シャンプー定義③


なお、石けんの解釈の拡大により、弱酸と弱アルカリ塩からなる形状が固形石けんの界面活性剤も「石けん」と呼ばれることがあるため性状による分類との区別が必要である[3]

界面活性剤(洗剤)は、肌の油分を落とすことで肌の硬さ、乾燥、バリア機能の低下、刺激や痒みを起こすことがあるが、ステアリン酸やパルミチン酸のような飽和長鎖脂肪酸を添加することで、脂肪酸が補充されバリア機能の改善に役立つ[4]。こうしたバリア機能の破壊はフケの発生につながることがある[4]。(対応シャンプーは「フケ」の項を参照)

一般的にはシャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメントはそれぞれ別のパッケージで発売されるが、シャンプーとリンスが一緒になった機能を持つリンスインシャンプーも発売されている。そのほか、キャンプ介護・非常時等入浴ができない場合に水なしで洗髪できるドライシャンプーも販売されている。

なお、JIS規格ではシャンプーの容器に凹凸を付ける事が望ましいとされている。この容器の凹凸は視覚障害者がリンスの容器と区別するためのもので『識別リブ』と呼ばれる。

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