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ビービットが街歩き? 「大手町・丸の内ヒューリスティック」参加レポ

こんにちは、DMC(マーケティング&コミュニケーション室)の横山です。
2023年10月6日(金)に開催された社内イベント「大手町・丸の内ヒューリスティック」が面白くてタメになる最高の企画だったので、参加レポをお届けします。

Read the English version from the link below!

■藤井さんのtimesから届いた1通のお誘い

10月初旬、藤井さんのSlackのチャンネル(#times_yasufumi_fujii)に以下のような投稿がありました。

「街のヒューリスティックをやります」?

一般的に「ヒューリスティックレビュー」というと、UXの専門家が実際にウェブサイトやアプリを利用することで、その問題点を発見し、改善に役立てる分析手法のことを指します。
今回の藤井さんからの提案は、それを「街」でやってみようよ、というもの。
要するに、「私たちの働いている街をもっと魅力的にするために、働いたり食事をしたりする人たちの視点からどんなことが言えそうか」を考える会ということです。

調査方法は至ってシンプル。

  • 大手町・丸の内を歩いて、魅力的なスポットや改善すべきポイントを見つけてくる

  • 見つけたら写真を撮り、コメントを添えてSlackにアップしていく(チャンネル名: #heuristic_大丸有)

UXについてはまだまだ勉強中の私ですが、「生活者の観点から」ということなら参加できそうだぞ、と思い参加してきました。

冒頭にも書きましたが、ここからは「街のヒューリスティックは面白くてタメになる最高の企画なので全員が参加すべきだ」という話をします。
以下、そう感じた3つの理由です。それぞれ詳しく書いていきます。

① 見落としていた街の魅力に気づくことができる
② UX的観点に立った考え方に触れることができる
③ 街に潜む「なんだこれ?」が解けていく

■見落としていた街の魅力に気づくことができる

いつも歩いている道から少し外れた先で、穴場スポットやイベントを発見できると楽しいですよね。
今回の調査では、オフィスから少し足を伸ばしただけで色々な発見がありました。

例えば、大手町フィナンシャルシティ2階のランチテラス。
通路に面してはいますが、備え付けのテーブルは緑に囲まれて日陰になっているため、プライベート・クローズドな落ち着いた雰囲気があります。
1人でちょっと休憩するためのスペースを探している人にとってはうってつけの場所で、調査した時間にはほぼ満員でした。
しかし、「大手町フィナンシャルシティ ランチテラス」で検索してもページが全くヒットしません。真の隠れ処スポットですね。

知る人ぞ知る、木漏れ日の下でランチできるテラス

また、丸の内といえば芸術性豊かな街づくりでも有名です。
仲通りの「丸の内ストリートギャラリー」をはじめ、実は他にもまだまだ多くのアートイベントが開催されています。
でも、実は他にもまだまだ多くのアートイベントが開催されています。

写真は調査中に東京サンケイビル横で出くわした、Tokyo Biennale 2023で展示されている「Slow Art Collective Tokyo」というインスタレーション作品。
前を通れば絶対に目に留まるであろう、カラフルで巨大な作品です。
芸術性豊かな丸の内の街に溶け込んでいるからか、特別に展示されている作品とは気が付かず、2人組の女性が「お祭りみたいなのやってるね」と言いながらすたすたと通り過ぎていくのを目にしました。
知ってさえいれば見たくなる・行きたくなる人がもっと増えるかもしれませんね。

鑑賞者を待っているアート作品
イベント情報の数々。藤井さんが「村まつり」のちらしを持ち帰りました

■UX的観点に立った考え方に触れることができる

私もそうですが、UXを勉強し始めたばかりの方にとって、UXのプロフェッショナルが持っている目線は想像することも難しく、習得していくためのとっかかりもよく分からない、ということが多いかと思います。

あまりにも言うことがなさすぎる横山の最初の投稿

今回のヒューリスティックレビューでは、同行しているメンバーの発見を隣で聞かせてもらったり、別のエリアを回っているメンバーの見た景色が写真で送られてくるので、「どんなポイントに注目すればいいか」が分かりやすいと感じました。

例えばこちらの広場。同行メンバーだった藤井さんやコンサルタントの高橋さんが「ランチスポットとして活用できないか」「キッチンカーとか止まりに来れば良いのにね」と調べていたスポットです。

いくつかの椅子が置かれた広場。新たなランチスポットに?

しかし、実際にランチを食べる人の目線からこのスポットを観察していくと、ランチスポットには不向きないくつかの理由が分かってきました。

  • 置かれている椅子にはギリギリ1人が座れる程度のスペースしかなく、お弁当を食べるときには膝に乗せたり手で持ちながら食べなくてはならない

  • 開けたスペースなので人の目線が気になってしまい、食事に集中できない

  • 周りをビルに囲まれているため日当たりが悪く、ビル風も強い。季節によってはやや肌寒いと感じてしまう

  • 道路に面しているため排気ガスが漂ってくる

実際に自分で椅子に座ってお弁当を食べる場面をシミュレーションするなど、五感をフルに使ってユーザ目線を獲得していく様子をリアルタイムで見学できたことで、ビービットの思考プロセスに触れられた気がします。

■街に潜む「なんだこれ?」が解けていく

昼は仲通りを中心に多くの人で賑わっていた大手町・丸の内でしたが、夜になると道路やオフィスビルから人の姿が消え、昼と比べるとちょっと寂しい景色になっていました。
日中を大手町・丸の内で過ごす方の多くは周辺で働いている会社員なので、仕事を終えたあとはまっすぐ帰宅するか、飲食店に集まるかのどちらかになるようでした。
そのため、夜に見ても「なぜここにこんなスペースが?」と思ってしまう不思議な場所がたくさん見つかりました。

一見すると無駄なスペース。実は昼間に大量のキッチンカーが停まっていた
無数の人が行き交っていたオフィスビルも閑散としている

もしも今回、夜しか調査を行っていなかったら、これらのスペースはどれも意味がない無駄なものに見えていたでしょう。

実際に昼の調査でも、「この通路は何のため?」「このスペースは必要ないのでは?」と思ってしまう場所が数多く見つかりましたが、例えば通勤時の人々の様子を観察することで、意外な用途が見えてくるのかもしれません。

このように、時系列に沿って人々の行動を追いかけていくことで意外な事実が明らかになることも、街のヒューリスティックレビューの醍醐味だと感じました。

■さいごに

というわけで、次回は少し早めに集合して朝のヒューリスティックイベントが開催されるかもしれません。楽しみですね。
自分が働いている街の魅力を見つけたい方や、さらにUX的感性を養いたい方、謎解きが好きな方は参加をオススメします。

そのためにはまず、#times_yasufumi_fujiiに参加して、開催情報を見逃さないようにしないといけません。
社内イベント以外にも、面白い話がたくさん聞けますよ。

夜中に突然ぴちょんくんの話を始めるCCO

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