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リム、ときどきオピヒ。

先日ハワイアンのアンティ達と海藻採りに出かけました。ハワイ語で「リム」。たくさん種類があります。

アンティ達と時間を過ごすといろんなことを教えてもらえます。一人のアンティが子供の頃から採っていたというビーチです。このアンティは今は足が悪くて一緒に行けないので、私達に場所を教えてくれます。

「いい? 波を数えて波がおさまったらサッと渡ってあそこに行くのよ。」

探しているリムは海苔のようなものだという情報だけで、どんなリムかわからない私達でしたが、とりあえず見つけたリムを少しとって待っているアンティに確認しに戻る、を何回か繰り返しました。残念ながら時期が遅かったようで、探していたリムは見つかりませんでしたが、別の種類のリムを採りました。

それからオピヒが沢山ありました。以前の記事で書いたことがありますが、カサガイの仲間だそうで、ハワイの人たちは大好きです。
オピヒは波が打ちつけられる岩にくっついているので気をつけないと海にのまれて命を落とす事故もあると聞きます。
一緒にリムを探していたアンティにオピヒの採り方を教わります。

「オピヒはちょっと触わる とキュッとなって吸着力が強くなるから、少しの隙間を探して一気に。」
「それはちょっとまだ小さいから採らない方がいいね。」
「そこは崖になってるからもし採る時にオピヒが落ちたら無理して採ろうとしないこと。あなたが落ちちゃうから。」

なるほど、と何気なく立っていたら、「ミナ、海に背を向けちゃダメ。」そうだった、いつも波に気をつけていなくちゃいけなかった。

アンティが採ったオピヒの身をナイフでくるっと取ってくれて「たべてみる?」 かっこいい、、、。
きっとハワイの子供達はこうやっておじいちゃんおばあちゃん、家族から自然とのつきあいかたを学んでいくんだな。

 初めて食べたオピヒはコリコリした部分とクリーミーな部分があって、程よい塩味で美味しかった!貴重な体験をしました。
またアンティ達と遊びたいです。




【text&photo by Mina from Hawaii Big Island 】

成田水奈 愛知県出身。27歳の時に米国アイオワ州に留学。小学校教員免許を取得後公立小学校で教える。結婚を機に全く興味のなかったハワイ島コナに移住。しかしコナでフラダンスと出会いフラを通してハワイの歴史や文化、自然との関わり方や生き方を学びながら、日系人協会に所属し日系人移民の歴史、功績も学ぶ。離婚後もハワイ島が気に入り引き続き公立中学校で日本語とEL (English Learners)クラスを教える。通訳をきっかけにタマラエネルギーと出会う。自分らしく生きるサポートエネルギーを広めるためアクティベーターとなる。

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