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銀座で買い物した女になった

こんにちは。あるいはこんばんは。
べべと言います。

写真は前回のnoteに出てきたアライさんon自問自答ノートです。
アライさんは可愛いヤツなんですよ…

銀座で買い物をしました。
人生初です。
というか銀座に行ったのが人生で3回目くらいです。
普段はUNIQLO、GU、無印くらいでしか服を買いません。
そんな私が銀座に行って何をして、何を買ったか。

もしかして誰かの役に立つのでは、と思い、まとめてみることにしました。

泣く子も黙るYourFIT365を受けてみたい

自問自答ガールズさんたちの間でYourFIT365が流行っていたので、興味がありました。

YourFIT365とは、三越伊勢丹さんが一部の店舗で行っている、足のサイズを機械で立体的に測定してくれ、その測定結果に基づいて、靴を選んで頂けるサービスです。
サービス自体は無料で受けられます。

ずっと昔から、身長の割に足が大きいなと思っていました。
155cmしかないですが、24.5cmを履いていました。
親指まわりが当たる感覚があり、それで大きめのものを履いていたのです。

それが先日、地元の百貨店で簡易測定を受けましたところ、横幅が想定より狭く、そもそもの足のサイズすら24cmに届きませんでした。

親指の指先や付け根が当たる気がして、
大きめの靴を選び、なおかつ幅も広めのものを選んでいましたが、
そのせいで靴の中で足が前へ前へと滑っていき、ゴリゴリ当たる…と。
なるほど〜!
そんな説明を受け、靴を選ぶ時には、
指の根本あたり、幅が大きいところでしっかりと止まるものが良いとオススメされました。
測定結果から見繕ってもらった靴に、
インソールを入れて調節して下さって、
「靴ってこんなにフィットするのか」
と身をもって体感した私。

足の計測、すごく大事では?

となり、噂になっていたYourFIT365も受けてみたいなと思い至るのでした。

思い立ったが吉日です。
帰宅して早速予約ページを見てみました。
サービスが受けられる店舗は、新宿、銀座、日本橋。などなど。

アウェイだな〜〜〜〜〜!

関東平野のど真ん中の片田舎、具体的に言えば埼玉県に住んでる私には無理ゲーがすぎる。
通行証がないと入れないんじゃなかったっけ?
そもそも都会に着ていく服がないのよ。
そして都会に服を買いに行く服がない。
以下エンドレス。

それでも私は靴が足にフィットする感覚を知ってしまいました。
詳細な足のデータがほしい…!
靴をプロに選んでほしい…!

それに、私には先日購入したお気に入りのレースアップのローファーがあります。
この子となら、きっと銀座にも行ける…!

1つ、お気に入りを手に入れたことで都会へ繰り出す勇気を得た私は、
YourFIT365を予約したのでした。

店舗は少し迷って、銀座の三越さんにしました。
新宿の伊勢丹さんの方が品揃えが豊富だとは聞いていましたが、
新宿はセーブポイントが欲しいほどのダンジョンです。
そんなダンジョンで買い物が出来るとは思えず、
あきやさんのお買い物動画で予習が出来る銀座、
それも動画に出てきた銀座三越さんにお世話になることに決めました。

この動画が本当に予習に役立ちました…!
オススメです。
きっと私はこの動画がなければ銀座に行くことすら出来ませんでした。
推しに課金しよう!(ダイマ)
推しが美味しいケーキを食べられますように!(ポチー)


試着MAPを作るのです


自問自答ガールズさんたちならもう耳タコでしょう。
せっかく勇気を振り絞って銀座に行きますので、どうせなら色々見てみたい。
そのための試着の旅Mapを作ります。

靴と鞄とアクセサリー。
とにかく自己表現の3種の神器を揃えたい私は、
靴はもうYourFIT365先輩に全てお任せすることにして、
鞄とアクセサリーの試着の地図を考えることにしました。

鞄は地元の百貨店でいくつか試着して目ぼしいブランドを決めていました。
調べてみると、銀座に直営の店舗があります。
その場所をGoogle Mapにピン留めしてみると、なんと三越の徒歩圏内ということで、
俄然テンションが上がってきます。

アクセサリーもずっと気になっていたブランドさんの店舗が銀座、それも銀座三越さん内に店舗がある!
指輪をひとつも持っていなかったので、
自分の誕生石や星座石を調べてメモして…

ここまでくるともうワクワクが止まりません。
当日の服?
もう全てこのレースアップのローファーが何とかしてくれる。
それに他人はそこまで私を見ていないはず!という強い気持ちを持って、
いざ、当日を迎えました。

