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本が笑顔を増やしてくれると気づいた話

趣味とは言えないけど
好きなことはなんですかと聞かれたら
その一つに「読書」と出てくるくらいに
本を読むようになった。

電車移動が30分を超える時は必ず本を持って
家を出るようにしているし
家にも常に数冊は読みたい本が置いてある
ようになった。

わたしが本に興味を持った経緯
本から得た学びと笑顔について書いてみる。


本の無い生活

わたしはほとんど本を読まなかった。
中学生の時に読書感想文のために本を読んで以来
約10年で5冊ほどしか読んでいない。

外出時に本を持っていくなんて荷物が増えるし
家で本を読んでいる時間も勿体無いと思っていた。
そもそも本を読み進める集中力も無いから
ページは全然進まないし
難しい漢字ばかりで内容は入ってこない。

本屋さんに行ってチェックするのは
ファッション雑誌かトラベル雑誌くらいだった。

学生時代に国語の「筆者の気持ちを選びなさい」
という問いが最も不得意な問題のひとつだった
こともあり小説には苦手意識を持っていた。

自己啓発本やビジネス本にも興味を示さなかった。
「こういう考え方がいいよ」
「こうすると人生豊かになるよ」
「こうすると成功するよ」
と言われても、自分の頭で考えて
幸せに生きているって思ってたし
困ることも無かった。

27歳で本と出会う

その考え方が変わったのがここ1年。

わたしの彼は本を読むのが好きで
自己啓発本もビジネス本もよく読んでいた。
わたしにも内容を教えてくれて
いつからか読んで良かった本を
わたしも読むよう勧めてくれるようになった。

最初に勧めてくれたのは
『スタンフォード式 最高の睡眠』。
正直めんどくさいなあと思った。
(この場を借りて彼に謝ります。ごめんなさい。)
たまに寝つきが悪かったら昼間眠くなったりと
睡眠の悩みはあったけど
それはしょうがないものと考えていたから。

通勤電車の往復1時間で少しずつ読み始めた。
最初はまあ進まない。
1ページ読むと睡魔が襲ってくる。
自分の集中力の無さと活字への抵抗感に驚いた。

そんな調子でも
「睡眠の質は最初の90分で決まる」とか
「シャワーは寝る何分前に浴びる」とか
「へぇ〜」と思うことが出てくると
少しずつ興味が湧いてきた。

そしてみるみるうちにハマった。
1冊読み終える頃には
あんなに苦手だった自己啓発本を
他にも読みたいと思うようになった。

これがわたしと本の出会い。

本は問題を解決してくれる

次に読んだ本は
『YOUR TIME ユア・タイム』。

これも彼がわたしに勧めてくれた。
目的はわたしのイライラを減らすため。

わたしはタスクが多くなると
効率よく物事を進められず
締め切りギリギリで焦り機嫌が悪くなり
周囲の空気も悪くしてしまう。
彼からすれば一緒に住んでいて
最悪の環境だっただろう。

それでもわたしは、自分の要領が悪く
作業が遅いだけと片づけていた。

そんなわたしはこの本から
タスク管理の方法を学んだ。

「緊急度も重要度も低く簡単に終わるもの」
に最初に手をつけてしまい
「緊急度も重要度も高く簡単に終わらないもの」
が最後に残るのがわたしのパターン。

この本でタスクに優先順位をつける方法を学び
作業効率がだいぶ上がったと感じている。

自分の頭だけで考えていたら
わたしは永遠に時間とタスクに追われ
いつも焦ってイライラして
笑顔とは程遠い日々を過ごしていただろう。
彼とのケンカももっと多かったに違いない。

本が問題を解決してくれると
27歳が終わる頃にようやく気がついた。

知識が増えると笑顔も増える

苦手だと毛嫌いしていた本から
今まで触れもしなかった考え方や価値観を
知ることができた。

そして、わたしは極々小さな世界で
狭く浅はかな知識だけで生きていたと痛感した。

新たな知識を得ることで生きやすくなること。
これまでと違った景色が見えること。
自分の笑顔が増えること。

そう気づいたことが
27歳で得た大きな出来事のひとつ。

わたしと本を出会わせてくれた彼には
本当に感謝だ。

これからもわたしは
自分が知らない世界をもっともっと見ていきたい。
本に限らず、新しいことを教えてくれるものには
積極的に手を伸ばしていこうと思う。

びぃ

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