鏡像段階

「どうして新幹線はいつまでたっても新しいの?」
「いつまでたっても古くならないからだよ」
「じゃあ、古井戸はいつくらいから古いの?」
「井戸が井戸なりに新しくなくなった日からだよ」
「誰がそれを決めるの?」
「新しくなくなったと、そう感じた人が決めるんだ」
「じゃあ、いつまでたっても古くならないって、なぜわかるの? どうしてわかるの?」
「いつまでたっても新しいからだよ」
「誰がそれを決めるの?」
「いつまでたっても新しいと、そう感じた人が決めるんだ」
「ふうん、すごいね、その人」
「そうだよ、すごい人なんだ」

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