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ChatGPTを家庭教師にしてみた②:ロードマップの一歩目を進む

このブログでは、私が日常でChatGPTを使った事例を紹介していきます。

最先端の情報よりも、基本的な使い方が主になります。「今さらChatGPTを触るのは遅いかも…」と思っている人にぜひ読んでいただきたいです。一緒に日常で活用していきましょう。

前回、ChatGPTを用いてやりたいテーマを具体的にしました。本記事はその続きです。

※本ブログでは、執筆時点のChatGPT Plusの機能を利用します。


ロードマップを聞いてみる

目標を設定したら、その目標に到達するまでの道のりをChatGPTに尋ねてみましょう。ChatGPTは、あなたが目指すレベルに到達するために必要なステップを提示してくれるはずです。

前回、私はPython学習のレベルについて聞いてみました。その初級レベルを目指すためのロードマップを聞いてみようと思います。

私:
初級レベルをまず目指したいと思います。1ヶ月で初級を身につける場合、そのための学習のロードマップを書いてください。

ChatGPT(GPT-4):
1ヶ月でPythonの初級レベルを目指すための学習ロードマップは、以下のように構成できます。このスケジュールは週単位で分けられており、毎日一定の時間(例えば1日1〜2時間)を学習に割り当てることを想定しています。

週1: Pythonの基礎
Day 1: Pythonのインストールとセットアップ、開発環境の準備(IDEの選定、例えばVS CodeやPyCharm)。
Day 2-3: 基本的なデータ型(数値、文字列、ブーリアン)、変数の使い方、基本的な演算子。
Day 4-5: 条件分岐(if-else文)、シンプルな入力(input関数)と出力(print関数)。
Day 6-7: whileループとforループの理解と使用。簡単な演習問題を解いてみる。

週2: データ構造と関数
Day 1-2: リストと辞書の基本、それらの操作(追加、削除、アクセス)。
Day 3: タプルと集合の使用方法と特性。
Day 4-5: 関数の定義と呼び出し、引数と戻り値、スコープの基本。
Day 6-7: 簡単な関数を自作してみる。リストや辞書を引数に取る関数、結果を返す関数など。

週3: より実践的な演習
Day 1-2: 文字列操作(スライス、結合、フォーマット)、基本的なファイル入出力(テキストファイルの読み書き)。
Day 3-4: エラーと例外処理(try-exceptブロック)、デバッグの基本。
Day 5-6: リスト内包表記と辞書内包表記を使った高度なデータ構造の操作。
Day 7: 小規模なプロジェクトに挑戦(例:簡単なデータ分析、小さなテキストベースのゲームなど)。

週4: レビューと小プロジェクト
Day 1-3: これまで学んだ内容の復習、わからない部分や不明点の解消。
Day 4-6: 実践的な小プロジェクトの企画と実装。例えば、簡単なウェブスクレイパー、個人の日常業務を自動化する小さなスクリプト、データの可視化など。
Day 7: 学んだことのレビュー、プロジェクトの仕上げと振り返り、さらなる学習のためのリソースの探索。

このロードマップはガイドラインであり、個人の学習速度や既存の知識に応じて調整が必要です。また、オンラインの教材、チュートリアル、コミュニティからのサポートを活用し、理解を深めることが重要です。途中でつまずいたら、そのトピックをさらに深く掘り下げ、実際にコードを書いて実験してみることが役立ちます。

ChatGPT(GPT-4)との会話(前回の会話の続き)

このロードマップを手に入れることで、具体的な学習計画を立てることができるようになります。

ここでも、全部理解しようとすれば、知らない単語が飛び込んできて「難しそう…」と思うかもしれません。ざっと眺めるだけで大丈夫です。

大事なのは、最初の一歩目です。つまり、週1のDAY1。

ここでは、以下のように記載されていました。

週1: Pythonの基礎
Day 1: Pythonのインストールとセットアップ、開発環境の準備(IDEの選定、例えばVS CodeやPyCharm)。

ここでつまづいたら、その先も何もできません。ただ、この記載だけでは初心者の私にはどうしたらいいかわかりません。もっともっと、具体化しましょう。

一歩目の道のりを具体化する

学習を始めるにあたって、最も大切なのは実際に行動に移すことです。

先ほどのやり取りで、初級レベルまでの道のりはざっくり教えてもらいましたが、まず何から始めればいいかがわかりませんでした。

ここで諦めず、更に深掘りして聞いていきます。ChatGPTは「まだ聞くんですか?」なんて嫌な顔はしません。こちらが納得できるまで、トコトン聞いてみましょう。

私:
私は本当に初心者なので、最初の一歩からつまづいてしまいそうです。Pythonのインストール、セットアップ、開発環境の準備について、知識が無くてもわかるように丁寧に解説してもらえますか。

ChatGPT(GPT-4):
もちろんです。Pythonのインストールとセットアップ、開発環境の準備は初心者にとっては少し難しく感じられるかもしれませんが、ステップごとに進めれば必ずできるようになります。以下に、そのプロセスを丁寧に説明します。

