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反抗期な中2男子との、夏休み

夏休みの始まりにいよいよ長男の本格的な反抗期がやってきたなという感じがあって、わたし的に反抗期の精神状態って躁鬱病にちょっと近いんじゃないかと勝手に思っていて

とは言え、躁鬱病患者のひとをそれほど知ってるわけではないからあくまで想像ではあるけど、

ご機嫌なときは周りを楽しませるサービス精神もセンスも抜群だけど、不機嫌なときはこの世の終わりかのようにダンマリと周囲を寄せ付けぬ空気を醸し出す。

周りの空気や機嫌にやたらと気持ちを持っていかれやすい私の性分からすると、

めっ、めんどくさいやつ来たな…というのが正直なところ。

ひとの成長過程において、ある年齢で反抗期を迎えることがどれほど大事なことかも、自身のこれまでを振り返ってもそんな時期を経て今があるとは分かってはいるんだけど

長男に気持ちを振り回されっぱなしの自分にまあ疲れる…

母が気持ちを振り回されてる、て事実がまた反抗期の息子にとっては面倒臭いんだろうなぁと想像するも、それでもなお私自身の気分は長男の機嫌や対応に持っていかれ、そんな自分に気付いてはまた疲れる…

面倒臭くて疲れる、魔のループ。


夏休み中、いちばん疲れていたときに実家に帰った。

お米をもらいに行かなくちゃ、そう口実を作って母に会いに行った。

母に、私が反抗期のとき、あるいは兄や姉が反抗期のとき、何を思ってたのか。聞いてみたかった。こんな場面で、母としてはどんな気持ちでどう対応したらいいのかな。母の先輩として聞いてみたかった。

でもね、聞けなかった。

長男が反抗期でね、今こんなふうでね。そんな事実すらなぜだか口にできなかった。

なぜだろう。きっと口に出すことで自分の中でその事実を認定したくなかったのかなと今は思う。


そんなモヤモヤした空気の中で、家族旅行に行った。

石垣島へ4泊5日の旅。いつもの如く、フライトと宿以外は基本ノープラン、その日の気分でぶっつけ本番、やりたいことや行きたいところに行く旅。

不機嫌な沢尻エリカのように「別に」しか言わない長男が居る、このアンバランスな家族の空気ではしんどさしか想像できない旅、おまけに台風が近づいてその4日間はずっと雨予報の旅。

楽しいんか、その旅は?出発の朝まで、私が全部手配したのに、正直全然楽しみじゃなかった。


でもね、蓋を開けたら空港に着いた瞬間から旅の間中、長男はずっと「躁」だった。

いや、きっとちょっと違う。家族のために「躁」で居ることがいいと判断して楽しもうとしてくれたのだと思う。本人に聞くのは家族とはいえあまりに無粋な気がするから聞いてないから、私の想像だけれど。


これまでずっと、一般的に言うと「いい子」で「優等生」だった長男の反抗期、母にとってはそんな筈じゃなかったじゃない、とか、そんな子なわけないじゃない、とか、勝手に裏切られた感があるのだけれど、

きっと彼が本音で自分と向き合って、やりたいことや食べたいものを爆発させ、自分の今できる表現の仕方で家族や世間と向き合っているのでしょう。


石垣島で、予想外に早く雨があがり、念願の太陽が海に沈みゆく様子が見られたとき、綺麗だねーと言った私に

「ずっと見てられんなぁ…」

そう呟いた長男。美しいものを見て素直にそう思える、その感性があればきっと、大丈夫だね。

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相変わらずご機嫌な長男との会話にニヤつき、不機嫌な長男の心ない言葉にイラつくことは止められないけど、

我が子の反抗期への向かい方や心の在り方を、自分なりに自分の中へ落とし込みはじめたひと夏だったなと、夏休みの終わりに感じています。


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