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アザラー、北へ行く〜第3回 吹雪のアザラシ、迫り来るアザラシ


人間も凍るど! アザラシは天国、人間は地獄! アザラシのお食事タイム!


タイトル落ちである。でも、実際そうだったから仕方ない。
千歳駅を出た頃は晴れていた空も、札幌駅に着く頃には曇り、銭函駅を過ぎた頃には真っ白になりました。それは小樽に着いてからも変わらず、雪がしんしんと降っていました。そして、天気予報では、この後さらに雪が降ってくるようです。私のカメラ、防塵防滴じゃないけど大丈夫かな。

さて、おたる水族館に来た目的のひとつが「凍るど!プール」という、マジで凍るプールに入るアザラシさんです。
おたる水族館では、アザラシを半分放し飼い(やや語弊あり)みたいなことにしています。ところが、ここは日本海。放し飼いにしていると、冬の荒波にアザラシさんが自然に帰ってしまいます。
そこで、アザラシさんの大半は丘の上にあるプールにお引越ししているのですが、選ばれし何頭かは、この「凍るど!プール」に移されて、アザラーの心を温めてくれるのです。

そんな、凍るど!プールでの餌の時間に、雪の予報が合わさるとどうなってしまうのでしょうか?
では、その後の一部始終をご覧ください。


人間が凍るど!
最後の猛吹雪(瀬戸内海で暮らす人にとっては猛吹雪)で、本当に凍ってしまいそうでした。でも、そんな中で、アザラシさんは元気に魚を食べています。

アザラシ?

吹雪に動じない飼育員さんもすごいですが、一番すごいのはアザラシさんです。まるで雪なんて降っていないかのように、プールを自由自在に泳いだり滑ったり。
表情までちゃんと見えないですけど、お魚をもらった瞬間のテンションは明らかに上がっています。口に入れているお魚も、本州の水族館では見たことのないサイズ。これを丸呑みにするというのだから、やはりアザラシという生き物は驚きですね。

ペンギンのお散歩タイム

こちらも雪の中で行われ、たくさんの人が集まっていました。外国からの観光客も多く、これを目当てにしているのでしょう。今日の主役、ジェンツーペンギンは寒い地域の出身なので、雪の中でテンションが上がっていました。私も暖かい地域の出身なので、最初は雪にテンションが上がりましたが、今はもう平気です。

ペンギンは雪の上を素早く駆け抜ける姿が印象的でした。雪の上で寝ている姿も見たかったのですが、楽しそうなので良しとします。


アザラー、アザラシのおかわりをする


せっかく北海道に来たのだから、アザラシをおかわりしたいと思うのは、アザラーとして自然なことですよね?

そこで、私は円山動物園に向かうことにしました。小樽駅前から札幌駅行きの高速バスに乗り、札樽自動車道経由で円山第一鳥居バス停まで行きます。そこから円山公園駅まで歩き、路線バスに乗り換えて円山動物園に到着します。

こういう感じのルート


円山動物園には、大きなプールがあって、その中をアザラシさんがノビノビと泳いでいます。泳ぐ姿は、まるで魚雷のよう。これほど大きく深いアザラシプールがあるのは、日本でもここだけなのではないでしょうか。


迫り来るアザラシさん。可愛すぎか。こんなん永遠に見てられるで。
私はこの水槽の前に家を建てたい。

これは円山動物園に限らないことですが、アザラシさんの泳ぎ方には一定のパターンがあります。ここでは、水槽を通り抜けできるチューブの下にある穴から、人間がいる側に向かって泳いでいるようです。なのでカメラを回す時は、まずはアザラシさんをじっくりと眺めて、パターンを掴んでから位置取りをするのが良いでしょう。


アザラー、北海道最強グルメを見つける


北海道へ行くアザラーさんも、そうでない人も、これだけは食べて下さい。
佐藤水産 大通公園店の「じゃがバター職人」です!


これは、ホクホクのフライドポテトにバターをかけて、その上に鮭とイクラを塩麹に漬け込んだものが乗っているのです。もう文章を見ているだけでも、ヨダレが止まりません。
じゃがいもの甘さにバターの塩味、鮭の旨みにイクラの食感が口の中で交響曲を奏でます。
ちなみに、上に乗せるものは「秋鮭石狩味」「塩辛職人」「鰊切込」から選べて、お値段は驚異の380円!
北海道、おそるべし。


帰りは大人しくスカイマークで帰りました

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