八幡縁起について①八幡とは⁇
こんにちは。本記事から何回かに分けて八幡縁起という絵画作品についてご紹介していきたいと思います!
今回はそもそも八幡宮、八幡神社とは何?ということについて話そうと思います!
1.八幡神社
ナントカ八幡神社、もしくはナントカ八幡宮という神社を家の近所などで見かけたりしないでしょうか?
八幡社はなんと全国に約4万近くもあるそうです。然しそもそも八幡神社にはどんな神様が祀られているのでしょうか?
2.祭神について①八幡神
八幡社には基本3柱の神様が祀られています。
まずは八幡神です!
八幡神とは、第15代天皇である応神天皇(誉田天皇ともいう)が神として祀られた神格のことを指します。
ここで全国の八幡社の総本社である宇佐神宮誕生のエピソードを見てみましょう
571年、第29代である欽明天皇の治世に、宇佐の地に三歳の童児が忽然と現れました。そしてその童子は「誉田天皇廣幡八幡麻呂なり」そして鎮護国家のために祀るべしと述べ、そのためにその童子を祀る社殿を建てました。
これが今の宇佐神宮です。つまり誉田天皇、つまり応神天皇がが崩御されてずっと後の時代に突然神として現れた。その神が八幡神であるということです!
ここで応神天皇について紹介します。応神天皇は父は仲哀天皇、母は息長足姫、よく知られた名では神功皇后です。
応神天皇が先代の天皇と比べて特徴として挙げられるのは、神様と何らかの形で関りを持っていることと、実在が確実である最初の天皇であるということです。例えばある言い伝えで、仲哀天皇が崩御された後に他の神様との間にできた子供であると言ってたりします。
3.祭神について②神功皇后
神功皇后は先ほど言った通り応神天皇のお母さんです。またの名を息長足姫ともいいます。
実は次回紹介する八幡縁起は、この神功皇后の伝承が話の中心になっている絵画作品なのです。なので具体的に何をしたかについては次回話したいと思います。
4.祭神について③比売大神
比売大神について、何の姫なのかその正体について様々な説があります。
例えば、宇佐神宮近くに住まう一族である宇佐氏がもともと崇めていたのが比売大神であるという説です。
先ほど八幡神は忽然と宇佐の地に現れたと言いましたが、比売大神に巫女的な性格を加え、祈祷などによって八幡神を出現させる役割を与えられ、現在の八幡社に祀られたのではないかという説です。
5.おわりに
今回は以上です!ここまで読んで頂きありがとうございました。八幡社について、特に祭神について取り上げてみました。八幡社は各地にあるにもかかわらず、祭神についても不思議なところ。よくわかっていないところが多くあることが分かって頂けたかと思います!
次回は全国に八幡社が爆発的に増えた所以でもある、神功皇后の伝承について話そうと思います!ここまで読んで頂きありがとうございました!
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