ちなみに着ていったのはHoneysの激安だけど着やすいニットとUNIQLOのプリーツロングスカート。
それに丈の長いカーディガンを合わせて、鞄はこれまたUNIQLOで買ったレザータッチのミニショルダー。
足元は、シンプルに無印の白靴下。
こんなんで行けましたよ、銀座。
(こんなんって言うな)
(ラグジュアリーブランドの服じゃなくてもいいという話です)
(よく考えたら銀座にもUNIQLOがあるので全身UNIQLOだって別に良いのかもしれない)

まずはYourFIT365

銀座三越さんに着いたのは約束の時間の15分ほど前でした。
お手洗いを済ませて、2Fの靴売り場の片隅へ向かいます。
すでに店員さんがスタンバイしてくれていて、速やかに案内して頂きました。

今日探している靴について軽くヒアリングされ、
(これについては事前に予約時に簡単なアンケートがあるのでそれの確認)
あっという間に例の機械が目の前に。
素足になり、片足ずつ機械に乗せて測定。
ここまでで5分くらいです(笑)

そしてあっという間に自分のスマホに結果が送られてきます。

測定の結果は、左足23.5C/右足23.5D。
そこまで大きな左右差はなかったようですが、23.5という数字に崩れ落ちました。
だって今まで履いてたの、24.5cmですよ?
そんな小さな靴、履いたことがありません。

スマホでは、自分の測定結果に基づいて、私の足にフィットするという靴の候補もその場で見ることができます。
その中の一つのローファーを選んで、こんな感じのをお願いします、と店員さんに見せると、売り場の方の椅子に案内され、そこで少し待機。
自分でも靴の候補を眺めながら店員さんが戻ってくるのを待ちます。

店員さんが大きな箱を抱えて戻ってきたら試着タイムの始まりです。
ローファーを3点ほど試着させてもらい…
さすがに皮なので硬い。
でも、皮なのに足の形に沿う。
履いた瞬間、「マジか…」って言っちゃった。
それくらい、今までの靴とは別物でした。
周辺をウロウロして、その安定感に「はぁ〜」とため息を吐いて、
あっそうだった、と思い出して写真を撮影。

やっぱりこの写真撮影は重要で、自分の後からの振り返りのためでもありますが、
店員さんに自分の「本気度」が伝わる感じがします。
「いい靴を探しています!」と宣言しているような。
同時に、「今日は試着のみ」という暗黙の了解がお互いの間に流れる感じ。
自分の写真を撮るの、本当はすごく好きじゃないのですが、こういうメリットがあるのでね…我慢して撮り続けています。

ローファーの次はショートブーツ。
ショートブーツもいくつか試着し、歩き回り、「しっくりくる」という感覚を味わいます。

淡々と試着を進めていきますが、イマイチ決定打に欠ける感じ。
「この中のどれかに決めちゃおうか」という気にもなりますが、高い買い物です。
心底気に入ったものを買いたい。

店員さんも根気よく付き合ってくれます。
何回目かの待機の間、スマホで靴の候補を見ていたところ、
気になるレースアップローファーがあったので、それをオーダー。
今の靴の上位互換。そう、これもあきやさんが言っていたので、履いてみようと思ったんです。
これこそが、今回の買い物に繋がる大きなきっかけでした。

結局、気になったレースアップはピンとこなかったのですが、
同じフロアでこのブランドのフェアをされてるとのこと。

そこまで案内してもらったところ…
「これだーっ!」
となったブーツが展示されていました。

そのブーツから目を離せなくなってしまって、呆然と立ち尽くしていると、店員さんが、「これも履いてみますか?」と。

そうだ、試着。試着だ。

試着させていただいて、あれ鏡がない、と、辺りをキョロキョロ見回すと、少し遠くにあった鏡に自分の全身が映って。

「ちょっと…え…なにこれすごい…」

今日これ履いてきた?
くらいにその時のシンプルなコーデにぴったり…というより、そのブーツが格上げしてくれている感じ。
スカートの丈感もちょうど良く、裾から見えるブーツが映えます。
「え〜…すご…」とただただ棒立ちになってしまいました。

完全に語彙力を奪われ、「すごい」しか言えなくなった私の足を、
店員さんがちょっと触ったりして、「うん、靴の形も問題なさそうですね」的なことを言ってました。多分。
それくらい引き込まれてしまいました。
そのフェア会場にいたブランドのスタッフさんも、「今日の服に本当にピッタリで…」と驚いた様子。
「そうなんですよ…ちょっと、本当にびっくりしてます…」
暫く鏡の中の自分と向き合って、ハッと思い出して、写真撮影。
撮れば撮るほど“良い”…
たくさん写真を撮ってしまいました。
(前述の通り、自分の写真撮るの苦手なんですけど、そんなことは忘れました)

