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新年度前日に思うこと

今日で2023年度が終わる。
みなさま、1年間お疲れ様でした。

わたしは1月1日から今日までの3ヶ月間
仕事をせずに過ごしました。
そして明日からまた正社員として働き始めます。

緊張と不安で今夜は眠れないでしょう。

気持ちを整えて明日を迎えるために
この1年をざっくり振り返ってみる。


意地とプライドの限界

これっていう決定的な理由が
あったわけじゃないけど
お布団に入って寝ようとしても
次の日のスケジュールを考えてしまい
夢の中でも仕事をして
朝起きた瞬間から
今日やるべきタスクが頭の中を埋め尽くし
化粧をしているとなぜか涙が止まらなくなった。

仕事自体は誇りを持ってやっていたし
自分がやりたいと望んだ職業。

だからどんなに苦しくなっても
「もう少し頑張れるかも」と自分を騙し
「誰にも迷惑をかけないように」と
意地とプライドでなんとか精神を保ち
一日一日を過ごしていた。

しかしそんな日々が続いたある時
「もうどうでもいい」
「誰かに迷惑がかかろうとどうだっていい」
ぷつんと糸が切れたのが自分で分かった。

そして退職を決めた。
意地とプライドにも限界が来ることを知った。

涙を流すようになってから
退職が決まるまでの約4ヶ月は
家にいても心から笑える日は少なかった。
少しでも仕事のことが頭をよぎると顔が強張った。

同じ空間にいる人が
朝も夜もずっと泣いていて
彼も相当しんどかっただろうと思う。

それでもいつも手を握ってくれて
さまよい続けるわたしに
進むべき道を教えてくれた。

もし彼がいなかったら少なくとも
今わたしがこうして笑っていることはないと思う。
本当にありがとう。
(この場を借りて彼に感謝しがち。)

仕事をしないという選択肢

仕事自体は好きだったから
環境が変わればまた働けると思っていた。

だから退職する前に次の職場を決めようと
採用試験を受けた。

だが心が拒否した。
本当に働けるのだろうか
また同じように苦しくならないだろうか
面接を受けながらその考えが頭を巡り
仕事をすること自体が怖くなってしまった。

大学に通わせてくれた両親への申し訳なさ。
一緒に住んでいる彼にかける負担。
好きだった仕事を嫌だと思ってしまった恐怖。

いろんな思いがあったけど
面接から帰ってきて
泣きながら無職になりたいと言った。

おうちで過ごす生活

自分が育休や産休、もしくは定年退職以外で
長期間仕事から離れることなんてない
と思っていた。

先の予定がわからないと
不安になってしまうわたしが
この選択をとれたことは大きな出来事。

結論から言うと
わたしに無職は向いていなかった。

人と関わることが好きなわたしは
昼間ひとりで家にいて
誰とも喋らない時間が苦痛でしかなかった。

まさかそれで胃腸を壊し
漢方を飲むことになるとは考えもしなかった。
仕事をしない生活なんて
一見ストレスフリーに感じるが
やってみるとそうとは言い切れない。
そんな贅沢な経験と学びができたことに感謝だ。

ごはんを作って彼の帰宅を待ったり
本を読んだり映画を見たり
やりたいこともたくさんできたけど
やっぱりわたしは仕事がしたいと強く感じた。

そして、今後の働き方や暮らし方、生き方など
理想と夢を彼とたくさん話した。

その夢を現実にするため
わたしは明日から正社員として働くことに決めた。

新しい生活への期待と不安

正直、不安しかない。
人との関わりが減ったことはストレスだったけど
朝ごはんの準備をして彼を送り出し
テレビドラマを見ながら洗濯や掃除をして
今日はランニングしようかな
カフェでも行こうかなって考えながら
お腹が空いたらチョコでもつまんで
眠くなったら昼寝して
そんな自由気ままな生活が一変すると思うと
不安も大きい。
(本当にこんな贅沢なことを言える環境をくれた
たくさんの人に感謝だ。)

自分で仕事をしたいと言ったのに
やっぱり無理だったということにならないだろうか
と思うと恐怖もある。

しかし、やってみなければわからない。

自分の「やりたい」と思った気持ちを叶え
自分で納得できるまではやり切る。

自分がかっこいいと思える自分であるために。
そして自分の笑顔で周りの人を幸せにするために。

そんな決意をここに記して
今日は早くお布団に入ります。

みなさま、良い新年度を迎えられますように。

びぃ

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