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拝啓、月を灯すナムジュンさんへ

まるで祈りのような人。偉大な海のような人。心細い夜、皆の心に月を灯すナムジュンさん。
暗闇に迷う夜道に、月の光で導いてもらった1人である私は、もしもナムジュンさんが総理大臣になったら、大統領になったら、王様になったら、世界平和が実現できるのではないかと本気で考えた夜もあった。

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ナムジュンさんの紡ぐ言葉が人々の心に届くのは、彼の思考がただ素晴らしいからではない。それは簡単に作られた綺麗事ではなく、彼が、長い時間をかけて、景色が変わっても時間が経っても変わらずに、想像もできないくらい多くのものと向き合い続けてきたからだ、と私は勝手に思う。

ほろ苦い時間を経て濾過された言葉は、時には自分の心まで削って研いだのだろうか、特別な修飾語を背負って、形も掴めないような概念に押し潰されそうになったことはどのくらいあっただろうか。


それでもナムジュンさんは、君にも銀河があると言ってくれる。君の信じる道について聞きたいと耳を傾けてくれる。


目が眩むような太陽の下で、上を見上げられない時、息苦しい時、ナムジュンさんが灯す月の灯りは、私達を自由にしてくれる。些細なこと、小さなことにも、気を配り見失わないようなナムジュンさんは、いつもそばで優しく寄り添ってくれるから、私たちはほんの少し強くなって朝を迎える。

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ナムジュンさんは、自分自身にも月を灯しているのだろうかと、考えることがある。私は、私達は、多分救われてばかりいるのに、彼があまりにも謙虚だからだ。

Bring The Seoul:The Movie で見たナムジュンさんは、"フライトが1番きついです"と当たり前の感情を吐露した後でさえ、"そんなこと言っちゃダメだ、世の中はもっと厳しいから"と困ったように笑っていた。
"実は僕にできることはないです。今日も自分を自分のために使ったんだと思って帰ることしか。大げさに言えば、少しでもラブマイセルフの役に立ちたい。そう願っています。" と語った。

出来ることなら、地球の裏側まで届く大声量で伝えたい。ナムジュンさんがしてきたことは、していることは、想像もできないくらい多くの人を救い、皆んなの夜を灯してくれているのだと!それどころか、フライトがきついから飛行機に乗りたくないと駄々をこねてすら欲しいのだと!

烏滸がましくも、彼がどんなに大切かを、彼自身に1番わかってもらいたくなってしまうのだ。

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私達は、どんなナムジュンさんも好きなのだ。例え防弾少年団のRMさんじゃなくても、大きな愛について語らなくても、彼らがどこかの知らない場所で1人の青年として人生を歩んでいたとしても、もしかしたらどこかの国の王様であっても。

 それでもやっぱり「防弾少年団のRM」として音楽をつくり言葉を紡いでくれたナムジュンさんがいたお陰で、私は月を灯してもらえたのだから、とてもありがたくてどう感謝していいか分からない。


出来ることなら、時には大事なものだって肩から下ろして忘れ物をしてほしい。間違えて壊しても気にせずにただ目を細めて笑って欲しい。私は無責任で自分勝手な祈りを捧げることしかできないけれど、


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やっぱりナムジュンさんが、王様になって国を背負うことにならなくてよかったかもしれない。
"防弾少年団のRM"、であることも、国を背負う王様とそう変わらない時があるのかもしれないけれど。

音楽をする傍ら、月の下ではありふれた青年に変わり、ただ好きな言葉を紡いでは、自由を感じられる景色を見て、風を切って海を聞いて、木漏れ日で本を読んで、暖かくただ幸せでいて欲しいと願う。


Happy Birthday、みんなが大好きなナムジュンさん!

どうか世界中の愛が届き、月に照らされる夜、ナムジュンさんの心には愛が灯されますように。

2019.9.12

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