1. Pythonのインストール

Windows
Pythonの公式サイト(python.org)にアクセスします。
「Downloads」から自分のOS(Windows)に合ったPythonを選びます。通常、「Download Python 3.x.x」(x.xはバージョン番号)のボタンが目立つ位置にあります。
ダウンロードしたインストーラーを実行します。インストール画面で「Add Python 3.x to PATH」のチェックボックスを選択してください。これは重要なステップで、PythonとPIP(Pythonのパッケージ管理システム)がコマンドプロンプトから直接実行できるようになります。
「Install Now」を選択して、インストールを進めてください。

macOS
macOSでも基本的な手順はWindowsと同じです。Pythonの公式サイトからmacOS版のインストーラーをダウンロードし、指示に従ってインストールします。
macOSにはPython 2がデフォルトでインストールされていることが多いですが、現在はPython 3を使用するのが一般的です。そのため、公式サイトからPython 3をダウンロードしてください。

Linux
多くのLinuxディストリビューションにはPythonがプリインストールされています。しかし、最新バージョンを使いたい場合は、パッケージマネージャを通じてインストールすることができます。
UbuntuやDebianベースのシステムでは、sudo apt-get updatesudo apt-get install python3 を実行します。
FedoraなどのRPMベースのシステムでは、sudo dnf install python3 を実行します。

2. 開発環境の準備
テキストエディター: Pythonコードを書くためにはテキストエディタが必要です。シンプルなものであればメモ帳でもかまいませんが、コードの色分けや自動補完など便利な機能を備えたエディターを使うと良いでしょう。Visual Studio Code(VS Code)、Sublime Text、Atomなどが人気です。
IDE(統合開発環境): より高機能な環境を求めるなら、PyCharmやSpyderのようなPython専用のIDEを検討してみてください。これらはデバッグツールやコード管理機能を備えており、大規模なプロジェクトに適しています。

3. Pythonの動作確認
インストールが完了したら、コマンドプロンプト(Windows)やターミナル(macOS/Linux)を開いて、python --version または python3 --version コマンドを実行して、Pythonが正しくインストールされていることを確認します。バージョン番号が表示されれば、インストールは成功です。

これでPythonの基本的なインストールとセットアップは完了です。次に、テキストエディターやIDEを使って実際にコードを書いてみましょう。シンプルなスクリプトから始めて、徐々に複雑なプログラムへと進んでいくのが良いでしょう。

ChatGPT(GPT-4)との会話(先ほどの会話の続き)

一歩目を進むためには「Pythonのインストール」「開発環境の準備」をして、「Pythonの動作確認」が必要なことがわかりました。

初心者向けサイトも併用する

いざ、Pythonのインストール…と行きたいところですが、ここでは初心者向けのサイトも併用することにします。

以下は、progateというプログラミング学習のサイトです。

「ChatGPTで全部やるんじゃないの?」と思われるかもしれません。ですが、今回の「Pythonの初級レベルを習得する」というゴールを考えた時に、ChatGPTはあくまで目的達成のためのツールの一つです。

ステップの内容に応じて、適宜使い分けをしていきましょう。

ChatGPTを家庭教師にするときの使いどころ~初めの一歩まで

ChatGPTと一緒に、やりたいことの解像度を上げたり、初級レベルに到達するための具体的なステップを計画したり、一歩目を具体的にしてきました。

ChatGPTと一緒に何か新しいことを始める時に、こういう場面だとChatGPTは使える、この場面では他の手段にしよう、ということが見えてきました。

〇 トコトン質問する&自分向けの表現で整理してもらう

  • やりたいことの解像度を上げる

  • 大まかなレベルの目安を知る

  • 大まかなロードマップを知る

  • 最初の一歩を詳細化する

△ 最新の情報を知る&図解有りで詳細なやり方を知る

  • 最新の情報を踏まえた情報を得る

  • 写真や図ありで作業の手順を知る

初心者向けのサイトや教材は、(今回選択したPythonは特に)世の中にあふれています。それらを参考にしても十分な学びは得られると思います。

ただ、「自分にとってわかりやすい表現で」「自分に合ったステップで」「嫌な顔をされずにトコトン質問できる」「瞬時に回答が返ってくる」のは、ChatGPTを始めとした生成AIならでは、と言えるかもしれません。

やりたいことの地図、そして一歩目を見つける

ここまでのステップを踏むことで、あなたの興味ある分野における大まかな学習の地図が完成しました。この地図を元に、自分だけの学習計画を立て、実際に行動に移してみましょう。

次回は、初級レベルに到達するためにChatGPTをどのように活用できるか、さらに掘り下げてみたいと思います。

本日のイラストプロンプト

本記事の見出し画像は、ChatGPT(GPT-4)を利用して作成しました。そのプロンプトを紹介します。参考にしていただければ幸いです。全く同じイラストは出てこないため、ご注意ください。

ChatGPT(DALL-E)との会話

イラストの変遷が楽しくて、ついつらつらとやり取りしながらイラスト作成することが多いです。

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