この時点で、1時間半くらいが経過。
店員さんはまだまだ付き合ってくれそうでしたが、今日はこのブーツより良いものが見つかるような気がしません。
でも流石に即決はできないので、その場はこれでお終いにして、
履いた靴のリストをもらい、一旦、フロアを後にしました。

初めての指輪を購入

冷静になろう、とも思えず、フワフワした気持ちで、エスカレーターに乗ったら、昇りでした。

この先は3階。

何しに来たんだっけ?
そうだ、アクセサリーも見たいんだった。

試着MAPの存在を思い出し、ようやく頭が現実に戻ってきます。
スマホを見るまでもなく、エスカレーターを昇りきった先、目の前にお目当てのアクセサリー屋さんがありました。

ふら~っと引き寄せられて、石を眺めていると、店員さんがすかさず話しかけてきてくれます。

初めて指輪を買うんです、と正直に言いました。

私はこれをノーガード戦法と呼んでるのですが、もう、考えてきたことを全部店員さんに話しちゃいます。

誕生石は知っていますが、本物は見たことがなくて。
あと星座石なんかも調べてみてメモしてきました。
そもそも私、自分の指のサイズ知らないんですけど、測ってもらえますか?

そんな会話をしながら、店員さんはテキパキと私の指のサイズを測り、誕生石と星座石のリングを見繕って下さり、こんな合わせも良いんですよ、と重ね付けを提案して下さり。

これがまた素敵な組み合わせで…
私を守ってくれそうな、温かさを感じます。

それを指に試着したまま、小さな売り場をくるくると回りますと、もう何だか自分の物のような気がしてきて。

右手は重ね付けして、そしたら左手はシンプルにこれとかどうですか?
と出してきてくれたのが、月の満ち欠けをモチーフにしたシンプルなリング。
ちょっとー!
え、もしかしてムーンプランナーユーザーであることを見抜かれている?
これも運命的な出会い。

結局、指輪4点お買い上げ。
指輪はそのまま着けて帰ることにして、大満足でいったん三越さんを出ました。

遅めのランチと試着結果の振り返り

そういえばお腹が空いている、と気が付いて、すぐ近くの洋食屋さんに入りました。
お料理が来る間、手に入れた指輪を眺めながらニヤニヤして、そうだそうだ、と靴の試着写真とリストを振り返ることに。

頂いたリストは、1つの靴の情報が名刺サイズのカードにまとまっており、
記入スペースもあったので、ペンを取り出し、履いたときの感想をちょこちょこと書いてみます。

書きながら、撮った写真も改めて見直して、
やっぱり、最後に履いたあのブーツが忘れられません。

似合ってるな〜これ…
え〜でも待って、もっと試着しなくて大丈夫…?
そういえばこれの色違いもあった。
あの場ではホワ〜となってしまってすっかり忘れてしまったけど、うん、色違いもちゃんと試着しよう。
それで比較検討のための材料を揃えて、今日のところは引き上げよう。

温かいドリアとスープでお腹を満たし、
大好きなナッツのケーキがあったのでそれも食し。(ピスタチオ大好き)
エネルギー不足の身体に栄養が行き渡ると、元気が湧いてきます。

試着MAPにピン止めしていた、鞄のお店も覗こう。
で、最後、帰る前にもう一度三越さんに寄って、色違いを試着して帰ろう。
そう決めて、洋食屋さんを出ました。

鞄の試着は記事が長くなってしまったので割愛します。
鞄の試着も良かったけど、今回のブーツほどにピンと来る出会いはなかった、とだけ記しておきます。

三越さん再び

三越さんに舞い戻り、
そうだ〜あきやさんが動画でオススメしてたセレクトショップを覗いてなかった〜
といったん3階へ。
でもまぁ…身が入りません。
勿体ぶらずに意を決して2階の靴売り場へ乗り込みます。

先ほどのブーツの前に立ちますと、
どう見ても、何度見ても、どこから見ても、素敵だな〜永遠に眺めていられるな〜とうっとりしてしまいます。

「戻ってきて下さったんですか〜?」
と先ほど会話したブランドスタッフさんが気付いてくださり、色違いも試着したい旨を告げると、すぐに持ってきてくれました。

色違いも素敵。
いや、でもやっぱりさっきほどの感動はないな、と判断している自分がいました。

もう一度、元々の気に入った色の方を試着させてもらいます。

うん。やっぱりこっちだ。

グルっと歩いてみて、歩き難さもない。
この手のブーツで起きがちな、踵がカポカポ抜けちゃうようなこともない。
ヒールのデザインはちょっとエッジが効いてて、ただ「優しい」だけじゃない。
足首をしっかり支えるサイドのラインは、ただの飾りかと思いきや、隠しリブになっていて着脱を楽にしてくれる。
デザインと機能性の見事な融合。

それに何より、この色。

今履いているのは、落ち着いたオリーブ色。
色違いの方は黒です。

ここで、私のコンセプトをハッと思い出しました。

大好きな人と本の間で悠々とユーモアたっぷりに生きる陽だまりみたいな人

このオリーブ色は、まさしく陽だまりの人に相応しい色だ…!

