見出し画像

家族が一番って本当に?って思っていた事

おはようございます。現在は結婚して子供を持ち、子育ての真っ最中の私。
子供の日々の成長を見守れるのが本当に楽しく、毎日抱っこして〜と来てくるのも愛おしく、でもどんどん大人に近づく我が子。会話も普通に楽しめるようになってきました。

今まで、子供が生まれるまでは、家族が一番大切というコメントをどこか冷ややかに、本当かな・・・?と思っていました。

しかし、最近、ふと気がつきました。

もちろん家族は大切な存在でありますが、私の生まれ育った家は最も信頼できる存在になってくれるはずの両親が一番信用できず、家が落ち着ける場所ではなかったので、「家族が一番大事。」「家にいると落ち着く。」という一般的なコメントに違和感を感じていたのだなと。

私の家はいわゆるお父さんは熱血サラリーマンでお母さんは主婦、郊外に戸建てを建てて子供は2人というまさにモデルケース的な家でした。

母は誰も知合いがいなかったし、本当は働きたいのに。と口癖のように唱えていて、育児は父から押し付けられた気持ちが強い状態でした。子供心に母は育児を楽しめてはいないと感じていました。
そして、母はそのまま育児ノイローゼになり、毎晩暴れるようになりました。母は毎晩包丁を持ち出して自分を殺せと脅すし、母に殺されるんじゃないか?どうしたら怒られないのか?と考えるようになりました。

当時は夜になるとどうしてこんな環境に生まれてしまったのか?と泣いて過ごす日もありました。父にも訴えますがほとんど家にいないので我関せずで何もしてもらえませんでした。家はある意味私には常に緊張していないとならない恐怖の館であり、外にいるほうが安心できる環境でホームシックという言葉は私には当てはまりませんでした。

それが、ここ最近は不思議と出張に出ると家に帰って子どもたちの顔が見たくて仕方がない状況に。初めて家族が一番という気持ちを知りました。

この平和な初めて感じる気持ちに感謝しながら、子供が育つ過程を楽しみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?