(契約してもらえる)と甘く考えていた。
・当然「報酬＜維持費」となり、借金だけが増えたがすぐには辞めなかった。
・自分がごく一部の幹部に食い物にされているだけということに気づけなかった。