社会システム論:家族機能:社会的家機能

つまり、家機能には2つの条件が分類されることが判明した。有機体としてのアミノ酸でできた生命を維持する家機能である、生命維持家機能と、社会での労働力再生産へ必要な、感情の保全などを適正化するための基準を担った、社会的家機能の2つだ。さて、社会的家機能の役割は、感情の保全であるのであるが、どうすれば感情の保全になるのか、いつものホームレスとマインクラフトで考えて見ましょう。わかりやすく先にマインクラフトで考えて見るとわかりやすいでしょうか、夜中にクリーパーが現れないような松明やジャック・オ・ランタンで部屋を明るくしてMOBが沸かない状況、そしてチェストが破壊されないという条件、これで、間違いなく、ドキドキしなくて済む。この夜間にスケルトンやクリーパーに殺されるという状況は、よく実況などで茶番化されているが、これがリアルに置き換えると、サバンナに夜間ライオン達に囲まれながら生きている状況だ。そんな状況は、社会には潜在的生命維持家機能が備わっているので、オヤジ狩りくらいしかクリーパーはでてこない。もしオヤジ狩りにあったら、それはクリーパーに殺されて死んだことに等しい。まあ一度しかできない茶番であるが。

もう一度マインクラフトに戻って、さっきのジャック・オ・ランタンや松明などMOBが沸かない状況の社会的家機能(???)、そしてその他の生命維持家機能はゲームにおいては簡単に揃ってしまう。ゲームって便利だね!だってマインクラフトにおいて社会的ってなんもねえからな。まあ最低限、プレイヤーとクリーパーとの社会しかない。社会をコミュニケーションの総体だと捉えると、クリーパーやスケルトンとの関係性は十分に社会であるし、世界である。マインクラフトにおいては、社会的家機能がそろっていれば、弓や剣、防具など、あとマップ、火打ち石など、資源発掘に際して、さしあたりのない感情の保全のための、装備品を備蓄&生産が可能になる。

では実際のリアル社会ではどうかと考えると、これはマインクラフトみたいなわかりやすい社会ではない。残念ながら。先ほどのホームレスが社会的家機能であった「屋根と壁以外の家機能」全てを手に入れて、なんとか生活できるだろうと考えること、それ自体が社会の目そのものであり、それがコミュニケーション継続するのりしろである。もちろん「屋根と壁」も最低限な生命維持&社会的家機能であるが、あえて外して考えてみたので例外的ではある。話の論理がぐっちゃぐちゃになってきているのはもうわかっているが、我慢してくれ。最後には大どんでん返しがあるかもしれない。

社会的家機能において、感情の保全が大事だ。それは屋根と壁はもちろん、それ以外のものも感情の保全において大事だ。他者との関わりを持つ上で汚い格好では関わりにくいので、風呂や洗面所は社会的家機能だろう。他者との関係性のためだけに、洗面所で自分で前髪を切りすぎちゃったりするわけだろ?何故前髪を切りすぎちゃったりして感情的に豊かになろうとしているのかと考えると、他者がいっぱいいるからであって、社会的家機能ではその、空想でも妄想でも現実でもなんでもいいから、他者との社会的つながりを潤滑にする装置があるわけです。なんだか書いてて無茶苦茶なんだけど整合的になってきているような気がして、正直びっくりです。

話の伏線として、この社会的家機能を分配、共有することはできるのか?であるのです。例えば、アイフォンとかスマフォとか色々あっておじいちゃんとか高校生とか、つーか携帯電話会社の人間ですらわけわからない状況にして価格をわからなくしている作戦の前で、私達の地域共同体ができる社会的家機能は、そのわけのわからない状況におかれている私たちは極めて同じ状況で、しかしながら、そのわけわからない状況で、先に高校生がアイフォンでVINEとか使い世界的なPV数を稼いだり社会的家機能を最大限に駆使したりできる一方、まったくこのわけわからない状況を処理せず、わけわからないものとして手につけず、社会的家機能を駆使できない日々が続くと、自然と社会性が失われてくるのです。何故なら社会性はコミュニケーション的行為の継続だからです。


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