フィッシングバスター有料化のお知らせ
民泊オーナーのみなさん。ハッキング対策はしていますか? Beds24独自のセキュリティシステム「フィッシングバスター」について、利用形態変更のお知らせです。
複数のOTAを1ヶ所で管理できる「Beds24」の無料トライアルはこちらから>>
フィッシングバスターと増えるハッキング被害
Beds24では今年2月以降、「フィッシングバスター (PhishingBuster)」という独自のサイバーセキュリティ機能を導入し、ハッキング対策を強化してきました。
これは「なりすましメール」を検知することで、民泊オーナーのアカウントがハッキングされたことの早期発見やゲストへ被害拡大を防止するものです(詳しい内容と仕組みは「サイバーセキュリティ機能『フィッシングバスター』追加のお知らせ」を参照)。
この背景には、コロナ禍を経て再び活況の旅行業界を狙ったハッカー攻撃の急増があります。実際、Booking.com、Airbnb、Expediaなどの大手OTAを狙ったハッキングの被害は世界中で多数報告されています(詳しくは「ハッキング被害を未然に防ぐ方法」参照)。
ハッキングのルートはOTAだけではありません。今年4月には、アメリカとカナダで50以上の施設を展開するOmni Hotels & Resorts (オムニ ホテルズ&リゾーツ)がサイバー攻撃を受けたことが話題になりました(abc newsより)。個人データの保護のためシステムのシャットダウンした結果、新規予約の受付のみならず、ホテルのルームキーまでもが使えなくなり、大きな混乱と損失を引き起こしました。
個人情報が集まる宿泊施設はハッカーの格好の標的です。民泊を運営する以上、ハッキングの危険は常につきまといます。危機感を持って、まずはしっかり自己防衛していきましょう。具体的な対策については「民泊のホストが詐欺・なりすましメールの被害に遭わないためにできること」をご覧ください。
フィッシングバスターの単体購入が可能に
そして、さらにセキュリティを強化するには、フィッシングバスターのような機能を入れるのがおすすめです。
フィッシングバスターはこれまで、Beds24ユーザーのみが利用できるものでした。しかしこの度ついに、Beds24の契約の有無に関わらず、より多くのみなさまに提供できる体制が整いました!
具体的には、来年2025年2月よりフィッシングバスターを有料化。単体での購入が可能となります。価格は1部屋、税込110円です。1部屋タイプあたりの費用ではございません。
購入方法としては、大きく分けて2つあります。
1つ目はBeds24を利用する方法です。フィッシングバスターはBeds24のサービスに申し込むとデフォルトについてくる機能です。2025年2月まではこれまでどおり無料でご利用いただけます。サイトコントローラーとフィッシングバスターを試しに使ってみたい方は、今のうちにBeds24の無料トライアルに申し込んでみるのがおすすめです。
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なお今回の変更に伴い、現在無料で利用いただいているBeds24ユーザー様にも2025年2月以降、追加料金が発生します。ご注意ください。少しでもコストを抑えたいという方は解約も可能です。現在、解約窓口を準備中ですので、用意ができ次第、アナウンスさせていただきます。
以下のリンク先より、フィッシングバスターをご解約されたい方々はご申請をお願いいたします。
フィッシングバスターの解約希望申請フォーム:
https://forms.gle/P6KBqKMJxpj992jdA
2つ目はBeds24を介さない方法です。Airbnbだけで集客しているオーナーは、こちらのサイトから申し込むことで、フィッシングバスターの無料トライアルが可能となります。
2024年8月7日の追記:TLリンカーンの事例
TLリンカーンという、日本のホテルが使う、リクルート傘下のサイトコントローラーがあります。
TLリンカーンは、以下のようにハッカーから攻撃を受けました。TLリンカーンを使う多くの宿のログインIDとパスワードがハッカーに渡りました。
そして、TLリンカーンは、以下の対策を記載したメールを宿に送信しています。
上記のように、日本の宿のサイトコントローラーや、OTAの情報を、ハッカーは狙っています。
弊社は、Beds24のサイバーセキュリティシステム「フィッシングバスター」を有料化することで、ハッカー対策の機能をより強化します。そして、TLリンカーンを攻撃しているようなハッカーから、宿の皆様を守ります。
最後に
今回は、Beds24のサイバーセキュリティシステム「フィッシングバスター」の利用方法の変更点をお知らせしました。
この機能を活用し、より多くの民泊オーナーが自身のハッキング被害を未然に食い止められることを願っています。
文=町田紗季子
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