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【ヘタリア】アフリカのポニーテールの女の子は誰なのか【考察】

初めに

こんにちは!

先日のキャスで、

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https://twitcasting.tv/beberobe/movie/658711354 

様々な視点から再始動するヘタリア World Starsに、登場が期待できる新キャラを予想したのですが、

その内の1人に、セーちゃんと一緒にいたアフリカの女の子、ヘタリア Axis Powers 6巻の「インド洋の真珠」の回でたくさん話しているのにも関わらず名前がわからない子について、まじめに考察してみました。

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おそらく既に考察はあると思いますが、私は知らなかったし、かなり多くの方からアフリカの女の子への反応頂けたので、その方にも届くといいなと思い書きました!


考察

散りばめられたヒントから国を絞っていきます。

まず前提、6巻の「インド洋の真珠」の回の冒頭より、
⓪アフリカの友達と書かれている。国特有のアフリカの会議にも出席している。
→国であり、アフリカに所属している。


6巻でアフリカの女の子のセリフより
①飛行機がヨーロッパ経由で来る方が近い

これでほぼ絞れます。

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セーシェルに直通便があるのは、
ヨーロッパ:イギリス、ドイツ、スイス、トルコ
中東:イスタンブール、ドバイ
アフリカ:ケニア エチオピア 南アフリカ モーリシャス

アフリカの中でも西海岸の国、地中海に面している北アフリカの国がヨーロッパ経由が早そう

ヨーロッパ経由が最短の可能性がある国(スカイスキャナーで調べました)
チュニジア アルジェリア モロッコ モーリタニア セネガル


ミニキャライラストを見るに
②眉毛が細い
→元英領ではない

※ただしセーシェルのように英領でも文化の影響によって太くない子もいるので一概に言えない。(公用語が英語一本かどうかが基準?)

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先ほど飛行機の項目絞った、アフリカ東海岸や中央部、南部の国以外の中で、非イギリス領だったのは

チュニジア アルジェリア モロッコ モーリタニア セネガル 

これら全て元フランス領です。
※ただしモロッコが領有を主張している西サハラは、元スペイン領です。


6巻でセーシェルの物価が高いと嘆いていたので
③物価が安い 
2016.3.16の記事(6巻の出た2013年と変わっている可能性があります)

https://www.compathy.net/magazine/2016/03/12/before-moving-or-traveling-abroad-list-of-most-cheap-and-most-expensive-countries-in-the-world/

チュニジア アルジェリア モロッコ が物価が安い国にランクイン


6巻の2人の会話に第三者の体で話していたので、
④マダガスカルではない
という私もこの話読む前までマダガスカルだと思っていました…


6巻の話のオチをみるに
⑤スコールに慣れていない
スコールが見られるような、セーシェルと同じ熱帯気候ではない可能性が高いです。よって国土の一部が熱帯に属するセネガルとモーリタニアではない。


6巻でセーシェルの海を褒めていたので
⑥綺麗な海が身近ではない
離島ではなさそう。絞られた三国は全て地中海に面しているが、セーシェルのようなエメラルドグリーンの海ほど綺麗と言ったら違うと思います。


ブログのような竹林のイラスト(2014/11/12)より
⑦ 頭に乗せている丸耳の動物 
絞られた地域は、サハラ砂漠より北の地域、動物地理区では日本と同じ旧北区になります。簡単に言うと、ライオンのようなサバンナの動物はいない地域。

熊の場合…アフリカには熊はいない、ただ唯一モロッコのアトラス山脈に過去に確認されています。(今はいない)


⑧軍服や身に付けているものにヒントはないか
軍服の胸元が開いている→縛られたモロッコ、チュニジア、アルジェリアのうち、三国とも同じような軍服がある
靴先がとんがっている?→モロッコのバブーシュの可能性

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https://www.secrets-maroc.com/shopping-babouch


結論
以上⑧点から考えて、このアフリカの女の子はモロッコの可能性が高いと考えました!


大前提となった飛行機に関してはコミックスが出された2013年当時と便の事情が変わっている可能性があり、根本から間違ってたらすみません…!


まとめ

ではなぜ日丸屋先生は、ここまでセリフのあるキャラなのに、ミニキャラとしてキャラデザを出しているのに、国名を明かさないのかということです。それは2013年の世界情勢が関係しているのではないかと考えています。2013年、それは「イラクとシリアのイスラーム国」通称 ISISが建国された年でした。
2020年に比べてイスラーム教徒の中でもいわゆる過激派と呼ばれる人達が世界各国でテロを起こし、イスラーム教徒への恐怖が高まっていました。

実際イスラーム教もキリスト教のように国によって教義や流派も様々であるのに、身近でない日本ではイスラームの極端な面しか一般の方に届いていなかったように思えます。そしてなんとなくイスラームは怖いと、現在も日本ではそう考える方は少なくないと思います。

私が結論で出したモロッコはイスラーム教が主流の国です。
ここからは推測になりますが、そのような実もあってか、イスラーム教の国を擬人化させるリスクを考えたのでしょうか。本当は新キャラとして登場させるつもりがあって日丸屋先生は描いていたのに、出版社側が止めた可能性、または日丸屋先生も名前を伏せて登場させることを望んだのかもしれません。

しかもモロッコは西サハラという、今でも外務省発表危険度4の紛争地域、領土問題を抱えています。2010年ごろは領土問題の地域、北キプロスも擬人化していたぐらいですが、北キプロス以降イスラーム圏の国の追加もなく今に至ります…。

ヘタリアは知名度があり世界中にファンがいるようなジャンルです、影響力があります。元々各国民へのジョーク、悪く言えばその国の国民というだけで、こんな性格だろと決めつけてしまうような、偏見とも言えるネタが元となって始まった作品です。ヘタリアの織りなす国擬人化は、シビアな問題を孕んでいるのは当然のことです。

ただ朗報があります。新キャラとしてほぼ追加が確定されている東南アジアの国は、世界人口第四位の巨大国家インドネシア、ASEANの中心マレーシア、石油で有名な英連邦の国ブルネイがイスラーム教が主流の国です。もしこのような国が本編やブログやTwitterに今後登場すれば、イスラーム圏の国の解禁、それによってこのポニーテールの女の子の名前も解禁される可能性があると考えています。


まとめなのに長くなって申し訳ない…。
最後にですが、モロッコはインスタグラムの影響で、イスラーム圏の中でもコロナ以前は女子旅先の人気が高い場所でした。日本人にとっても段々と親しまれいった国でもあったと思います。しかもタコ焼きに使うタコのとかも、モロッコ産がほとんどだったりします。
青い街があったり、アフリカなのに雪が積もったり、国中の男の人が同じ髪型をしていたり、かわいいとんがりフードの民族衣装があったり、街中にゴミが落ちてなかったり、中々魅力的な国です。シャウエンやフェズやマラケシュ、ぜひ調べてみて下さいね!!

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ただこんなに考察して宣伝してモロッコじゃない可能性も全然あるという…日丸屋先生の手のひらの上で踊らされているこの感じを楽しみながら、新連載を待ちたいですね。

新連載の予告まだかな…。


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