チェック・メイト…!

これが決め手でした。
今まで、無難に黒の靴ばかり試着していましたが、それだと無骨過ぎたのだと思います。

この優しいオリーブ色は、陽だまりの中を歩いたらその足元からお花が咲いてきそうな、そんな色をしています。

出たなポエミー。

運命の出会いをすると詩人になる、とあきやさんが言っていた通りでした。
これは、幻冬舎大学さんの1回目公演のアーカイブ内で、鞄に対する発言でしたが…靴にも適用されるんだなぁ…(しみじみ)

この靴は私を陽だまりに連れて行ってくれそう。
こうして履いていると、「何故、私はこの靴を持っていないんだろう?」という疑問の方が湧いてきます。

「これに、します…!」

かくして私は、銀座で買い物をした女になったのでした。
(その前に指輪買ってるやんけ、というツッコミは受け付けます)

最後に

それから有楽町までウキウキと歩き、
途中でシャインマスカット大福を家族へのお土産に買い、
これまたあきやさんのお買い物動画にあったルミネ有楽町の靴下屋さんで靴下を購入。

ほくほくで帰宅しました。

だからといって、銀座に慣れたかと言われれば、そんなことは全くありません。

私は都会で買い物をすることにはまだまだ抵抗があります。

知らないお店ばかりだし、周りの人は皆オシャレに見えるし、ラグジュアリーブランドの路面店なんて気後れして入れないし。
今回はYourFIT365とあきやさんのお買い物動画という強力な指針があって、
何とか乗り越えることが出来た感じです。
幼児のように、よしよし、と両手を取って導いてもらったような。

でも、私のような、都会苦手、お買い物苦手勢にとっては、それがいいのかも知れません。
自分ひとりでお買い物を出来ないことに卑屈さを感じなくても良いのです。
だって彼らはプロだから。
より良いお買い物のために、素直にプロの手を借りる。
それでいいと思うのです。
それに、本当に素敵なお買い物が出来ると、卑屈さなんかどこかへ吹き飛んでしまいます。
これは本当にそうです。信じて。

あと、今回、強力に感じたのは
「たった1つのお気に入りの靴の安心感」
「ブランド名を知っている安心感」
です。

少し前に買ったレースアップの黒いローファーは、高いものではないですが、私を色んなところに連れ出してくれます。
その勇気をくれます。

ブランド名などほとんど知らなかった私ですが、
あきやさんの言う通りに、ZOZOTOWNでの検索結果を「高い順」に見ているだけで、
百貨店に入っているブランドのほとんどが、
「自分には縁のない得体の知れないお高いブランド」から「あのときZOZOTOWNで見た見覚えのあるブランド」に変わります。
(私はこれを進研ゼミ現象と呼んでいる)

“知っている”ということは大きいです。
それだけで、「こんにちは!」と元気に挨拶出来たりします。
(それでもラグジュアリーブランドはまだ気後れしますが)
あきやさんのお買い物動画は、この「知っている安心感」と与えてくれました。
本当にオススメです。
あわよくば、新宿編が欲しいです。(どさくさ)

そしてやっぱり大切なのは「予習」であり「試着MAPの作成」です。
これがあるだけで安心感が違います。

だから都会な苦手な自問自答ガールズは、
素直にあきやさんの動画を見て、
ZOZOTOWNで見つけた気になるブランドの都会にある店舗の場所をGoogle Mapでピン止めして、
そこで試着したいものの画像を保存して、
愚直に、そして丁寧に試着MAPを作って、旅に出掛けましょう。

私が出来たからきっと大丈夫です。

次の当面の目標は鞄です。
買ったブーツを履いて、あちこち試着の旅に出て、魔法みたいな鞄を見つけたいと思っております。

でもやっぱり都会は怖いので、まずは試着の旅MAPを作るところから。

今回のお買い物を通して、愚直に丁寧に、これを繰り返して行く覚悟が決まった気がします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


この日買ったものたち。
ブーツはテレワーク中にも履いて慣らし、
大安&一粒万倍日に下ろしました!

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