ムスコの就学⑨発達っ子が背負ってくれそうなランドセルの話と、この学校に決めてよかったと思った話。


小学校を決めてから、体調がすこぶる良いです。
やっぱり悩んでいたんだなーと実感。ふだん、結構直感で即断即決なので、探すことはあっても迷うってことがあまりないんですよね。でも、子供のことは迷うことが多いです。

先日、モンベルのランドセルが話題になっていたので、今日は書きそびれていた我が家のランドセルの話をしたいと思います。

普通のランドセルはとにかく重い

ムスメの時にも思いましたが、ランドセルはめちゃくちゃ重いです。
背負うと、うまくバランスが取れるようになってて軽く感じるんですが、持ち上げたり背中に回したりする過程が重い!
ムスメは体が小さかったので本革ではなくクラリーノという合皮の軽い素材にしたんですが、それでもこんなに重いんだもんなあ。
とてもじゃないけどムスコが背負ってくれそうにない。

背負うことじたいに対してはそんなに抵抗のないムスコです。
とにかく軽いものはないかなぁーと思っていた去年、SNSでコチラを見かけまして、一目惚れ。


NuLAND(ニューランド)という、再生リサイクル布で作られた布製ランドセルです。
見た目、ほぼランドセル。
リュック感が少なく、だけど機能は確実にリュックなところがすばらしい。
ムスメは管理が雑なのでその辺にランドセルを置くものだから、教科書がザザーっと流れ出たランドセルが部屋に転がってたりするんですけど(恥)、教科書を留めるためのバンドがあったりして荷物がとっ散らかる心配もない。
えっ、これで良くない??
そう思い、去年からブックマークしていたところ、今年に入って全国で展示会が行われることがわかり。
家の近くで開催予定の日を何ヶ月も前から予定に入れ、足を運んできました。

見本を背負わせたところ、すんなり背負う。
はい、即決ー!

実物を見るとベルトはやっぱりリュック感が強かったですが、背中から見るとランドセルらしさもあり、特に黒と赤がランドセルぽさが強かったため、親の独断で黒にしました。
キャメルもかわいかったけど、汚しそうだしね……
「どうしても我が子のちゃんとしたランドセル姿が見たい!」というわけでもなかったので、その場で注文して帰ってきました。
横に普通のランドセル売り場もあり、ムスコの大好きな電車がフィーチャーされたデザインもありましたが、ムスコは見向きもせず。
発達っ子にとっては、多少耐久性が劣ろうと、持ってくれるものが一番よ……

ランリュックのメリット・デメリット(予想)

我が家は即決でしたが、迷ってる人にの参考までに、わたしの思うメリット・デメリットを。

〈メリット〉
・とにかく軽い。
・荷物が多い時はマチを広げられる、入り口が大きく開くなど、リュックならではの便利機能がある。
・子供が取り回しやすいと思われる。
・値段がランドセルに比べてお手頃。

〈デメリット〉
・耐久性に不安がある。6年間もつか?
・耐水性がランドセルに劣るかも。ランリュックの子が、雨の日に教科書が濡れたという話も……
・ちょっと見た目がランドセルと違うので、気にするお子さんは気にするかも?
・修理保証が1年間。

このくらいでしょうか。あとは色のバリエーションは少ないし、ランドセルに見えない色もあります。今のランドセルのバリエーションすごいですからね。
うちのムスコは色に対するこだわりはそんなにないので、勝手に決めました。
今年、グッドデザイン賞も受賞していますし、スタイリッシュさはランリュック界では頭ひとつ抜けているのではないかな??

小学校の手続きあれこれ

特認校に就学を決めたので、「特認校就学申請書」なるものを市役所に提出して、学校長と面談という手続きがありました。
市役所に提出しにいって数時間後にアポ取りでお電話すると、校長先生が直接電話口に。
「遥ムスコくんですね!」と名字しか名乗ってないのにフルネームで応答していただく。
「先日説明会にお越しいただきありがとうございました。お母さんには就学相談にも来ていただいて。市役所からも申請書を提出していただいたと連絡受けております」
ほ、報連相が完璧!
全部把握してくれている!
社会人として好感度がググッと上がりますね、こういう対応。

そうしてアポをとって面談に赴くと、やはりとっても話の早い校長先生で。
お手元に就学相談のときのヒアリングシートも準備していただきながらのお話に、また好印象。
「特認校希望を出していただいたお子さんをこちらからはお断りすることは基本ありません。この面談をもって、就学に向けて準備していきましょう」とのことで安心しました。

支援の体制も、お聞きしたとおり、担任、支援担任、補助員さんに加え、低学年サポーターという役割の方がいるそうで、学校に慣れてない低学年に手厚く人を配置しているとのこと。
来年度の就学予定人数をお聞きすると40人ちょっととのことで、2クラス編成は決定しているので、希望通りの人数規模になりそう。

先生方の対応に感動

聞いたところ来年度の特認校制度での新入生はうちの子だけらしく(他にも予定者はいるが、他学年)、名乗ったらすぐ話が通じた理由がわかりました。
そういえば説明会に来た時も、教頭先生がムスコの顔を見ただけで「遥ムスコくんかな?」と声をかけてくださってびっくりしたんだった。
小さい子は1人しか来ないとわかっているにしても、なかなかその対応はできないと思うので、すごく好印象だったんですよね。接客業なのでそういうところすごく敏感なわたし。

校長先生からほかにご質問は?と聞かれて、
「気象警報のときなど緊急でお迎えになるときに時間がかかることを心配している」と言うと、
「そこはお母さん、密に連絡を取り合っていきましょう!お迎えにいらっしゃるまで、我々はきちんとお預かりしますので!」とお答え。

わたしはすごく嬉しかったんです。
これまでいろいろな学校に就学相談に行って、「こういうことまではちょっとできません」とか、「他の選択肢もご検討ください」みたいな、ここに入りたいならこのことは了承くださいね?というような、まるでこちらからお願いして入れてもらわないといけないような対応ばかりだったから。
こんな、お預かりします!我が校へどうぞ!といった対応は、一度も受けたことがなかったんです。

こちらにも、手間を取らせる子……というような気持ちがやはりあったので、そこまで疑問には思わなかったんですが、もちろん嬉しい気持ちになったことはありませんでした。

だけどこの学校は就学相談のときから前向きな応対を受けて、教頭先生にも校長先生にも「待っていたよ、待っているよ」というような対応を受けて、本当に嬉しくて。
これだけでもうこの学校に決めてよかったと思いました。

規模が小さくて職員に余裕があるとか、市から予算がついているので特認校で生徒を入れないといけないとか、裏の事情はあるのかもしれませんけど(笑)それを感じさせることもなく歓待ともいえる対応はなかなかできることではないです。
通わせるのが、楽しみになりました。

校長先生のお墨付きもいただいたので、教育委員会への支援級所属届も提出して、ひとまず手続きは完了!
あとは就学前健診に行って、入学説明会に行くくらいかな。

まだまだいろいろあるかもしれないけど、前向きな気持ちで準備できそうな、そんな一連の出来事でした。

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